【チェコからお届け】愛を温めるホットワインレシピ
こちらチェコは、朝晩寒さが増してきました。そんな夜は、主人が作ってくれるホットワインで、のんびりとした時間を過ごすのがふたりの定番。
秋の夜長、みなさんはどのようにして過ごしていらっしゃるでしょう?
こちらチェコでは、朝晩の寒さが増してきました。そんな夜には、お気に入りのホットワインを飲むのが楽しみ。今回は、チェコのホットワインレシピをお届けします。
■秋の夜長は、夫婦で台所に
アラフォーの私たち夫婦には、下は4歳から上は15歳までの3人の子どもがいます。年齢の幅もありますし、それぞれが多様な活動をしていて、家族全員で過ごす時間を作るのは大変です。
とくに私たち夫婦は、ゆっくりとしたふたりの時間を作ることも、今は難しいな、と感じます。
それでも寒さが深まってくると、普段料理はしない主人が「ホットワインでも作ろうか」と声をかけてくれます。そこから、ふたりの時間はスタート。秋の夜長、夫婦で台所に立ちます。
■ホットワインの作り方
【スパイス】上から時計回りに、シナモンスティック、八角、クローブ
材料
・赤ワイン:750ml
・レモンスライス:2~3枚
・シナモンスティック:2~3本
・クローブ:5~6粒
・八角:1~2個
・はちみつ:適量
作り方
1.はちみつ以外の材料を鍋に入れ、火にかけます。沸騰直前で火を止めます。
2.完成後に、はちみつを好みの分量で入れています。
その日の気分やある材料で、はちみつを三温糖に変える場合もあります。その場合は、砂糖も入れて火にかけています。さらに、オレンジスライスを入れる日もあったり。
大体は、開けたワインを飲みきれなかった場合に作ることが多く、水で割って作ることもあります。沸騰させるとアルコール分が飛ぶので、アルコールが苦手な方は少し長めに火にかけると良いですね。
というわけで完成。
できあがったら、スパイスは取り除いたほうがおすすめ。冷めたら温め直したり、手軽に電子レンジに入れたりしてもOK。
スパイスが揃えば、あとは鍋にかけるだけ。ふたりで台所に立つといっても、私が材料を準備し、主人が味見をする(笑)といった、簡単な作業のみ。
だけど、忙しい私たちにはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。
ひと口飲めば、スパイスの香りに包まれて、ストレスから解放されたような心地になります。
■家族みんなで楽しめる
チェコのホットワインは、「Svařák(スヴァジャーク)」と呼ばれています。
寒い国ならではのレシピで、これからの季節あちこちの屋台でも見かけるようになります。クリスマスマーケットやクリスマス前後のイベントで楽しむことができます。スパイスが効いていて、すぐに体がポカポカしてきますよ。
基本的には、残り物のワインや安価なワインでも美味しく作れるので、手軽に試すことができます。白ワインでも作れますよ。
とても香りが良いので、私にとっては本当にリラックスタイムの必需品。子どもたちも、台所に広がるスパイスの香りに舌鼓。そういうときは、ワインではなく、同じスパイスとお茶や紅茶とオレンジジュースで割ったものなどで作ってあげます。
家族みんなで、優しい香りと温かい空間と、幸せだなーと実感できる時間です。ぜひ、試してみてくださいね。