不倫関係であっても男女の仲。もう終わりにしたいと思っても、相手が引き留めたり逆上したり、なかなか綺麗に終わらせることはできないものです。上手な別れ方は、ズバリ「あえて別れ話はしないこと」。けじめをつけない終わりに見えますが、その後の気まずさを少なくするにも有効な別れ方、終わらせ方なのです。
不倫相手との別れ話は気が重たいですが、上手に終わらせるなら「あえてしない」という方法もあります。なぜ別れ話はしない方が良いのか、ご紹介しています。
彼女自身、不倫を終わらせるタイミングはいつも考えていたと言います。
そんなことを考えては、インターネットで体験談を検索したり占いでアドバイスをもらったり。でも最後は、「やっぱり好きだから離れたくない」という恋心に負けてしまっていました。
「自分さえ悩まずに済んだら、続くんですよね」ぽつりと彼女が漏らしたとき、「悩むのが普通だと思うし、時間がもったいないよ」と私は答えました。
不倫は、人に言えない時間を相手に渡すことです。貴重な人生の時間、恋愛に費やすなら前向きな関係でありたい。1年以上も不倫を続けてきた彼女は、自分の人生を不倫相手に委ねる恐ろしさに気づきました。
いつも一緒に過ごしてきた友人も、結婚して環境が変わっていく。普通に公にできる恋愛なら、そんな幸せを好きな人と育てていける。不倫相手と過ごしていたって、これからも何も変わらないし、自分は何も得られない。結局、彼女は不倫相手の上司に「好きな男性ができたので」と言って関係を終わらせました。これが一番相手も納得する理由だし、止めることも難しいと思ったからです。
もちろん、好きな人などできていません。でも、「嘘をつくなら自分からは戻れない」。そんな覚悟を彼女は持っていました。誰なのか、社内の人間なのかしつこく訊かれましたが、それには答えずに関係は終わり、今も彼女は上司の下で働いています。
英会話の教室に通い始め、もうひとつの夢である翻訳者への道を一歩ずつ進んでいます。
不倫のやめどきを自分で決める女性は大勢いますが、聞いているとリアリティのない宣言をしている人も少なくありません。良い人が現れなかったから、終わりって言われなかったから、次は35歳でやめるから。
不倫を続ける理由はいくらでもあります。踏ん切りがつけられないのは、やめどきとなるきっかけがないからですが、それは待っているだけではなかなか訪れません。
上記の女性は、友人の結婚という転機を目にすることで心に変化が起こりましたが、本気でやめたいと願うなら意識が自らきっかけをつかもうとします。自分の中にある恐れや自信のなさが、前向きな変化を願うからこそ、別れという痛みを乗り越えようとするのですね。
恋心に負けないような転機は、いつだって自分の中にあります。不倫のやめどきはいつでも自分で決められる。そう信じて、抜け出すことを諦めないでくださいね。
不倫関係であっても男女の仲。もう終わりにしたいと思っても、相手が引き留めたり逆上したり、なかなか綺麗に終わらせることはできないものです。上手な別れ方は、ズバリ「あえて別れ話はしないこと」。けじめをつけない終わりに見えますが、その後の気まずさを少なくするにも有効な別れ方、終わらせ方なのです。
不倫相手との別れ話は気が重たいですが、上手に終わらせるなら「あえてしない」という方法もあります。なぜ別れ話はしない方が良いのか、ご紹介しています。