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不倫経験者が直面する「自分をないがしろにする」という現実 3/3


■ 不倫の体験談2「法的に大きなリスクを伴う関係という恐怖」

「趣味のサークルで知り合った既婚の彼は、イケメンな上に優しいので女性に人気があり、サークル内には彼と寝た人が何人もいるという噂を聞いていました。ただの興味で近づいてみたら向こうがその気になり、気がつけばサークルが終わった後ホテルに行く関係に。私も不倫に慣れている相手なら面倒もないだろう、と割り切って付き合いを続けていました。

彼とそういう関係になったのを仲間に打ち明けたら大盛り上がり。いま考えると軽率な行動だったなと反省するのですが、どんなセックスで、奥さんとはどんなに仲が冷え切っているかなどおしゃべりしては楽しんでいました。

ある日、彼から『俺との関係を何で皆に話したんだ』と激怒する連絡が。聞けば、仲間のひとりがサークルでほかの人に話してしまい、私と不倫しているという噂が広がっていたようです。彼には何度も謝罪して、仲間にも口外しないようにお願いしました。結局それからしばらくはふたりきりでいるところを見られないように気をつけたりして、何とか周りに隠しました。

不倫って、堂々と振る舞えないんだ。バカみたいだけど今さら気がついたことで、仲間からは『奥さんにバレたら慰謝料もんだよ』『不倫してたって知ってる男からは相手されなくない?』などあれこれ言われる始末。いろいろと怖くなった私は、結局サークルを辞めました。彼とも仲間とも今では連絡を取ってないけど、どこまでバラされたか不安が消えません」(27歳/事務)


不倫がバレると、相手の奥さんには「夫婦関係を破たんさせる原因を作った」として慰謝料を請求できる権利が発生します。つまり、法的にも大きなリスクを伴うのが既婚者と肉体関係を持つということ。

周りに話せばそれだけ自分が追い詰められる危険が増えます。一度知れてしまえば、どこまで話が広がって、いつどこで責められることになるか、その恐怖をずっと抱えて生きていくことになります。

独身の男性との恋愛であれば、こんなリスクはありません。友人とも普通に話せるし、周囲に知られても問題ありません。そもそも、不倫は他人と共有することが難しい話題です。自分のモラルを疑われる瞬間は避けられず、共感もされないという窮屈さを、十分理解しておく必要があります。

■ 不倫は「自分をないがしろにする」恋愛

「そんなに愛しているならさ、どうしてさっさと離婚しないんだろうね?」

既婚の彼にいかに愛されているかを話されるたび、こんな言葉が浮かびます。不倫相手を好きになる恋愛が成就するのは、はっきり言って相手が離婚して独身になり、その後もお付き合いが続くという長くて険しい道しかありません。

そのリアルから目をそらし、その場しのぎの愛情を交わすだけの関係の先に、未来があるのでしょうか。相手に主導権を与えっぱなしの恋愛は、それだけ相手に自分の幸せを委ねることになります。

そう扱うことを相手に許すのは、何よりあなた自身が自分をないがしろにすることです。相手があなたを不幸にするのではなく、あなたが自分で不幸になる道を選択しているのが不倫の現実。恋愛はいつだって自己責任です。

誤った道なら引き返す勇気を持つことも、自分のため。いつだって、自分の幸せは自分で選べるんだということを、忘れないでくださいね。

不倫する男性の特徴はこちらで紹介

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不倫特集

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社内不倫やダブル不倫など、私たちの生活にとって身近なトピックとなってきた「不倫」。ここ最近の間に、略奪愛ともいえる禁断の恋愛に溺れていく人たちが多いのは一体なぜでしょうか。リアルな不倫の体験談やエピソードなどからその真実を追求していきます。

※ こちらは2017年9月8日に公開した記事内のリンク切れなどを修正した上で再掲載したものです。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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