不倫経験者が直面するのは「自分をないがしろにする」という現実

不倫経験者が直面するのは「自分をないがしろにする」という現実

不倫は決して楽なものではありません。堂々と人に話せないような恋愛は、どんなにあなたが彼のことを好きでも窮屈で我慢する場面が多くなるでしょう。実際に不倫をしている女性は、どんな現実を目の当たりにしたのか。それは、「自分をないがしろにする」選択をしているというものでした。


■ 不倫は相手に主導権を握られる恋愛

「好きになった人がたまたま既婚者だっただけ」

不倫をしている女性からは本当によくこの言葉を聞きます。

「純粋に愛し合ってるから」
「奥さんより私の方が好きって言ってくれるし」
「いつか離婚して私と一緒になってくれるって」


こんな言葉の数々は、公にはできない関係を結んでいる相手からの「誠意」だと感じるかもしれません。「私は彼に大切にされている」証拠だと思いたいのかもしれません。ですが、話してくれる彼女からは決して幸せな雰囲気は伝わってきません。私は愛されている、そうでなければ困る、という無言のプレッシャーのようなものを感じます。

愛されていなければ困る。これが、実際に不倫をしている人の実感です。結婚適齢期だというのに、周囲にはまだ独身の男性もいて、普通の恋愛もできるかもしれない。それなのに、わざわざ法に触れるリスクを冒してまで、不倫という関係を選んだ彼女たちは、既婚の彼からの愛情しか頼るすべがありません。それこそ、恋愛の主導権をずっと彼に握られたままで過ごすしかないのですね。

「お互いに割り切ってるし」
「体だけの関係だから」
「彼には家庭を大切にしてほしいし」


こんな言い方で、彼との関係が自分にとってあまり重要でないと思い込もうとする女性もたくさんいます。実際に、不倫相手というよりセフレのような感覚で過ごす人もいるでしょう。ここでも、「相手がたまたま既婚者だっただけ」という言い訳が出てきます。

それに加えて、自分はいつでも引き返せる、追いかけるようなことはしない、という戒めのようなものを彼女たちは抱えています。

どちらにせよ、自分が主体になって楽しめる恋愛からは遠いのが不倫です。自分がどんな気持ちで関係を続けていても、既婚の彼の事情であっけなく終わりを迎えてしまうリスクは常に付きまといます。どんなに愛していても、彼が離婚という選択をして独身にならない限りは、決して成就することのない恋愛なのですね。

こんな実感を抱える彼女たちが目の当たりにした現実には、何があったのでしょうか。

■ 不倫の体験談1「自分より大切にするものが相手にはある」

「会社の同期として一緒に仕事をしていた彼は、出会ったときには既に結婚していました。最初はこの人いいなぁというくらいの気持ちだったのが、同じプロジェクトに携わって何時間も一緒に過ごすうちにどんどん恋心が膨らんでしまいました。無事にプロジェクトが終了した打ち上げのときに酔ったはずみで告白。彼の方もずっと私のことが気になっていたようで、そのままホテルに行ってしまいました。

それからは会社の人間や彼の奥さんに隠れて会う日々。会社でいつも顔を合わせるので幸せだったけど、夜や休日はやっぱり家庭が優先になる彼とは、こちらが会いたいと思っても会えないときの方が多くてつらかった。いつも彼の都合で呼び出されてはホテルに行くような逢瀬の繰り返しでした。

『好きだよ』『お前としかしないよ』とか言ってくれるのは嬉しいけど、会社ではほかの同僚に奥さんとののろけ話をしているのも聞いてしまい、だんだん精神が不安定に。決して『お前の方が好き』とは言わない彼への不信感もあって、そのうち会うたびに喧嘩するようになりました。

最後に言われたのは『お前みたいな重い女、無理』という言葉。これで我に返り、彼にとっては結局遊びでしかなかったんだなと痛感しました。そのまま別れたけど、好きな気持ちは残っていたので会社で会うのがつらく、乗り越えるまでまだまだかかりそうです。彼の方は奥さんとの間に子どももできて今は幸せの絶頂。そんな姿を目にすると絶望で今でも目の前が真っ暗になります」(30歳/研究)

独身の彼との恋愛であっても、好きなときに会えない事情はあるでしょう。ですが、不倫の場合はまったく違います。彼の気持ちひとつでどうにかできることではなく、家庭という居場所に縛られることになります。

妻に不平を言われながら家を空ける煩わしさや罪悪感は、不倫をしたい既婚の彼にとって楽しみを邪魔するもの。だから、自分の都合の良いときでしか会わない。不倫相手の彼女を優先することはしない。そんな扱いを甘んじて受けることになるのが不倫です。

「自分が病気になったとき、彼は駆けつけてくれなかった」。彼女はそんなエピソードを話してくれました。寂しいと伝えても、「わかってくれよ」としか返ってこないつらさは、自分より大切にするものが相手にはあるという現実を突きつけられるものです。

一番にはなれない恋愛なんて、本当に続ける価値があるのでしょうか。最終的に振られる側となった彼女ですが、重たくて結構、それが普通の感覚なんだと繰り返し伝えました。

■ 不倫の体験談2「法的に大きなリスクを伴う関係という恐怖」

「趣味のサークルで知り合った既婚の彼は、イケメンな上に優しいので女性に人気があり、サークル内には彼と寝た人が何人もいるという噂を聞いていました。ただの興味で近づいてみたら向こうがその気になり、気がつけばサークルが終わった後ホテルに行く関係に。私も不倫に慣れている相手なら面倒もないだろう、と割り切って付き合いを続けていました。

彼とそういう関係になったのを仲間に打ち明けたら大盛り上がり。いま考えると軽率な行動だったなと反省するのですが、どんなセックスで、奥さんとはどんなに仲が冷え切っているかなどおしゃべりしては楽しんでいました。

ある日、彼から『俺との関係を何で皆に話したんだ』と激怒する連絡が。聞けば、仲間のひとりがサークルでほかの人に話してしまい、私と不倫しているという噂が広がっていたようです。彼には何度も謝罪して、仲間にも口外しないようにお願いしました。結局それからしばらくはふたりきりでいるところを見られないように気をつけたりして、何とか周りに隠しました。

不倫って、堂々と振る舞えないんだ。バカみたいだけど今さら気がついたことで、仲間からは『奥さんにバレたら慰謝料もんだよ』『不倫してたって知ってる男からは相手されなくない?』などあれこれ言われる始末。いろいろと怖くなった私は、結局サークルを辞めました。彼とも仲間とも今では連絡を取ってないけど、どこまでバラされたか不安が消えません」(27歳/事務)

不倫がバレると、相手の奥さんには「夫婦関係を破たんさせる原因を作った」として慰謝料を請求できる権利が発生します。つまり、法的にも大きなリスクを伴うのが既婚者と肉体関係を持つということ。

周りに話せばそれだけ自分が追い詰められる危険が増えます。一度知れてしまえば、どこまで話が広がって、いつどこで責められることになるか、その恐怖をずっと抱えて生きていくことになります。

独身の男性との恋愛であれば、こんなリスクはありません。友人とも普通に話せるし、周囲に知られても問題ありません。そもそも、不倫は他人と共有することが難しい話題です。自分のモラルを疑われる瞬間は避けられず、共感もされないという窮屈さを、十分理解しておく必要があります。

■ 不倫は「自分をないがしろにする」恋愛

「そんなに愛しているならさ、どうしてさっさと離婚しないんだろうね?」

既婚の彼にいかに愛されているかを話されるたび、こんな言葉が浮かびます。不倫相手を好きになる恋愛が成就するのは、はっきり言って相手が離婚して独身になり、その後もお付き合いが続くという長くて険しい道しかありません。

そのリアルから目をそらし、その場しのぎの愛情を交わすだけの関係の先に、未来があるのでしょうか。相手に主導権を与えっぱなしの恋愛は、それだけ相手に自分の幸せを委ねることになります。

そう扱うことを相手に許すのは、何よりあなた自身が自分をないがしろにすることです。相手があなたを不幸にするのではなく、あなたが自分で不幸になる道を選択しているのが不倫の現実。恋愛はいつだって自己責任です。

誤った道なら引き返す勇気を持つことも、自分のため。いつだって、自分の幸せは自分で選べるんだということを、忘れないでくださいね。

不倫する男性の特徴はこちらで紹介

\『DRESS』不倫特集はこちら/

不倫特集

https://p-dress.jp/pages/affair

社内不倫やダブル不倫など、私たちの生活にとって身近なトピックとなってきた「不倫」。ここ最近の間に、略奪愛ともいえる禁断の恋愛に溺れていく人たちが多いのは一体なぜでしょうか。リアルな不倫の体験談やエピソードなどからその真実を追求していきます。

この記事のライター

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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