1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 性と愛
  3. 不倫経験者が直面する「自分をないがしろにする」という現実

不倫経験者が直面する「自分をないがしろにする」という現実

不倫は決して楽なものではありません。堂々と人に話せないような恋愛は、どんなにあなたが彼のことを好きでも窮屈で、我慢を強いられる場面が多くなるでしょう。実際に不倫をしている女性はどんな現実を目の当たりにしたのか。それは「自分をないがしろにする」選択をしているというものでした。

不倫経験者が直面する「自分をないがしろにする」という現実

■ 不倫は相手に主導権を握られる恋愛

「好きになった人がたまたま既婚者だっただけ」

不倫をしている女性からは本当によくこの言葉を聞きます。

「純粋に愛し合ってるから」
「奥さんより私の方が好きって言ってくれるし」
「いつか離婚して私と一緒になってくれるって」


こんな言葉の数々は、公にはできない関係を結んでいる相手からの「誠意」だと感じるかもしれません。「私は彼に大切にされている」証拠だと思いたいのかもしれません。ですが、話してくれる彼女からは決して幸せな雰囲気は伝わってきません。私は愛されている、そうでなければ困る、という無言のプレッシャーのようなものを感じます。

愛されていなければ困る。これが、実際に不倫をしている人の実感です。結婚適齢期だというのに、周囲にはまだ独身の男性もいて、普通の恋愛もできるかもしれない。それなのに、わざわざ法に触れるリスクを冒してまで、不倫という関係を選んだ彼女たちは、既婚の彼からの愛情しか頼るすべがありません。それこそ、恋愛の主導権をずっと彼に握られたままで過ごすしかないのですね。

「お互いに割り切ってるし」
「体だけの関係だから」
「彼には家庭を大切にしてほしいし」


こんな言い方で、彼との関係が自分にとってあまり重要でないと思い込もうとする女性もたくさんいます。実際に、不倫相手というよりセフレのような感覚で過ごす人もいるでしょう。ここでも、「相手がたまたま既婚者だっただけ」という言い訳が出てきます。

それに加えて、自分はいつでも引き返せる、追いかけるようなことはしない、という戒めのようなものを彼女たちは抱えています。

どちらにせよ、自分が主体になって楽しめる恋愛からは遠いのが不倫です。自分がどんな気持ちで関係を続けていても、既婚の彼の事情であっけなく終わりを迎えてしまうリスクは常に付きまといます。どんなに愛していても、彼が離婚という選択をして独身にならない限りは、決して成就することのない恋愛なのですね。

こんな実感を抱える彼女たちが目の当たりにした現実には、何があったのでしょうか。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article