お金の相談を受けたときには、必ず「ふるさと納税は利用していますか?」と聞くようにしています。「聞いたことはあるけど、利用したことはありません」という人も多く、そんな人には、「手続きは10分もあればできるから、利用してみて」とお伝えします。今回は、ふるさと納税の魅力について解説します。
今から知っておくべき、年末までにトクするお金
夏が終わって、来年の手帳が発売が始まったり、おせちの予約カタログが届いたり……少しずつ年末年始に向けての準備が始まりました。慌てない年末を過ごすために“お金”のことも整えていきませんか。
■まずはじめに、帰省・旅行の準備を始めよう!
年末は、まだ先だから……と安心しているあなた。
帰省準備が遅かったばかりに、新幹線の指定が取れずに結局グリーン車に乗った、満席の自由席で帰った、なんて経験はありませんか。
まず切符をいつ買うのか、スケジュールを手帳に書き込んでみましょう。予定を立てて行動すると、年末ギリギリに切符を買いに走る必要もありません。時間もお金もムダがなくなります。
年末年始の旅行も早めの計画が吉。
つい忙しくて予約を先延ばしにしてしまうこと、ありますよね。
サービス会社によって条件は異なりますが、60日前や30日前などに申し込むと使える早割り制度や、早めに申し込んだ年末年始の旅行には特典がついているものもあります。
先取りの計画でおトクに旅行を楽しみましょう。
■ふるさと納税はOK?
みなさん、今年のふるさと納税は寄附しましたか? なんだか複雑そう……と思っている人もここは要チェック。
ふるさと納税には、複雑さに勝る3つのメリットがあります。
・税金の控除
・寄附した地域の特産品がもらえる
・寄附で地域を応援できる
というメリットです。
寄附をした金額は、その年の所得税、そして翌年度の住民税から控除されます。寄附した金額のうち2000円を超える部分が控除の対象になるため、実質2000円の自己負担で返礼品を受け取ることができます。
季節の味覚を堪能できる地域に寄附してみたり、年末のクリスマスパーティーに向けて、地酒がある地域に寄附してみたりと、あなたの生活をワンランク上げる楽しみ方もありますよ。
ただし、年末にふるさと納税を利用するときは注意点があります。
ふるさと納税は、まず寄附をして、その後に税金が戻ってきます。そのため、一括で寄附をすると手持ちのお金が一時的に減ることになります。
また、平成29年度分の対象になるのは、その年の1月から12月に寄附した分です。自治体によっては、12月上旬で締め切りがあったり、クレジットカードの決済は早めに締め切ったりすることもあります。慌てないためにも、早めに利用してくださいね。
■年末に向けて断捨離でトクする
年末は、やるべきことやイベントが多く、慌ただしくなることが多いかと思います。そのため、今年の大掃除は、コツコツと10月から始めましょう。早めの大掃除は、トクすることがふたつあります。
まずひとつ目のおトクは、「不用品を捨てるだけではなく、それらを売ってお金に変える時間ができる」ことです。
10月の大掃除で出てきた不用品を11月にお金に変えるチャレンジをしてみましょう。
年末にまとめて掃除をすると、時間の余裕もないため不用品は捨てて終わりですが、10月から始めると不用品をお金に変える時間ができます。この機会にフリマアプリ等を利用してみて。
ずっと着ていなかったコートや、使っていないバッグは思い切って手放す。その洋服やバッグは、誰かの年末イベントに活用してもらえるかもしれません。
不用品を売ったお金で必要な冬服を買い足したり、年末のイベント代に充てたりすることもできます。
ふたつ目は、冬服の買い物やバーゲンに備えられるということ。自分の持っているモノを把握してムダな買い物を防ぐこともできます。
10月や11月から取り組めば、トクする大掃除ができますよ。
■心の準備はOKですか?
今年もまだ残りの期間は、3カ月以上あります。
12月は忘年会・新年会ラッシュや、クリスマス、お年玉、初売りなど出費が多いイベントも盛りだくさんです。3カ月前だからこそ、余裕を持って取り組めるはず。
「やってみようかな」と思い立ったら今すぐ、手帳に書き込んでみて。余裕のある年末年始を目指しましょう。
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