会社を辞めたからこそ見えた景色――「やりたいこと」をするには今自分にあるもので戦うしかない

会社を辞めたからこそ見えた景色――「やりたいこと」をするには今自分にあるもので戦うしかない

新しいキャリアに向けて何をしたらいいかわからない……。そんな悩みを持つ女性は少なくないはず。24歳で女性向けメディア『4MEEE』の立ち上げに参画、フリーランスの経験を経て、現在は同社COOの坂梨亜里咲さん。先のことがわからない時でも「行動力」で道を切り開いてきた彼女に、自分のやりたいことを実現する秘訣を伺いました。


――『4MEEE』といえば知らない女性はいないほどの人気メディアですよね。どういった経緯で立ち上げに関わったのですか?

もともとファッション系のECコンサルティング会社に勤めていたのですが、そのときオリジナルサイトを立ち上げることになったんです。ターゲットは50代の男女、富裕層という設定。

私は年齢的にターゲットとはかけ離れていたので、アイテムへの興味もなかなか持てず苦戦しました。プロモーション施策を考えるときには、自分の両親やターゲットに近しい人にヒアリングをするなどして必死で情報を集めていましたね。

それから転職を考え始めていたとき、大学時代の知人と話す機会があって。自分がターゲットユーザーになる集客サービスを作りたいという思いから、『4MEEE』の立ち上げに参画することを決めました。

■”自分らしいキャリア”を探し、 会社を辞めてフリーランスの道へ

――『4MEEE』を立ち上げから8カ月でバイアウトされたと聞きました。すごいスピード感ですね。

立ち上げからバイアウトまでの期間は本当に怒涛のような日々でした。

企画・ディレクション・クリエイティブチェックなど、『4MEEE』に関することは何でもやっていて、自分のアイデアを最短で形にしていくことへの充実感も感じていました。

――バイアウトした後、会社の雰囲気や坂梨さんの働き方に変化はありましたか?

会社やサービス自体は立ち上げフェーズから安定期に入り、『4MEEE』ブランドもしっかりと確立されていきました。会社にとっては良いことだったと思います。

私自身はというと、好奇心は引き続き旺盛なのに、これまでのような刺激を感じられなくなっていました。

会社の中でのキャリアについても、編集ディレクターの域を出られず、役職的にも自分の上は社長しかいません。当時は社内の人事制度なども構築しているところで、自分自身でも社内に対して何を武器にどう交渉して良いのかわからず、結果会社を辞めてフリーランスとして働くことを決意しました。

――フリーランスとしてもご活躍されていたようですが、実際はいかがでしたか?

メディアコンサルタントとして活動していましたが、時間の使い方や経済力の高さなどフリーランスとして活動するメリットは本当にたくさんありました。

わずか数年前ですが当時は集客メディア全盛期、引き合いもたくさんいただけて、とても順調でした。

■キャリアビジョンが見えてきたフリーランス時代

――フリーランスの期間は半年で終えたんですよね?

フリーランスのときには、メディアコンサルとして多くのアイデアを出していましたが、最後の意思決定に関わることはありませんでした。なので、現場メンバーと一緒に走ることもできずにいました。

『4MEEE』で培ったノウハウを提供することはできたのですが、それがすべて。想像していたような充実感は得られませんでした。

――なにもかも順調に見えて、実は満足度は高くなかったのでしょうか。

経済力、時間、やりがい、すべてにおいて「○(マル)」でしたが、「◎(二重マル)」がつく項目はありませんでした。やはり仲間と一緒にアイデアを形にすることをもう一度やりたいなと強く思いました。

――複数の会社からオファーがある中、退職から半年で古巣であるロケットベンチャーに復帰。決断の決め手は?

『4MEEE』というメディアや一緒に働く人たちに対する愛情や信頼でしょうか。

■自分がどんなふうに働きたいのか具体的に言葉にする

――辞めた会社に戻るにあたって、期待したことは何だったのでしょう?

『4MEEE』のファンを増やすための企画にチャレンジできることです。受け身の仕事ではなく自ら発信して形にする仕事がしたいと思っていました。それから、意思決定に関われるポジションですね。

実際、今は『4MEEE』のリアルイベントを開催したり雑誌を作ったり、さまざまな新しい施策を試している最中です。

――組織を離れてみて何か気づいたことはありますか?

自分のキャリアビジョンが見つけられたと思います。

これからもメディア領域で仕事をしていきたいし、メディアの中の人として意思決定に関わりたい。そしてチームで仕事をしたいという想いにも改めて気がつきました。

――組織を離れたからこそ、見つかったキャリアビジョンなんですね。そこに対する周囲からの反応はいかがでしたか?

今思えば、組織を離れてからも、ブレずにやりたいことを求め続けて行動したり発信したりしていたことで本気度が伝わって、ロケットベンチャーのメンバーに「もう一度一緒にやろう」と言ってもらえたのかなと思います。

それから一度組織を出たことでロケットベンチャーの経営陣からは、「ビジネスセンスが上がったね」と言ってもらうことができました。

「とにかく○○企画を実現したい!」という想いだけでなく、費用や時間の使い方など、効率的に最大の成果を上げるにはどうしたら良いのか、と考えてアウトプットするようになりました。

周囲からはいろいろとすごいスピード感だねと言われますが、自分ではやりたいことをするには今自分にあるもので戦うしかないと思って行動していただけでした。

会社に属していてもそうでなくても、ありのままの自分で戦い実績を出し続ける坂梨さん。

わからないことを判断するとき、わからない選択肢たちの中から何かを選ばなくてはならないとき、その判断基準は? と尋ねると「空気を読むだけです」と笑いながら答えてくれた。

しかし、自らの想いに素直に向き合い、働き方を変えていく坂梨さんの”行動力”があったからこそ、今もこうして輝き続けていることは間違いない。

取材協力:ロケットベンチャー株式会社

  https://rocketventure.co.jp

Text/Mediajo(取材:ZENKUMI/ライター:NAHOMI)

  http://mesher.jp

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ミーハーと私(ME)彼女(SHE・HER)を掛け合わせた造語で
ミーハーな女子ゴコロ=“女性の情報源”という意味を込めています

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