毎日髪を乾かしているけれど、正しい方法で乾かしていますか? ドライヤーの正しい使い方や選び方、最近の機能のことはもちろん、自然乾燥とドライヤーによる乾燥の違いやメリット、デメリット、タオルドライの方法など、美髪のプロである美容師が正しい髪の乾かし方を改めて詳しく解説します。
プロの美容師が推薦。選ぶならこのドライヤーがおすすめ
エイジングに伴うお肌や髪の悩みはドライヤーで解決できるかもしれません。パサつきやたるみ、根元のボリュームダウンetc.。最近のドライヤーは美容機器としての機能に優れているんです。2種類の高機能ドライヤーを比較しつつ、おすすめの理由をご紹介します。
■ドライヤーの進化はめざましい!
パサつきにうねり、白髪、ボリュームダウンなど、髪の悩みはさまざまあると思います。ここ最近のドライヤーの進化はめざましく、これらをカバーし、改善してくれるものが数多く登場しています。
家電量販店で手に入る一般的なものや、メーカー直販の高級ラインまで実に多様な機能を備えたドライヤーがあり、ドライヤーはもう、ただ髪を乾かすものだけではなくなってきているのです!
以前のコラム「美髪を作るドライヤーの使い方」に続き、今回はおすすめのドライヤーをご紹介します。
■おすすめドライヤー「レプロナイザー3Dplus」
LUMIELINA社の「レプロナイザー3Dplus」。
かつては「ヘアビューザー」という名称でラインナップがあったシリーズで、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
以前よりドライヤーなのに潤う、艶が増すなどの触れ込みで話題の商品でしたが、今回さらに新しいテクノロジーを備えてリニューアルしました。
おすすめポイント「バイオプログラミング」技術
メーカーが謳っている「バイオプログラミング」技術とは、"特定の振動と波長の組み合わせで物質がエネルギーと情報の場を持つようになる"とのことですが少々難しいですね。
美容師目線で解説してみます。
髪は内部のタンパク質が水分子を携えています。このタンパク質がダメージを受けたり、老化したりすることで細胞の働きが弱ると、水分子を離してしまい、髪のパサつきやのうねりの原因になります。
バイオプログラミング技術は、特殊なセラミックが内蔵されているため、遠赤外線を孕んだ光触媒物質を髪に当てることで、タンパク細胞そのものを活性化して離してしまった水分子を引き寄せ、みずみずしさが蘇るといったところでしょうか。
実際に髪に当ててみると
・髪にダメージを与えない
・使うほどに髪が潤う
・冷風で肌がリフトアップ
これらを実感することができました。
通常、ドライヤーの風は当て続けると髪がパサつく原因になりますが、このドライヤーは頭皮付近からは冷風を、髪には温風と冷風を交互にかけると、とても美しいツヤが出てきます。
肌のリフトアップ感も
前述の特殊セラミックスの働きで、細胞レベルまで活性化させることで、当然頭皮やお顔などのリフトアップにも効果が期待できます。
レプロナイザーの冷風を頭皮やフェイスラインにたっぷり当てるのがおすすめです。
頭皮のリフトアップ効果による根元のボリュームアップも
頭皮がリフトアップされることによって、タンパク質にハリが生まれ、根元の立ち上がりがしっかりする効果も期待できます。
エイジングによって気になるボリュームダウンにお悩みの方も、スタイリングがしやすくなってぴったりですね!
■おすすめドライヤー「SUPERSONIC」
革新的なテクノロジーでいつも消費者をびっくりさせてきたダイソン社からもヘアドライヤーが登場しています。
SUPERSONIC、こちらのドライヤーはご存知でしょうか?
何より新しいなと思うのはその形状! ドライヤー自体、60年代からほとんど形が変わってきていない中、サイズもフォルムもまったく新しいものが登場しました。
大きなモーターでヘッド部分にしか搭載できなかったものをハンドル部分に搭載することで、小型化するのに成功しています。
見た目だけではなく、もちろん機能面でも秀逸
掃除機で一躍有名になったダイソン、さすがのパワーです。
消費電力は1200Wで他の業務用ドライヤーや家庭用のしっかりしたドライヤーと変わらないのですが、何よりすごいのは毎分2.4㎥の「風の直進性」だと思います。
吹き出し口から風が広がらず、まっすぐ強く噴き出すので、髪に当たる風が強く、とても早く乾きます。ここまでの風圧は他のドライヤーにはなく今現在、一番早く乾かすならコレ! と言えます。
風量と温度はそれぞれ3段階ずつ調節でき、冷風にもワンタッチで切り替え可能なため、基本的なドライヤーとしての機能も十分に果たしてくれます。
長く使うにあたってデザインもシンプルかつスタイリッシュでおすすめです。
スタイリングのしやすさはダイソンに軍配か!?
このSUPERSONICにはブロードライ用の「スムージングノズル」と、ウェーブやカールデザイン用の「ディフューザー」が付属しています。これらの付属品が、風圧の強いドライヤーの特性を活かしてスタイリングを容易にしてくれます。
マグネット式でアタッチメントが簡単に脱着できるので、簡単で本格的なスタイリングが叶います。
■ドライヤーを目的別に選んで、毎日のヘアドライをスペシャルケアに!
ドライヤーそれぞれに特徴と強みがあります!
艶や手触りなど髪のコンディション、肌や髪の細胞活性化に一役買ってくれるのが、LUMIELINA社の「レプロナイザー3Dplus」。
スタイリッシュで軽く、とにかく早く乾いてスタイリングしやすく、バッチリ決まるのがダイソンの「SUPERSONIC」だと思います。
理想のドライヤー選びの参考にしていただけたら嬉しいです。
美容師。表参道NORAより20201月、NORA GINZAをOPEN 同代表。各種雑誌のヘアメイクやセミナー講師も行っている。