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映画『スパイダーマン ホームカミング』感想。普通の高校生が真のヒーローになる成長物語!

世界53ヵ国でNo.1オープニングの大ヒット、世界を熱狂させた映画『スパイダーマン ホームカミング』がついに日本に上陸! 『DRESS』シネマの時間、第13回は、映画『スパイダーマン ホームカミング』の魅力と感想をアートディレクターの諸戸佑美さんに語っていただきました。

映画『スパイダーマン ホームカミング』感想。普通の高校生が真のヒーローになる成長物語!

■映画『スパイダーマン ホームかミング』あらすじ――NYに住む普通の高校生が真のヒーローを目指す青春アクション超大作!

ベルリンでのアドベンチャーズの戦いに参戦し、キャプテン・アメリカからシールドを奪って大興奮しているスパイダーマンであるピーター・パーカー。

昼間は、15歳の普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのトニー・スターク(アイアンマン)からもらったスパイダーマンの特製スーツに身を包み、ニューヨークの街を救うべく近隣をパトロールの日々。

アイアンマンことトニー・スタークは、ピーターの能力を見出し、真のヒーローとしての“道”へと導く父親のような存在です。

劇中では詳細に語られませんが、ピーターは原作や旧映画シリーズと同様、特殊なクモに噛まれたことからスーパーパワーや吸着能力、超感覚を得ることとなったのです。

そんなピーターの目標は、世界平和のためアドベンチャーズの仲間入りをし、一人前のヒーローになり活躍すること!

ある日、スタークに恨みを抱く宿敵バルチャーが巨大な翼を装着しニューヨークを危機に陥れます。

アドベンチャーズに任せておけというスタークの忠告も聞かずに、ピーターはたったひとり、戦いに挑むのですが……その結末は!?

副題の「ホームカミング」は「帰郷」などを意味する言葉ですが、同時にアメリカの高校で卒業生を招いて開催されるパーティーイベントの名称。

等身大の15歳の少年が、一人前のヒーローを夢見て時に暴走しつつ失敗を繰り返しながらもがんばる姿に思わず応援したくなるでしょう。

愛すべきスパイダーマン! 迫力満点の青春アクションヒーロームービーとして気楽に楽しめます。

■世代を超えて大人気のスパイダーマン映画!

ところで皆さんは、スーパーヒーローと聞いてどんなキャラクターを想像しますか?

今回のスパイダーマンをはじめスーパーマン、バットマン、アイアンマンなどを代表とする人気のアメコミ・キャラクター、仮面ライダー、ウルトラマンを代表とする日本でもおなじみの特撮ヒーローなどそれぞれの世代の人たちが、それぞれのスーパーヒーローを想像すると思います。

私も弟がいるので仮面ライダー、ウルトラマンなどのスーパーヒーローを一緒に観て育ちました。

スパイダーマンについて説明すると、もともとスパイダーマンは、作家のスタン・リーとアーティストのスティーブ・ディッコにより発足したマーベル・コミックが出版するアメリカンコミック「スパイダーマン」に登場する、架空のスーパーヒーローなんですね。

Amazing Fantasy#15(1962年8月)で初登場しました。

「Spidey(スパイディ)」、「Friendly Neighborhood(親愛なる隣人)」、「Web head(ウェブヘッド)」、「Web slinger(ウェブスリンガー)」などのニックネームを持ち、キャッチフレーズは「Your Friendly Neighborhood Spider-Man(あなたの親愛なる隣人スパイダーマン)」。

幼い頃に両親を失った孤児のキャラクターで、思春期の悩みを抱える普通のティーンエイジャーが、正義のためスパイダーマンのコスチュームを着て犯罪と戦うところが、共感を呼び注目されました。

スパイダーマンを主人公とした実写映画化(タイトルにスパイダーマンを用いているもの)されたのは、2002年の映画『スパイダーマン』をはじまりに『スパイダーマンシリーズ』は3作、『アメイジング・スパイダーマンシリーズ』2作、そして遂に2017年に新作映画『スパイダーマンホームカミング』が現在公開中の世界中で人気のシリーズです!

今回、監督はジョン・ワッツ、主演は期待の若手俳優のトム・ホランドを迎え「マーベル・コミック」原作の『スパイダーマン』の実写映画化作品としては第6作目となり、再始動した新シリーズの第1作目となります。

ぜひ映画館でスカッと楽しめる青春アクションヒーロームービーの世界をご堪能ください!

■映画『スパイダーマン ホームカミング』作品紹介

2017年8月11日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー
公式ホームページ http://www.spiderman-movie.jp
©Marvel Studios 2017.©2017 CTMG.All Right Reserved

原題:Spaider-Man Homecoming
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
監督:ジョン・ワッツ
製作:ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、パトリシア・ウィッチャー、ジェイミー・レイチャム、アビ・アラド、マット・トルマック、スタン・リー
脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、ジョン・ワッツ、クリストファー・フオード、クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ
撮影:サルバトーレ・トチノ
編集:ダン・レーベンタール、デビー・パーマン
衣装:ルイーズ・フログリー
音楽:マイケル・ジアッキノ
視覚効果監修:ジャネク・サーズ
製作国:アメリカ
製作年:2017年
映倫区分:G
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
上映時間:133分

■映画『スパイダーマン ホームカミング』キャスト

トム・ホランド=ピーター・パーカー/スパイダーマン
マイケル・キートン=エイドリアン・トゥームス/バルチャー
ジョン・ファブロー=ハッピー・ホーガン
ゼンテイヤ=ミシェル
マリサ・トメイ=メイおばさん
ロバート・ダウニー・Jr=トニー・スターク/アイアンマン
ドナルド・グローバー=アーロン・デイビス
タイン・デイリー=アン・マリー・ホーグ
トニー・レボロリ=フラッシュ
ローラ・ハリアー=リズ
ジェイコブ・バタロン=ネッド
アンガーリー・ライス=ペティ

アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美

諸戸 佑美

本や広告のアートディレクション/デザイン/編集/取材執筆/イラストレーションなど多方面に活躍。

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