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マジシャンが教える「美しい姿勢の作り方」- たった1秒の矯正レッスン

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特別な理由もないのに、あの人だけ、なぜステキに見えるんだろう? 実は、その秘密は「姿勢」にあります。姿勢に気をつけるだけで、上品な雰囲気を醸し出せる……といっても本当の方法を知らないと逆効果です。そこで今回は、舞台に立つプロマジシャンに「美しい姿勢の作り方」を伝授していただきました。

マジシャンが教える「美しい姿勢の作り方」- たった1秒の矯正レッスン

■美しい姿勢をつくるメリットは?

マジシャンは人前に立つ仕事です。ですから役者のように、「まわりにどう映るか」を気にすることになります。服装、仕草、道具……なかでも重要なのが「姿勢」です。

僕も、ついつい猫背になりがちです。びしっとキメたい場面でも、なんだか貧弱な印象を与えてしまいます。

どんな髪型をしても、服装をキメても、気の効いた会話をしても、姿勢が悪ければ、すべて台なしになります。心の底で「なんかカッコ悪いな……」と思われてしまいます。

・特別な服を着ているわけでもないのにおしゃれに見える人
・普通に話しているだけなのに好感度が高い人
・スタイル抜群でもないのに歩き姿がサマになる人
・どこに行っても上品な印象のある人
・なんとなくモテそうな雰囲気のある人


こうした方を観察してみてください。例外なく、きれいな姿勢をしているはずです。だからこそ、まわりから「ステキだ」と思われるのです。

逆にいえば、姿勢さえよければ、少々のことは目をつぶってもらえます。なにをしても加点になります。どんどん、あなたの評価が高くなるのです。

いってしまえば、ステキな姿勢をつくるメリットは「超おトクだから!」です。

もちろん、これはマジシャンだけの話でありません。

あなたは、今日、何人と顔を合わせましたか? 駅や道ですれ違った人も数えると……想像がつきませんよね。ステキな姿勢を身につけると、その全員に、もっと好印象を与えられます。

ステキな姿勢をつくるにもいろいろな方法があります。身体の部分ごとに正していく方法、壁に背中をつける物理的なもの、操り人形のように頭を糸で引っぱられるのをイメージするといったものまであります。

僕もいろんな方法を試してきました。そして、いまからご紹介するのは、長年かけてたどりついた「究極にシンプル」な方法です。

使う道具はありません。「あ、姿勢に気をつけないと」と思えば、その場で1秒で終わります。ぜひ、この機会に、ステキな姿勢を身につけてください。

■たった1秒! 胸をグッと上にあげる!

美しい姿勢の作り方、それは「胸をグッと上にあげる」、これだけです。

この方法が一番です。むしろ他の場所を気にかけて、おもいおもいに修正しようとすると、間違った例のようにバランスが悪くなることもあるので気をつけてください。

胸といっても、肋骨の間、身体の奥にある一点をイメージしてください。心臓を中心に寄せたくらいの場所、というと想像しやすいでしょうか。

それをグッと上に持ち上げます。もっと詳しくいうと「斜め上前方」です。身体から遠ざかる方向に、斜め上です。

状況が許すなら、いますぐ挑戦してみましょう。

胸をグッと持ち上げると、それにつられて、身体全体が、立ち上がるように姿勢を正したのがわかりますか? 肩や腰、首や頭も、自然と「ステキな姿勢」をつくります。

コツは「思ったよりグッと引き上げること」です。

しっかり胸をふくらませます。猫背気味の方は、「え、こんな動かすことになるの?」と不安になるかもしれません。けれど、それが本来の「正しい姿勢」なのです。

あとは、それにつられて、ほかの部位が動こうとするのを邪魔しないこと。力むのでなく、力を抜いて、自然と動くままに姿勢をつくりましょう。

初めて挑戦すると、これでもかと胸を張って、とても不自然なポーズをしているような気がするかもしれません。「これでいいの? 恥ずかしい姿勢になってないかな……」なんて。

そんなときは鏡の前でやってみましょう。驚くはずです。案外と「普通の姿勢」をしている、あなたの姿があるはずですから。

「普通の姿勢」という言葉は物足りませんか? 

では、言い換えましょう。それは「正しい姿勢」であり「周りを見ると案外誰もできていない姿勢」であり「あなたをグッとよく見せる美しい姿勢」なのです。

■美しい姿勢を極めるための4つのチェックポイント

ここでは「ステキな姿勢」を極めたい方のために、頭のてっぺんから、部分ごとのチェックポイントをご紹介します。僕もここぞというときに、上の方法の後で気にするようにしています。

もちろん上の方法だけでもかまいません。むしろ胸をグッと上げると、自然とこれらのポイントをクリアしていることに気づくでしょう。

1.あごを後ろに引く(頭部そのものを後ろにスライドさせる)

よく「写真を撮るからあごを引いて!」といいますが同じことをします。

勘違いしている人がたまにいますが、あごだけを下げるのでありません。頭部そのものを、真後ろにスライドさせるのです。例えは悪いですが、ニワトリのように首を引きます。

イメージとしては「背骨の上にちゃんと頭蓋骨をのせる」という感覚です。人間の頭はボーリングの球くらいの重さがありますから、そのバランスをとってやることが大事です。

曲芸のように、一本の棒で、ボールを支えるのを想像してください。人間の身体は、それと同じことをしているわけです。姿勢が悪いと、どれほどの負荷がかかるかも想像つくかもしれません。

2.肩をぐるりと後ろに回す

コツとしては、そのまま真後ろに引くのでなく、一度ぐるりと回して後ろに持っていきます。身体の構造上、そうすることで「正しい位置」におくことができます。

ふたつを比べると、同じく後ろに引いたつもりでも違う場所になるのがわかるでしょう。荷物のように「よいしょ」と肩を後方に置き直すイメージです。

3.骨盤を立てる

座るときにもよくいわれますが、立ち姿のときにも気をつけましょう。股関節を前に突き出す形になります。グッと前に突き出してみましょう。

おしりの下側の筋肉が硬くなっているのに気づくかもしれません。運動不足でいると、ついつい、使わずにいる場所です。ここをストレッチすると腰痛の改善にもつながります。

4.ひざを伸ばす

ひざ裏の筋肉も固まりがちです。まわりの人間を見ると、案外、ひざをまっすぐに伸ばせている人は少ないものです。「くの字」に曲がっていたりします。

ここをグッと伸ばすことで身体のバランスがとれるようになります。自然と、かかとを床にくっつけているのにも気づくでしょう。足もとからも「美しい姿勢」をつくりましょう。

■最後に

胸をグッと上に上げるだけ。1秒で終わる方法といっても、その姿勢を長くキープするのは、ちょっとキツいかもしれません。僕も、つい猫背にもどってしまいます。

その理由は「姿勢を支える筋肉ができていないから」です。

まわりの姿勢がいい人たちは、ずっとガマンをしているわけではありません。その形で筋肉がついているから、力を抜いてもそのままの姿勢でいられるのです。

ですから、あなたがするべきは「姿勢を支える筋肉をつけること」です。

ジムに通ったり、腕立てをしたりする必要はありません。ただ「思いだしたときに胸をグッと上げる」ことです。それを続けると「美しい姿勢」の筋力ができあがります。

イメージしてください。まわりのステキな人たちを。同じように胸をグッと上げて……その姿勢があたりまえになったとき、あなたも、どんなふうに映ると思いますか?

その道のりも、まずは1秒からスタートです。

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浅田 悠介

マジシャン。日本催眠心理協会認定 心理療法士。いつも「ウインナー珈琲を飲みたいな」とか考えながらコミュニケーションについて書いてます。おかげさまで「最近なにしてるの?」「愛について考えてるよ」が鉄板の返しです。

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