「ハイスペックな男と結婚したい」と言える女になる
仕事ができて稼ぎのいい、いわゆる「ハイスペックな男」は当然、婚活市場において相変わらず人気である。とくに女が強くなったこの時代、キャリアを重ねるほど、「自分よりも能力のある男がいい」という人は多い。まあ、わからんでもないけれど――。
■「ハイスぺ婚をしたい」と言うには資格がいる?
そりゃ、誰だってできれば、金持ちの男と結婚したい。みんなそういう願望は少なからずあるはずだ。
しかし努力をせずに、そのような結婚を叶えたいという女性もいる。「ありのままの自分」でいるだけでハイスペ男と結婚できれば苦労しない。
自分がはたして本当にハイスぺ男に見合う女なのか、客観視することを忘れないでおきたい。もし見合わない女であれば「プッ」と鼻で笑われてしまうかもしれないのだ。
「ハイスペックな男と結婚したい」と言う資格があるのは、努力をしている女だ。「私だってしてるもん!」という、独りよがりな努力ではなく、他人から「あの子、努力してるよね」と言われるようになりたい。
次々とハイスペ男の心を射止めている、モデルや女子アナだって血の滲むような努力をしているはずだ。今回はそんな努力の視点を「仕事」「美容」「人間関係」の3つからご紹介する。
■「仕事」他力本願な姿勢は、捨てていこう
ハイスペ男たちは、学生時代から社会人になっても、血の滲むような努力をしてきた。今のスペックができあがったのも、昔の苦労があってこそ。そんな男性は、努力をしない女性が好きではない。
「同じくらい努力をしろ」とは言わないが、何もしない他力本願的な姿勢を毛嫌いする。
まずは仕事をがんばってみてはどうだろうか。たとえ簡単な作業であっても、仕事内容をバカにしないこと。一生懸命取り組むこと。目の前のタスクを、効率よく、成果を上げていくこと。そんな小さな努力を積み重ねよう。
新入社員の気持ちに帰って、マニュアルを見直してみるのもいい。意外と適当に仕事をしている自分に気づくかもしれない。
■「美容」身なりのケアは大切にしていますか?
男は綺麗な女性が好き。
これは昔から変わらない事実。ハイスペ男と結婚している女たちで、身なりをケアしていない女はいないと思う。当のハイスペ男子たちも身綺麗にしている。そもそも、身だしなみを整えるのはビジネスの基本なのだ。
ビジネスに厳格な彼らが、女性にも最低限のケアを求めるのはある意味、納得である。容姿がどうという問題ではなく、綺麗でいられる努力をする姿を見せていきたい。
もちろん、すっぴんで会社に行くのは論外である。体だけでなく、小物の手入れなど、ケアすべきところはたくさんある。「女のケアは先端から」と言われる。まずは、ネイルや毛先のケアから始めてみよう。
■「人間関係」類は友を呼ぶ――アンテナ感度を高くしよう
ハイスペ男たちはどこにいるのか。ずばり、美女の周りである。そして「類は友を呼ぶ」という言葉がある通り、美女の周りには美女が多い。
モデルはモデルの友達と一流アスリートたちとの合コン。女子アナたちも連れ立って外資系金融マンたちと飲み会。
たいていの美女はハイスペックな男たちと飲んでいる。出会いたければ、アンテナ感度を高くして、そのハイスペックなコミュニティに入ればいい。美女コミュニティに誘われるためには、似たようなスペック、そしてコミュニケーション能力が必要とされるだろう。これも、努力あるのみだ。
まずは、自分の周りの「一番の美女」とランチをすることから始めよう。「美しさ」は感染する。なにかしらのアンテナ感度を上げる方法を得られるはずだ。ただし「いい男紹介してー」しか言わないクレクレ女にはならないようご注意を。
■結婚前の「独身生活」どうやって生きる?
「ありのままの自分」を愛していくれる男などいない。今も昔も、愛されている女は、何かしらの努力をしている。「あの子は努力している」と周りに思わせる女性が、プロポーズされる権利があるのかもしれない。あなたはどう?
とまあ、独身の分際である私が、説教じみたことをつらつら書いてきたわけだが、ここまで読んで「たかが結婚になんでここまでがんばらなければいけないのよっ!」「バカバカしい!」なんて思う人もいるだろう。
誤解のないように言うが、私はハイスぺ婚が必ずしも幸せにつながると言いたいわけではない。自分の理想とする結婚の形があるならば、そこに向かって努力をしていく必要があるのだと思っている。
結婚は、婚姻届を提出することがゴールではなく、むしろそれはスタートだ。そこから長い旅路が始まる。そこに向かってある程度の準備を整えて、結婚前の努力を積み重ねる「独身生活」も悪くはないはずだ。