【簡単でおしゃれ】エルメスに学ぶスカーフのアレンジ術
クローゼットに眠っているスカーフはありませんか? 今回はエルメス主催のイベントで学んだ、簡単なスカーフのアレンジ術をご紹介します。お手持ちのスカーフで一緒にやってみませんか?
かつてあったバブル時代、スカーフが流行っていましたね。私自身もよく首元に巻いて楽しんでいました。
同世代の方なら、きっと同じようにスカーフを使ってアレンジを楽しんだり、街中でスカーフをしている女性をよく見かけたなと懐かしく感じるかと思います。
ここ数年、スカーフがまた注目されるようになったと感じます。バッグにラフに結ぶアレンジもよく見かけますが、スカーフを首元やベルト代わりに使うなど、身に着けるアレンジの特集も雑誌で見かけます。
スカーフを身に着けるとしたら、どれくらいアレンジできますか? 私はというと、よくスカーフを身に着けていた頃でさえ、いつも同じような巻き方しかしていなかったなと記憶しています。
以前、エルメス店舗内でスカーフアレンジのイベントが行われて、参加する機会がありました。そのときは、モデルさんたちが音楽に合わせて、次々といろいろなスカーフアレンジを華麗に披露してくれました。
たくさんのやり方があり、一度見ただけでは覚えきれなかったのですが、その中でとても簡単にできるものながら、これまで自分ではやったことなかった(!)アレンジをご紹介します。
■スカーフのアレンジをする前に、基本の折り方をマスターしよう
まず、スカーフアレンジのときによくある、基本の形をお伝えします。今回ご紹介するアレンジ2つとも、この基本形をもとに作っていきます。
使用したのはすべてエルメスのシルクスカーフで、サイズは定番の90cm四方です。では、さっそくやってみましょう!
まず、対角線の角2つをスカーフの中心で合わせる。
さらに上下を中央に向け2回折る。
最後にもう一度中央に合わせて折り、スカーフを帯状にする。
■スカーフの簡単アレンジ法2つ
基本の折り方でスカーフを帯状にしました。この形をもとに2つのアレンジ法をご紹介しますね。
とても簡単で1分もかかりません。マスターしておくと、シンプルなトップスを着て、「なんとなく胸元がさみしいかな?」とか「顔周りに華やかさがほしい」などと感じたときに、お手持ちのスカーフでさっとアレンジして首元に巻けば、印象がガラッと変わるはず。
帯状になったスカーフの長さの中央で片結びする。
さらに中央の両側に等間隔でそれぞれ片結びをする。
3つ結び目ができたら、スカーフを輪にして首にかけて、後ろで片結びして完成。
先ほどの基本の折り方でスカーフを帯状にする。
垂らした両側を交差させる。
交差したスカーフを2回ねじる。
ねじったら両端を持って、首の後ろで結んで完成。
■スカーフをヘアアクセにアレンジ
2つの簡単アレンジ、とても簡単なので、お手持ちのスカーフで試してみてくださいね。
ブルーのスカーフのアレンジを今回やっているうちに、私の持っているヘアバンドの形に似ているということに気づきました!
早速、別のスカーフで、ブルーのスカーフと同じようにアレンジしたものを頭に巻いてみました。
こんな感じで仕上がりました。スカーフのサイズは90cm四方のものがちょうど良いようです。
ブルーのスカーフのアレンジと同じですが、最初に頭の後ろにスカーフの輪の部分を当てて、両端を額あたりに持ってきて、2回ねじってから両端を元の頭の後ろに持っていき、結んでくださいね。
スカーフの色や柄で印象がずいぶん変わるだろうなと、試してみて思いました。カジュアルでもきれいめでも、コーディネートに合わせてスカーフの色・柄を選べば、仕上がりの印象も変わって楽しめると思います。
■バッグに着けたり、手首に巻いたり自由にアレンジ!
さて、昔はスカーフというと四角い形状のものがほとんどだったと思います。
ここ何年かは、細長いネクタイのようにも使えるような、タイ状のスカーフもよく見かけるようになりましたね。そちらの方が気軽に取り入れやすいと感じる方もいるかもしれませんね。
タイ状のスカーフは、バッグなどの持ち手に巻いたり、ラフに結んだりするアレンジによく使われていると思います。
実際にバッグに巻いて使っていた、私の手持ちのエルメスのタイ状のスカーフ「ツイリー」で、手首に巻いて結ぶという、簡単なアレンジをやってみました(エルメスの店舗でもらえるスカーフカタログで見かけたアレンジです)。
今回改めてスカーフを手に取り、いろいろアレンジをしたり、イメージを膨らませて頭の中でコーデ案を考えたり……とても楽しい時間でした。
スカーフは、人によっては非日常的なアイテムかもしれません。でも、休日やお出かけ時などに、いつもの服に1枚プラスするだけで、顔周りが華やかになったり、普段と印象が変わったりするのを実感できたら、自分の中での新たな発見になり、普段のおしゃれが楽しくなりそうですね。
それになんだか、ちょっと背筋が伸びるような軽い緊張感が、普段忘れがちな部分に良い刺激を与えてくれそうだな(笑)と思ったりもしました!
特別なおしゃれをする機会はそう多くないもの。スカーフを巻いてコーデもばっちり決めすぎにしてしまうのは、ちょっと違うかもしれませんね(笑)。
あくまでも「今の感じ」にさりげなくスカーフをプラスできたら素敵! 日常のおしゃれを無理なく、自分自身が楽しんでいることが一番大切なのではないでしょうか。
ときにはほんの少しの挑戦や変化を交えて、いくつになっても自分自身が錆びつかないように、自分なりの無理のないおしゃれを楽しみながら、年を重ねていきたいものです。