玄関の風水を意識して幸せになる
玄関は風水の恩恵を受けるために最も重要な場所です。私たちの生命活動の源である「気」は、玄関から家の中へ入り、家全体を巡り、蓄積されることで暮らす人に作用するからです。今回は、玄関の周囲を自力で簡単に改善できる効果的な風水についてお話しします。
■玄関の気の流れを整える
玄関は、人でいうなら鼻や口に相当する大事な場所なので、私たちが鼻づまりを不快に感じるように、玄関からの気の流れが常にスムーズに流れるように整えましょう。靴が玄関に散らかっているなど、家が呼吸困難になるようなものなので絶対に避けてください。
玄関から良質な気が十分な量入り、ゆっくりと気が流れる家では、家庭でも社会でも物事がうまく運び、願いは次々に現実化します。住環境の影響が人の人生を左右する、それを整えるのが風水なのです。
本格的に風水を実践する場合、そもそも家の立地条件を選ぶところから始めます。
・玄関が道路よりも高い位置にある
・玄関の前がひらけている
などなど、重要なポイントがいくつかあります。
これらはとても大事なことですが、今回は玄関の周囲を自力で簡単に改善できる効果的な風水のポイントを6つほどお話しします。なおここでいう玄関は、外の門ではなく、家やマンションに入る時に開け閉めする扉を指します。
■風水のポイント(1) 陽の気を入れるために外灯は常時つける
外灯があれば常時日中でもつけておきましょう。
外灯がない場合でも、電源の必要がないガーデンライトのようなものが、今では簡単に手に入りますのでそれらを利用するのもいいでしょう。そうすることで、気が玄関に入る前に「陽」の状態になり、家の中に入る気の質が高まります。明るい「陽」の気は、私たちの総合的な生命活動を前向きにして助けます。
一方、暗い「陰」の気は人生を停滞させる原因となります。
■風水のポイント(2) 風水の恩恵を受けるために玄関前にスペースを
玄関の前はひらけた場所に面しているのが望ましく、風水を重視する香港やシンガポールでは、企業が自社ビルを建てる時に玄関の前の土地も購入し、広場にすることがよくあります。
これは玄関前の明るくひらけたスペースでいったん「気」が止まり、「陽」の状態に変化させるためです。陽の気がゆるやかに家の中に流れ込むので、風水の恩恵を受けるという仕組みからきているものです。
このことを念頭におき、少なくとも玄関の前には何も置かず、スペースを作るよう心がけてください。
玄関の外に家具など、何か置く場合、玄関ドアにいたるまでの導線を塞いではいけません。スムーズな気の流れが妨げられると、努力が報われず、成功しにくくなるからです。
■風水のポイント(3) チャンスを得るために玄関正面の鏡は避ける
家の中の玄関ドアの横に鏡があると、気の入口である玄関の空間を視覚的に倍増します。
左右はどちらでもかまいません。しかし玄関のドアをあけて正面に鏡があると、家に入ってくる幸運を退けてしまいます。鏡は気を跳ね返すため、すべての気は玄関を入ったと同時に出て行ってしまいます。
つまり、ドアを開けて正面に鏡があることで、多くのチャンスを棒に振ってしまうということです。家庭の経済状態も悪くなるので、正面の鏡ははずしましょう。
■風水のポイント(4) 浮遊霊がつくのでぬいぐるみやこけしは禁止
ぬいぐるみやこけしを玄関近くに飾るのは絶対にやめましょう。目のある人形類は浮遊霊がつきやすく、そこで暮らす人に悪質ないたずらをしかけてきて危険だからです。
沖縄のシーサ、三越百貨店の入口にあるライオンの置物のような守護のシンボルは玄関の外に置き、外に向けて飾ると悪い気が玄関から入らなくなるのでそれらはおすすめです。
■風水のポイント(5) トイレが面しているときは観葉植物を置く
玄関を開けてトイレが面しているのはNGです。玄関から入る気がトイレのネガティブな気と混じり、家の中を流れるからです。もしそういう構造の場合は観葉植物をトイレと玄関の間において視覚的にカバーしてください。
■風水のポイント(6) 階段が見える場合は、のれんをかける
玄関から階段が見えるのもNGです。
玄関から入った気が階段方向に流れ、1階にうまく行き渡らなくなるからです。のれんを昇り口にかけるのが簡単にできる対策です。
最後にもう一度、暮らす人が幸運な状態を保てるように、玄関の内にも外にも十分に明るい照明をつけてください。玄関が明るければそれだけで幸運を引き寄せます。
■玄関の風水を意識して幸運を手に入れよう
玄関の風水が整うと、幸運力がどんどん強くなります。
今回ご紹介した方法は、手軽にできることばかり。上記の6つの法則を意識して気を良くして、玄関は風水の恩恵を受けましょう!