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生き方上手な人は「本音の私」と「普段の私」ふたりの自分とうまく付き合える

人生がうまくいくコミュニケーションの基本は、他人との付き合い方より、自分自身との付き合い方。皆さんは「本音の私」と「普段の私」、両方とうまく付き合えていますか?

生き方上手な人は「本音の私」と「普段の私」ふたりの自分とうまく付き合える

2人の自分??

1.生き方上手な人は「本音の私」と「普段の私」をうまく行き来する

普段私たちが思っていることは、その瞬間に本音で「思う」ことと、状況や損得などにもとづいて「考える」ことのふたつに分かれています。

この、本音で「思う」ことと、損得で「考える」ことの折り合いを上手につけられるようになると、自分へのモヤモヤしたストレスは消え、リラックスでき、毎日がとても楽になります。

本音で「思う」ことが、「本音の私」。状況や損得で「考える」のが、「普段の私」。

今回はこのふたりの自分と上手に付き合う方法をご紹介します。

このふたりの自分をうまく行き来できると生きやすくなります。いわば生き方上手な人になれるはず。

2.ふたりの自分の役割分担

「本音の私」と「普段の私」、それぞれに生きていくうえで役割分担があります。

「普段の私」は、日常生活を円滑に、他人との関わりをスムーズに進めていく役割。「本音の私」は、人生そのものを根本的に豊かで幸せな方向へと導く役割。

どちらの役割も大切ですが、どちらが優先されるべきかといったら、もちろん「本音の私」ですよね。「本音の私」が思うことを最優先にすることが、何よりも何よりも大事。

つまり、考えるよりも前に、思ったこと、感じたことのほうが大切だということです

3.「本音の私」を大事にする

「本音の私」を大事にする、そんなのあたりまえじゃないと思うかもしれませんが、実は、意外にもないがしろにしている場面が多いんです。

<いつも運がいい人のシンプルな習慣5つ>の記事でも紹介しましたが、上司やクライアントと一緒のランチのとき、あなたは本音で食べたいメニューを選んでいますか? それとも、まわりの人が何を選ぶかをなんとなく気にして、結局みんなと同じメニューを選んでいませんか?

いつも運がいい人のシンプルな習慣5つ

https://p-dress.jp/articles/3397

運がいい人に共通するシンプルな習慣を5つご紹介します。運がいい人は特別に変わった習慣を持っているわけではありません。今日から、今すぐにでも、私たちができること。そんな習慣ばかりです。

他にも、仕事中にお手洗いに行きたくなったとき、あと5分で休憩時間だからといって我慢したり、ちょっと体調が優れないけれど、このくらいで休んではいけないといって、無理して出勤したり。

この喩えを「それくらい普通じゃない?」と思ったとしたら、要注意。小さなことかもしれませんが、とても大事な場面で「普段の私」を優先させてしまっているのです。

私たちは日常生活を多くの人との関わりのなかで過ごしていますが、自分以外の人は、他人といえば他人です。

その他人との関わりの方ばかりを考えて、誰よりも大切な自分自身、「本音の私」との関わりをないがしろにしていることに気づいていないなら、それは人生の黄色信号です。

4.恋愛にたとえるとわかりやすい

では、「本音の私」を大事にするってどういうことなの? 

これは恋愛にたとえるとわかりやすいでしょう。自分の中の「本音の私」が彼女、「普段の私」を彼氏とします。

ふたりの関係は?

先ほどの、上司やクライアントとのランチの場面。
彼女(本音の私)はこう言います。
「わあ、このランチステーキ美味しそう! 食べたいなあ!」

すると、彼氏(普段の私)がこう言います。
「いや、上司もいるしクライアントもいるのに、そんな高いメニュー選ぶ? ほかのみんなはAランチって言ってるのに、自分だけランチステーキっておかしくない? 出てくるのにも時間がかかるかもしれないし、お前もAランチにしろよ」

続いてお手洗いの場面。
彼女(本音の私)はこう言います。
「お手洗い行きたいな。あ、でもあと5分で休憩か」

すると、彼氏(普段の私)はこう言います。
「あと5分で休憩なんだから、ちょっと我慢できない? どうしてもお腹が痛いとかじゃないんだろ? だったら5分くらい待てよ」

続いて、ちょっと体調が優れない場面。
彼女(本音の私)はこう言います。
「何だろ、体もだるくて重いし、ちょっと辛いな」

すると、彼氏(普段の私)はこう言います。
「今日は午後から大事な会議だろ? 午前中のうちに資料確認してまとめないとだめじゃん。ちょっと辛いのはわかるけど、わざわざ休むほどじゃないだろ? 明日は土曜日なんだし、今日くらいがんばれよ」

いかがでしょうか。こんな彼氏、どうですか?

でも、実際はこういうことなのです。本音の私が思っていることを、普段の私が考えて、打ち消してしまう。これが毎日、小さなことでも積み重なっていったら、誰だって大きなストレスになりますよね。

5.「普段の私」が最高の彼氏になればいい!

では、「普段の私」が最高の彼氏になったバージョンで同じ場面を見てみましょう。

(本音の私)
「わあ、このランチステーキ美味しそう! 食べたいなあ!」
(普段の私)
「おお! 美味しそうだね! いいじゃん、食べなよ! 君が遠慮せずに好きなものを選べば、みんなも安心して好きなものを選べるし、何より美味しいものを食べたら嬉しいしハッピーだもんね!」

(本音の私)
「お手洗い行きたいな。あ、でもあと5分で休憩か」
(普段の私)
「あ、じゃあ行ってきなよ。別に我慢することなんてないんだから。逆に我慢すると体にも悪いよ? お手洗いくらい、行きたくなったら行けばいいんだよ」

(本音の私)
「何だろ、体もだるくて重いし、ちょっと辛いな」
(普段の私)
「ええ? 大丈夫? そしたら今日は休みなよ。会議も大事だけど、君の体のほうがもっと大事だよ。資料は○○さんにお願いして、部長にも一言お詫びしておけばいいって。そんなに無理しないでいいよ!」

いかがでしょうか? こんな彼氏、どうですか?

「本音の私」が思うことは一緒でも、「普段の私」がどう考えるかでまったく違いますよね。そしてもちろん、「普段の私」が最高の彼氏バージョンのほうが、「本音の私」も安心だし幸せなのは言うまでもないと思います。

最高の恋人は、私!

6.「普段の私」は「本音の私」をいつでも守ってくれる人

「普段の私」は、他人との関わりをスムーズに進めていく役割。たくさんの人と関わり合っていく社会において、とても重要な役割です。

でも、それ以前に、最も大切な「本音の私」の気持ちを大切にし、慈しみ、守る存在でもあります。

一度しかない大切な人生を、最高に楽しく幸せに生きていくのが、私たちのそもそもの目的です。その最も的確なナビゲーション役である「本音の私」の大切さを、日々の忙しさに気をとられて忘れがちになっている人がとても多い。

ぜひ、「本音の私」と「普段の私」、ふたりの自分の役割をもう一度確かめ直して、最高のパートナーシップを結べるようにしていきましょうね。

「本音の私」と「普段の私」がラブラブになればなるほど、生き方上手になれて、あなたの人生も驚くほど明るく楽しく変わっていきますよ。

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安 憲二郎

20年で22回の転職、40の職種を経験。現在は【ことばライフデザイナー】として「人生誰でも右肩上がり」になるアドバイスをAmebloをメインに提供している。また、クリエイティブな才能を活かし、ボーカリスト、映像作家、コミュニ...

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