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兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

とかく狭い日本の住宅事情。子ども部屋といっても、兄弟や姉妹で一つの部屋を共有させているお宅も少なくないでしょう。特に兄と妹、または姉と弟が部屋を共有する場合、それぞれのプライバシーを保つのは難しいものです。そこで今回は、中学1年のお兄ちゃんと小学4年の妹が一緒に暮らしている拙宅の子ども部屋をご紹介します。

兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

たった6畳しかない部屋ですが、今のところ「自分の部屋が欲しい!」とは言われていないので、そこそこ快適なのだろうと思います(笑)。

■勉強机の間に仕切りを

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勉強机は並べて置いていますが、お互いの顔が見えると気が散るお年頃。

そこで、たたんだパーテーションを間仕切りの代わりに使用しています。この間仕切りが一つあるだけで、それぞれ独立した空間が生まれます。

ちなみに、左側がお兄ちゃん、右側が妹の机です。

■ベッドは2段ベッドに

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もう親子揃って川の字で寝る年ではないので、子どもたちは二段ベッドを使用。現在は上段を妹が、下段をお兄ちゃんが使っています。数年に一度「上下入れ替えたい」という要望が二人から出るので、たまに入れ替えています。

白木なので圧迫感がなく、どんなインテリアにもマッチ。お互いの気配を感じつつも、気兼ねなく寝返りを打てるので、この白木の二段ベッドにして良かったと思っています。

兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

ベッド脇にある東向きの窓は縦長なので、ベッドの上段にも下段にも優しい朝日が降り注ぎます。ばっちりカーテンをつけてしまうと、朝日で目覚められないと思ったので、100円ショップで購入したレースののれんをかけ、昼間は小花のタッセルでとめています。

窓枠には、ポトスのフェイクグリーンをあしらってみました。

■お兄ちゃんの机周りは男前風で

兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

こちらは、お兄ちゃんのデスク。小学生のときからサッカー部に所属しているので、チームで優勝したときの賞状やらメダルやらを机周りに飾っています。

勉強デスクは、私が小学生になるとき両親から買ってもらったもので、親子で40年近く使っている年季もの。三段引き出しがないので、収納力に欠けるのが欠点ですが、マメに整理整頓させてゴチャゴチャしないようにしています。

兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

子どもから大人に移行中のお兄ちゃんのデスク前は、少し男前風の装飾をほどこしてやろうと、インテリアショップなどをあちこち巡っていた中で出会ったのが、こちら。

子どもから大人に移行中のお兄ちゃんのデスク前は、少し男前風の装飾をほどこしてやろうと、インテリアショップなどをあちこち巡っていた中で出会ったのが、こちら。

実はこれ、マットなんです。

しっかりした素材なのに、がびょうで留めるだけで壁に固定でき、とてもラクにディスプレイできました。

お兄ちゃんも、かなり気に入っている一品です。

兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

小窓にも、フェイクのポトスを飾っています。鉢は、妹が工作の時間に作ってきたもので、ゆがんだハートやら星やらが施された、実はすごくヘンなデザイン。しかし、フェイクポトスが見事にそれをカバーしてくれました(笑)。

窓辺にグリーンがあるだけで、部屋がみずみずしい印象になるから、不思議ですね。

■妹のデスク周りは明るくシンプルな印象に

兄妹の子ども部屋インテリア

こちらは妹の机。

妹の方は、勉強する以外に、お友達に手紙を書いたり、お絵かきをしたりと机に向かっている時間が長いので、できるだけ明るくシンプルなイメージにしています。デスクも白木で、ナチュラルな印象です。

視線が上に向くように、壁には高い位置にフラッグ・ガーランドを。端には、下垂性のフェイクグリーンを垂らしてみました。

兄妹の子ども部屋インテリア

壁にぶら下がっている妙な猫は、これまた妹が工作の時間に作った「壁掛け収納」。

実際に飼っている黒猫の「チョコ」をモチーフに作ったんだそうです。私が目指すインテリアと真逆のデザインの工作を持ち帰ってきては無秩序に飾るので、毎度閉口しているのですが、今では諦めています(笑)。

ちなみに、その隣にある額は「時間割表」入れ。おちゃめなデザインのペーパーナプキンを下地としてはさんでいます。

子どもに部屋を共有させるとき、3色ほどテーマカラーを決めておくと、お部屋の印象がバラバラになりません。拙宅の場合は、ブラック、グリーン、ブラウン。アースカラーだと、部屋の印象が引き締まるので、おすすめです。

また、フェイクグリーンをうまく取り入れると、子ども部屋でもグッとおしゃれになります。今は100円ショップなどで手軽に手に入るので、ぜひ活用してみてください。

そして、子どもといえども個人は個人。それぞれプライバシーが保てる工夫をしてあげましょう。完全にセパレートしなくても、親がそれなりに工夫してあげることで、子ども同士で上手に部屋をシェアするはずですよ。

百田 カンナ

ライター兼ソーシャルワーカー。都内で二人の子と黒猫と暮らす。 取材で遠征したり、一日中パソコンに向かったり、高齢者に体操を教えたり、小学生に読み聞かせをしたりと、常にじっとしていない40代。酒と肉が好きで、発言は直球、笑い...

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