【恋が終わるLINE】価値観が合う相手なのに、なぜかフェードアウト!? 2/2
■LINEで婚活が終わる原因とは?
「大事なことを伝えるのはLINEでは失礼だ」と、大人である私たちは考える。会って話さなければ、最低でも電話で話さなければという義務感を持つ。これが実は婚活の落とし穴となる。
そもそも電話をしたり頻繁に会う関係というのは、親しくなければできない。今回のように「結婚したときに共働きは難しい」とトモハルさんが思ったとしても、付き合ってもいない相手に電話で聞いたり、出会って伝えることは難しい。だからといってLINEで聞ける内容ではない。
つまり、男性は女性が気づかない間に、勝手に袋小路に迷い込んだ状態になる。それに条件のいい男性であればあるほど、女性からの誘いもあるし、紹介も多い。
「付き合う前に面倒なやりとりをしなくてもいい相手探し」に男性は気持ちがシフトしやすいのだ。
■どうすればフェードアウトの危機を回避できたのか?
サエコさんは、どうすればよかったのか。
解決策は、とてもシンプルだ。
「あなたとの結婚後の生活は順調にいきますよ」という絵をLINEのふしぶしに匂わせることなのである。
「ずっと仕事がしたい?」と聞かれたら、「したい」とただ返すだけではだめだった。
「もちろん働きたいです。うちは全国に支社がたくさんあるんで、希望の住所に合わせて転勤が可能なんです。それに福利厚生もしっかりしているし、辞めたらもったいないです」
これが、正解の答えである。
口で伝え忘れていたら、LINEで言っても良い。
「あ、結婚後の仕事をどうしたいかって聞かれた件だけど、言い忘れていたことがあるから言うね」と前置きをしてからメッセージをするとよい。
千葉に引っ越すことは簡単で、共働きも容易にできますというメッセージになる。
さらに合格点に近づく回答は次のようなものだ。
「ただ、子どもを生むとなったときは、やっぱり家族で相談して決めたいですね。私だけの人生じゃないですし」
これを付け足すことができれば、ほぼ満点だ。結婚したいと真剣に考えている男性は、結婚後に子どもが生まれたとき、ちゃんと育てられる環境を作られるかを一番に意識している。だから、ちゃんと自分なりの回答をしっかりと用意しておくことがベストだ。
LINEに書くことができれば、彼目線では彼女の「言質」を得たことになる。LINEのおかげで彼を安心させるという効果もあるのだ。
大事なことはLINEではなく、電話か会って伝えるというのが原則だが、そこまでの間柄ではない場合は「大事なことだからこそLINEに残す」という技もぜひおすすめしたい。
婚活アドバイザー。自ら経営する結婚相談所で7年で200組以上のカップルを成婚へと導く。