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人はなぜ、“相性最悪”な相手を選んでしまうのか

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「アタッチメント・タイプ」を知っていれば、自分にとって相性のいいパートナーを選ぶことができます。3つのアタッチメント・タイプを理解して、恋愛やパートナー選びに活かす方法をご紹介します。

人はなぜ、“相性最悪”な相手を選んでしまうのか

自分の恋愛のパターンを知っていますか? 一緒にいるときはとてもいい気分にさせてくれるけれど、親密になると連絡が途絶えがちになったり、急に手のひらを返したように冷たくなったりする彼の行動を不可解に感じるかもしれません。

そのような言動について明確に解説し、恋人選びについての思い込みを覆してくれる心理学の理論をご紹介します。

■科学的な恋愛ストラテジー本との出会い

5年ほど前、私はアメリカである本に出会いました。”Attached”という題名のその本では、恋人と親密になるにつれていろいろなことが不安になって極端な行動をとったり、親しくなるほどに距離を置こうとしたりする心の動きが、心理学のアタッチメント理論(※)によって解説されていました。

恋人となった人にどのような態度で接するかは、100人いれば100通りあるかのように思うかもしれません。でも、この本には「実はそうではない」と書かれていました。

愛情を感じる相手との関係を研究したアタッチメント理論によると、その行動パターンは主に3つに分類されるというのです。

※心理学や進化学、生態学などにおける概念。人と人との親密さを表現しようとする愛着行動についての理論を指す。

■3つのアタッチメント・タイプ

この異なる行動パターンを持つアタッチメント・タイプは「安定型」「不安型」「回避型」と呼ばれ、それぞれ次のような特徴があります。

安定型

温かく愛情深い人柄で、相手と親密になるのは自然なことと考えています。自分に対して肯定的な考えをする傾向があり、相手が機嫌を損ねていてもすぐに「自分が何かしたからではないか」とは考えません。

不安型

パートナーとの親密さはなくてはならないもので、時には相手に夢中になりすぎたり、愛されていないのではないかと不安にさいなまれたりします。恋に落ちやすく、交際が始まると恋人との時間が生活の最重要事項になる傾向があります。

回避型

親密になることは自由を失うことを意味するので、交際する相手がいても、常に距離を置こうとします。家族や友人に紹介したがらなかったり、友達や同僚よりも恋人に対して手厳しい言動をとったりすることもあります。

■自分のオペレーション・システム(OS)を知ること

これらのアタッチメント・タイプは、研究が始まった当初は、赤ちゃんのときに親にどのようにケアをされていたかで決まるとされていましたが、現在ではそれ以外の要因もあることがわかっています。

成長過程で形成されるアタッチメント・タイプによって、恋愛関係における自分の行動が左右されているということは、まだあまり知られていません。

つまり、自分を動かしているオペレーション・システムを知らないままに、恋人を見つけようとしたり、相手となんとかして親密になろうとしている人がほとんどだということです。

■アタッチメント・タイプによる相性

アタッチメント・タイプを知っているのと知らないのとでは、パートナー選びの場面における選択が大きく違ってきます。この3つのタイプの中には、相性のいい組み合わせ・よくない組み合わせがあるのです。

たとえば、「不安型」と「回避型」の組み合わせは非常に難しいものとされています。その理由は、不安型の人は親密さを求めるのに対し、回避型の人は、ふたりの仲が親密になると、無意識のうちに相手を遠ざけようとする傾向があるからです。

そうすると、不安型の人が相手に近づこうと努力すればするほど、回避型の相手が逃げていってしまうということが起こります。

不安型のタイプの人がアタッチメント・タイプを知ると、今まで回避型の人にばかり心を惹かれていたことに気づいて驚くということもあります。

■異性の心を上手に透視する方法

私はこの本の内容に非常に感銘を受けて、日本人にも読まれるべきだと考えて企画を立ち上げ、多くの方のご協力をいただき、2016年6月にプレジデント社からの翻訳出版が実現しました。日本語版のタイトルは『異性の心を上手に透視する方法』。

アタッチメント理論を知ってからデートに出かけることで、一緒にパートナーシップを築いていける人かどうかの見極めが少し易しくなるでしょう。

2017年3月30日公開
2019年5月5日更新

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塚越 悦子

カップル&ファミリーコーチ。好きな人と結婚して、結婚した人を好きでいる方法を日夜研究中。 著書「国際結婚一年生」(主婦の友社)、訳書<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/prod...

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