今春流行のピンクや花柄、大人世代はどう着こなす?
ピンクや花柄など、甘めテイストを大人っぽく着こなす方法を知りたい! ピンクや花柄などのアイテムを、甘すぎず違和感なく着こなすアイデアを、具体的なコーデとともにご紹介します。
■ピンクや花柄、大人が着こなすコツは?
甘めの色や柄を取り入れるとき、合わせるアイテムまでもが甘めだと、私たちDRESS世代にとっては「やりすぎ感」が出てしまい、一歩間違えると「イタイ人」に見えてしまいがち。
さりげなく「今を感じさせる」――そんなコーデが理想です。甘めのアイテムをさらりと取り入れるには、全体のバランスを考えて引き算するのがコツ。
たとえば、花柄のトップスにふんわりパステル系の色味のスカートを合わせたとしたら、私たち世代にはかわいすぎて違和感が出てしまうはず。スカートを合わせるなら、落ち着いたシルエットや色味のものを選ぶのが◎です。
また、全身の統一感を出すために、柄に使われている色の中から1色選んで、その色のボトムスと取り入れるのもひとつの方法です。
甘い花柄には、デニムなどを合わせ、いわゆる「甘辛mixコーデ」にするのもおすすめ。私自身よくやるコーデです。
デニムはノンウォッシュで上品めに、ダメージで甘い花柄をピリッとカッコよく……など、イメージに合わせて選ぶと良いと思います。
左:花柄ブラウス 通販 ワイドデニムパンツ しまむら
中:花柄ブラウス 同上 プリーツスカート しまむら
同じ花柄ブラウスを着回し。左は前だけインしてデニムに合わせカジュアルに。さらにジェーンバーキン風かごバッグで、季節感と「今」の感じを出しています。
中はシフォン素材のプリーツで、ボリューム控えめのやりすぎないスカートコーデ。花柄で使われている1色、淡いグレーをスカートで統一し、春らしい軽快さを出しました。
右は中のコーデにトレンチを羽織りました。トレンチの色は、花柄の地色のネイビーです。この時期活躍のトレンチ。ちらっと見える花柄が春らしさを演出してくれます。
■ピンクのシャツ、どう大人らしく着こなす?
自分に合う、肌なじみの良いピンクを探そう
たとえばピンクのシャツ――着たことのある方はあまり多くないかもしれません。実は私自身、ピンクの服は子供の頃からほぼ持っておらず、選択肢になかった色でした。
しかし、ここ数年、今まで避けていたようなビビッドな色などを試しに鏡の前で当ててみると、パッと顔映りが良くなることを実感し、取り入れることが増えてきました。
年齢を重ね、今まで似合っていた色が徐々にぼやけて見えたり、逆に似合わないだろうと選択肢になかった色がしっくりきたりと、新たな発見があります。
一口にピンクといっても、淡いピンクから濃いピンクまでいろいろ。他の色もそうですが、人それぞれ似合う色があります。
気になる色の服を見つけたら、一度鏡の前で体に当ててみて、できればその色の濃淡で比較してみてください。同じ色でもしっくりくる色とそうでない色があると思います。
今まで持っていなかったけれど、いろいろ試して自分の肌に合うピンクのシャツを見つけました。新たに挑戦する色のシャツと手持ちの服をどう馴染ませるかを考えてみました。
左:シャツ しまむら スカート ユニクロ 靴 しまむら バッグ GUCCI
右:シャツ 同上 カーデ しまむら パンツ アダムエロぺ 靴 しまむら バッグ しまむら
左はピンクのシャツをきちんと着るのではなく、襟抜き袖をまくりでラフに。シャツ・バッグ・靴のトーンを淡いピンク~ベージュでまとめ、柔らかさと軽やかさを出しました。
右はしまむら多めのコーデ。黒でまとめるのは私自身よくやるコーデですが、いつもは白いシャツなどを合わせるところを淡いピンクにすることで、顔周りが柔らかく映り、黒多めのコーデにどことなく女っぽさがプラスされます。
■ピンクを大人らしく着こなしたいなら、プチプラでお試しを
鏡の前で新たな発見があったら、試しに取り入れてみるのも、おしゃれ心を錆びさせないために必要なことではないでしょうか。
若い頃と違って、大人のファッションには「自分らしさ」が現れ、あえて流行を追う必要もないのかもしれません。
でも、もしいつものコーデをマンネリに感じたり、なんだかちょっと違うかもと思うことがあったりしたら、流行を完全にスルーするよりも、無理せず自分なりに「今」を取り入れてみるのもいいかもしれません。
そんなゆるやかな考え方が、私たち世代の流行の楽しみ方なのかもしれませんね。
挑戦したいアイテムが見つかっても、似合うかどうか、着こなせるかどうか、躊躇することもあると思います。そんなとき、プチプラで気軽に楽しんでみるのもひとつの手です。
実は上のピンクのシャツはしまむらのもので900円でした。シルクのようにも見える生地感が大人でも使えると思います。
今まで自分とは無縁と思っていたようなショップで、探してみると案外良いアイテムが見つかることもあります。最初にお気に入りのお店で自分に合いそうなものを見ておいてから、プチプラで探すのがコツです。
いつもの店で見たものと比較しながらの方が、たとえプチプラであっても納得して買えるはず。無駄な買い物をすることもありません。
この春は新しい色に挑戦してみてはいかがですか。