LINEで心地よい距離感をキープするには? 2/2
■便利さと引き換えに得たのは不自由さ?
私には20代前半の弟がいるが、彼はLINEの通知は切っているという。いちいち反応するのが面倒だし、気が向いたときに返すようにしたいから、と。
それぐらいのスタンスのほうが楽なのだろうなあ、と思うのだけれど、LINEが来ていたのに通知に気づかず、返信が遅れてしまったときはつい「連絡が遅くなってごめんね」と謝ってしまう。
そのLINEの内容がどんなものであるにせよ、だ。
たまに、スマートフォンを持っていない友人とメールのやりとりをする。なんだかとても気楽だなあ、と思ってしまう。
そんな返信など気にしなければいい、と言ってしまえばそれはそうだろう。しかし、一人ひとりコミュニケーションのとり方、というか距離感は違う。皆が皆そういう心持ちになれないから厄介なのだ。
便利になったぶん、私たちは少しだけ不自由になったのかもしれない。
2017年3月21日公開
2019年10月9日更新