女の子の子供部屋インテリア。どうしたらステキに片付く?
おもちゃに絵本に小学生のランドセル……。子どもといえども、持ち物の量は大人と大差がありません。しかし、お片付けがまだ上手にできない子どもは多いはず。では、女の子の子供部屋がおしゃれでステキに片付くには、どんな工夫をしたら良いのでしょう。今回は、7歳、4歳、1歳の三姉妹のママ・Nさん宅を訪ねてみました!
■お絵かきやおままごと専用のテーブルセット
まず私を出迎えてくれたのが、カーテンの下に飾られた「WELCOME」と書かれてあるフラッグ・ガーランド。フエルト製で、一つ一つが風船の形になっています。これ一つあるだけで、お部屋の雰囲気が楽しくなるから不思議。もちろん、Nさんの手作りです。
その下にちょこんと置いてあるテーブルセット。テーブルの白とカラフルなチェアが良いバランス。二人のお姉ちゃんが、お絵かきをしたり、おままごとをしたりするのに使っているそうです。
仲良しのお友達が来たときは、ここでおやつを食べることも。もしジュースをこぼしても、はっ水性のジョイントマットが受け止めてくれるので安心です。
■お片付けはお任せ! 大きなおもちゃ収納棚
テーブルの隣には、こちらの大きなおもちゃ用の棚。女の子らしいキュートなおもちゃで埋め尽くされています。ちなみに、姉妹のおもちゃはすべてこのコーナーに片付けられており、この場所以外におもちゃは見当たりません。
私(著者)は以前も何件かのお宅に伺い、子ども部屋を取材しているのですが、片付いている子ども部屋に共通するポイントは、大きな収納場所があるということ。何をどこにしまうかは子どもに任せ、とにかく遊び終わったら棚に収納するという習慣をつけることが大切なようです。Nさんのお宅も、「遊び終わったら棚へ」ということ以外は特に何も言わないそうです。
■大人になっても使えそうなホワイトのデスク
一番上のお姉ちゃんは小学生なので、当然勉強机があるわけですが……。
「うわっ!かわいいっ!」と、私が思わず声をあげてしまった机は、Nさんお気に入りのインテリアショップ「MOMO natural」のデスク。ちなみに、デスクの上に飾られたこちらのポスターも「MOMO natural」で購入したものを、Nさんがリメイクしたものなのだそう。
成長しても、ずっとお気に入りの場所になりそうですね。
ちなみに、教科書類が見当たらないな……と思っていると「勉強はダイニングテーブルでやっているから、そちらにあるの」とNさん。どうりでスッキリしているわけです(笑)。
でも、この机で勉強をするようになっても、きっと教科書類もステキに片付けられていることでしょう。
■お部屋の中には、なんとすべり台も!
Nさん宅の子ども部屋には、なんとすべり台もあります。
でも、インテリアにそぐわないガチャガチャした色合いのすべり台は避け、女の子らしいピンクとパープルのシンプルなすべり台をチョイス。大した高さがあるわけではないのに、三姉妹揃って仲良く遊ぶこともあるのだとか。
すべり台の下には、雲形のマット。雲の上で遊んでいるような感覚になれるのかもしれません。やわらかいジョイントマットの上なので、すべり方を間違えてしまったときも安心です。
■ベッドルームは全部ベッド!
さて、子どもたちはどこで眠っているかというと……こちら!
大きなベッドが部屋中を占めています。
実はNさん宅の子ども部屋は12帖。部屋のまん中をパーテーションで分ければ6帖ずつの部屋になるのですが、今はパーテーションを設けず、一方は遊び部屋、もう一方は寝室として使っています。
セミダブルベッドとシングルベッドを並べ、寝具は子どもたちが大好きなラプンツェルのカバーで統一。夜になると、三姉妹とママの合計4人が仲良くここで眠るそう。ラプンツェルのカバーなら、夢にステキな王子様が登場しそうですね。
掛け布団カバーは、お部屋の雰囲気に大きなインパクトを与えるので、本当に気に入ったデザインのものを選ぶことが大切。「ちょっと模様替えしたいな」と思ったときは、掛け布団カバーを変えるだけで、ずいぶんと雰囲気が変わりますよ。
■ちょっとした部分にも遊び心を
ステキなお部屋は、細部までこだわりがあります。
アクアブルーの文字盤に、白く大きな数字の時計。子ども部屋にぴったりですね。数字が大きいので、時計の読み方もすぐに覚えられそうです。
これも数々のお宅を取材していて思うのですが、「いいな」と思うお部屋には必ずステキな時計が掛かっているもの。時計は、その部屋の顔といっても過言ではありません。時計を選ぶときは、追求しているインテリアを想像しながら、よく吟味しましょう。
ちなみにNさん宅のこの時計は、一番上のお姉ちゃんの誕生祝いとして、Nさんの好みをよく知るお友達がプレゼントしてくれたものだそうです。
お部屋の照明スイッチには、なんと小さな女の子が立っていました! 女の子の手にも風船があり、「OFF」の文字が。これなら、照明を消し忘れることもなさそうです。
こういったママの遊び心から、子どもたちはママの愛情を感じたりするもの。「ほかにもかわいいウォールステッカーがあったら、教えてね」そういってNさんは優しくほほえむのでした。
■子供部屋をステキに片付ける
たっぷりとした収納スペースとママの愛情があれば、きっとステキに片付く子ども部屋になれるはず。
ちなみにNさん、片付けるときは「片付けなさい」とは言わず「おもちゃをおうちに帰してあげようね」と言うんだそう。そうすると、子どもたちは喜んでおもちゃたちを「帰宅」させてあげるのだとか。
言葉の表現を一つ変えるだけで、気持ちよくお片付けができるのですね!
あなたも「片付けなさい!」とお子様を叱る前に、ちょっとだけ工夫してみてください。あなたのお家の子ども部屋も、意外とステキに片付くかもしれませんよ。