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地味に見せない!シンプルなコーディネートを素敵に仕上げるコツ

シンプルなコーディネートが主流になりつつある今、実際にシンプルなものをただ着ればおしゃれに見えるのか? とくに大人になればなるほど、若い頃のようにシンプルなアイテムだけでおしゃれに見せるのは難しくなってきます。簡単なようで案外工夫が必要なシンプルコーデのちょっとしたコツをまとめました。

地味に見せない!シンプルなコーディネートを素敵に仕上げるコツ

シンプルなコーディネートというと色数は少なく、デザインや装飾も少なく、サラッと着こなすものが多いかと思います。それゆえ、着こなし方を少し工夫するだけで、同じ服でも素敵に見えるものです。

私のもとには「シンプルなコーディネート=地味になってしまう気がする」「なんでもないシンプルな服を着ているのに、あの人が素敵に見えるのはなぜ?」などの悩みや質問が寄せられることがあります。それらの問いを掘り下げてみました。

■シンプルなコーディネート=地味、を回避するには

差し色を取り入れる

ここ数年流行のワントーンコーデも、大人っぽくシンプルで素敵ですが、一歩間違えるとぼんやりしがち。そんなときに試してみたいのが、ポイントになるような差し色をどこかに取り入れること。

とはいっても、普段着慣れていない色をいきなり取り入れるのも抵抗がありますよね。洋服で差し色を取り入れるなら、顔周りから離れたボトムスから試してみてください。

明るい色をボトムスに持ってくると、いつものシンプルでベーシックなデザイン・色のトップスも新鮮に見えるから不思議です。もちろん洋服でなくても、バッグやメイク、ネイルなどで取り入れても◎。

ちなみに、2017年の流行色はピンクやグリーン、ブルーなどです。

■シンプルなコーディネートなら、取り入れる色数を意識して

色は多くても3色までに抑える

シンプルなコーディネートが地味に見える場合、足し算をする必要があります。ただし、あれもこれもバラバラに色を足しても、トータルバランスが悪くなり、せっかく良いものを着ていても活かせなくなってしまいます。

たとえば左側の画像はトップスからボトムスまで、淡いブルーグレー~ごく薄いグレーのグラデーションのような同系色の配色にしています。小物類はブラックで揃えていて、右画像の仕上げのコートもブラックにしました。

ブルー・グレー・ブラックの3色コーデです。コートの下の上下は柔らかい色味で揃えたので、あえてのブラックで引き締めました。

こちらは、力の抜けたリラックスカジュアルコーデです。私の場合、仕事時は制服に着替えてしまうので、日常も仕事もカジュアルスタイルがほとんどです。

仕事中はきちんとした格好をしていても、休日は写真のようなリラックスできる、ニットとデニムのスタイルをする方もいると思います。左の写真は、ベージュとデニムブルーの2色コーデ。

シンプル、というよりちょっと地味めですが、そこへ3色目のホワイトを投入することで、顔周りも明るくなり、ニットとバッグの色を統一することで、全体のコーデをまとまりよく仕上げました。

■色はベーシックでも1枚で着られる主役級トップスを

トップスが体にピタッと沿うようなシンプルなデザインのものは、私たち世代にとっては、体のラインを拾いすぎてしまいます。このようなトップスは、上に何か1枚羽織ったり、重ね着したりするには、とても向いていますね。

ここ数年は、ゆるめのデザインのトップスが主流になっています。ニットやシャツの中で体が泳ぐような感じのサイズ感が、程よく力の抜けたシンプルカジュアルという印象になります。

1枚で着られる、まさにコーデの主役になりそうなトップスがあれば、ボトムスは手持ちのものでも、新鮮なコーデになります。

以前、デニムシャツというと、シンプルなデザインのものが定番でした。しかし、私の場合、定番のデニムシャツが長年、なんだかしっくりこなかったのです。自分には似合わないアイテムだと思っていました。

でも、写真のシャツは身幅も大きく、前だけインも決まりやすい、柔らかく薄めの生地です。ふわっとした空気感が出るのも、こなれ感を演出するのに欠かせない気がします。

また、ゆるいデザインのトップスは華奢見えするという嬉しい効果もあります。ただ、大きめ、ゆるめシルエットを選ぶときは、素材感を間違えると、華奢見え効果の狙いが逆効果になることも。

肩からのラインが「ストン」と落ち感の出るような、やわらかい・薄めの素材が良いと思います。

■シンプルなコーディネートを素敵に見せるコツ

最後に、シンプルなコーディネートを素敵に見せるためのコツをお伝えします。それはズバリ、服は必ず試着してから購入するということ。

「そんなのあたりまえ」と思う方もいらっしゃるかと思います。ですが、私の周りでは、試着をせずに新しい服を買っている方が案外多いのです。

一緒にお買い物に出かけたとき、試着を勧めると「普段はなんとなく面倒で、つい試着なしで買っちゃうんだよね」「着る前は自分に合うと思っていたけど、実際に家で着てみたらイメージが違った」などの感想もありました。

そうなんです、以前は似合っていたはずの服が、いつの間にか似合わなくなっていたというギャップが、大人になるにつれて出てくるものです。

皆さんも、基本に立ち戻って「必ず試着」を徹底し、シンプルなコーディネートを素敵に仕上げてくださいね。

emi

40代になり、好きなことをやろうと思い立ち、幼少期より好きだったファッションに携わるべく、パーソナルスタイリスト講座を受講開始。同時にブログ「若作りに見えない40代大人のおしゃれ服」をスタート。UNIQLOやしまむらを取り入...

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