1. DRESS [ドレス]トップ
  2. トラベル
  3. 【台湾観光】おすすめの食べ物と3つの有名店

【台湾観光】おすすめの食べ物と3つの有名店

台湾に行った際には訪れたい、有名店と名物の食べ物をご紹介。東京からだと3〜4時間程度で行くことができる「台湾」。週末にふらっと、弾丸旅行にいくことだってできちゃいます。今回は、台湾に行った際にぜひ食べてみてほしいおすすめの有名店と、小籠包や白粥といった美味しい食べ物について写真とともにご紹介していきます。

【台湾観光】おすすめの食べ物と3つの有名店

1.台湾といえば「小籠包」

鼎泰豐

NYタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」の1つにも選ばれた、 小籠包の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」。

熟練した点心師の技を結集させ、味・形・品質にこだわりを持ち、ひとつひとつ包みあげる絶品小籠包は台湾に行った際には食べておきたい名物の1つ。

台湾を訪れた日本人が、一度は必ず訪れるといわれるお店。なんとなく聞き覚え、見覚えがあるのは日本でも多くの店舗を展開しているからです。でも、やっぱり本場の味は格別で、日本では食べられないメニューはもちろん、脈々と引き継がれた伝統の味に打ちのめされること間違いなしです。

鼎泰豐の歴史

1958年に台湾台北市で食用油を取り扱う油問屋として創業された鼎泰豐は、1972年に小籠包を始めとする点心料理の販売を始め、小籠包は地元客を中心に美食家達の評判を呼ぶことになりました。

そして新聞や雑誌のグルメコーナーでも紹介される人気レストランとなり、1993年にはニューヨークタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」の1つに選ばれた他、2010年には香港の鼎泰豐がミシュラン一つ星を獲得。

さらに2013年には「The Daily Meal」アジアベスト101レストランで1位に選ばれるなど、一躍知名度が上がり台湾国外からも多くの観光客が来店するようになりました。

その美味しさは世界から認められ、今では世界10カ国110店舗以上に広がるグローバルなブランドとなりました。

海外出店1号店は意外にも日本で、1996年に新宿髙島屋にオープン。

当時日本ではあまり馴染みのなかった小籠包は瞬く間にブームを巻き起こし、2017年現在では日本国内で17店舗を展開するまでになっています。

台北市内でも6店舗を展開

鼎泰豐は台北市内でも6店舗(本店、101店、新光三越南西店、そごう復興館地下店、信義三越A4店、SOGO天母店)を展開していますので、ホテルの場所やその日の旅程に合わせて移動に無駄が少ない店舗に訪問するのがおすすめです。

いざ、恍惚の小籠包の世界へ

小籠包界(?)において良い小籠包とは、皮の薄さだといわれています。

小籠包の皮は厚いほうが蒸しすぎなどでも皮が破れないなど作る上でのメリットが多く、長時間作り置きができるということで、お店にとっては扱いやすいとされています。

ですので、皮を薄く作るという行為は熟練の技と非効率の許容、信念が必要になります。

ただ食べる側の立場にたったとき、食感や肉汁のでるタイミングを考えると薄い方が美味しいです。

鼎泰豐の小籠包は?

もちろん、皮がとにかく薄い! この薄皮に包まれたアツアツのスープとモチッとした餡のおいしさと、その背後に透けて見える職人の仕事っぷりは感動的ともいえます。

鼎泰豐ではなんと、皮は5g、餡は16gの合計21gと厳密に配分が決められています。

やけどを恐れずに、ひと口で小籠包をほうばる食べ方がおすすめです!(小籠包10個 210元:2017年2月時点は1元(CNY)約17円)

また若干価格は上がりますが、トリュフ入りの小籠包もオススメです。トリュフ独特のかぐわしい香りが鼻に抜ける感じがたまらない恍惚感。

行った際にはぜひ注文してみてください。

小籠包だけじゃない、品質保証、お墨付きの鼎泰豐の料理

​パラパラとした食感がたまらない、上品な味のえびと豚肉のチャーハン。蝦仁肉絲蛋炒飯はお値段290元。

小籠包が有名ですが、鼎泰豐は小籠包だけで世界から評価される店になったわけではありません。

小籠包がきっかけで、何を頼んでも外れがない、それが鼎泰豐が名店たる所以です。

サービスレベルもグローバル基準

基本的に予約は受け付けていない鼎泰豊。

行列必至の人気店ではありますが、順番待ちの行列に時間をかけて並ぶ必要はありません。店頭には待ち時間を示すサインがあり、行列の場合は整理券を受け取るスタイルで、おおよその待ち時間もかかれているので、その時がくるまで近隣の永康街を散歩して、有意義に時間を過ごすことができます。

また日本式のサービスを模範にしており、荷物入れがあったり、トイレにウォシュレット、そして何よりもスタッフの笑顔が素晴らしいのです!語学堪能なスタッフも多く、注文や質問には不自由しませんでした。

この1店舗で台湾の虜になること間違いなし!

このほか前菜、野菜の炒め物、麺類そしてデザートと何を食べてもハズレがないことに驚きました。

台湾によく行く人も、いろいろ行ってみたけど最後は「鼎泰豊」という結論に至るとか至らないとか。お店にはオリジナルの調味料や、その味の確かさに人気を誇るパイナップルケーキなど、お土産ものも充実してます。

鼎泰豊の詳細

店名:鼎泰豊(本店)
住所:台北市信義路二段194号
TEL:(02)2321-8927
営業時間:10:00~21:00(月~金) 土日祝9:00~21:00

2.台湾のグルメ「発酵白菜鍋」

酸っぱい!美味しい!クセになる!新食感の"発酵白菜鍋"を食す

老舅的家郷味

続いてはお鍋。酸味と旨みが混然一体のアツアツの鍋をご紹介します。

おいしさとヘルシーさでいつまでたっても箸が止まらない発酵白菜鍋。

台湾と言えば、屋台をはじめ「どこでも安くておいしい昔からある伝統の料理」を想像するのが普通です。

でも実は、日本で生活しているだけでは体験できないような、斬新な料理を食べさせてくれるお店も多数あるのです。その新旧のお店や流行が混在・両立するディープさが、これまた台湾の魅力なのかもしれません。

歴史

​中国東北部の出身で、小さい頃から両親の傍で伝統の酸白菜を作っていたオーナーが、大人になってからも自分の趣味で酸白菜を作っていたところ、友人たちの勧めにより、自分のお店をオープンさせたのがこのお店。

末っ子であったオーナーが、中国東北部の習慣で末っ子がみんなから「老舅」と呼ばれることから、この店名になったそうです。今では、著名な政治家や映画監督が訪れる有名店となっています。

名物「酸菜白肉鍋」を注文、到着したのは……?

この鍋の定番は、名物の酸味のある白菜の漬物と豚肉、きくらげ、凍り豆腐(日本で言う高野豆腐のような風情)、肉団子が入った「酸菜白肉鍋」。

早速その定番を注文し待つこと10分。

店員さんが持ってきたのは湯気をモクモクとさせた"メキシコの方がかぶっているような帽子"のような鍋。それは銅製の鍋の中央にそびえたつ長い煙突の中に、炭を入れ、ぐつぐつぐつと煮立ち放題、迫力満点の鍋。

鼻腔から脳まで響く恍惚感

よくあるただのあっさりヘルシーな白菜と豚肉の鍋ではありません。

いろいろな要素が絡み合った奥深い味が恍惚感をもたらします。きっとこれは白菜の「発酵」がもたらす複雑さ。

甘味、酸味、旨み、コクが織りなす今までに味わったことのない味です。

ちなみにこの酸白菜は自然発酵で作っているようで、酸味あるものを加えたわけでない、かどのない自然なまろい酸味と香りがなんとも心地よいです。また、いずれも無添加にこだわっているのでいくら食べても健康的に楽しめます。

食べ方は自分自身で好みの味にカスタマイズ

白菜の塩気と豚肉の旨みが合わさったベースの味付けでも優しい味でおいしいのですが、お好みで味付けするのがこのお店のリコメンド。

ほんのり豆乳の香りがするゴマダレテイストのタレ、ピクルス、ナンプラーのような香りある調味料。辛味やニラ、すりおろしにんにくと、組み合わせは無限大。

「あれもこれも試したい!」まだまだ箸が止まりません。

追加具材やサイドメニューも充実

定番を楽しんだあとは、追加メニューやサイドメニューで続きを楽しめます。

牛肉、羊肉もあり豚肉との味の違いを楽しむのもよし、具材を海鮮に切り替えて雰囲気を変えるのもよし、充実のサイドメニューで一休みするもよし、とにかく何を食べてもおいしいというのが正直な感想です。

老舅的家鄉味(台北店)の詳細

店名:老舅的家鄉味 台北店
住所:台北市松山區復興北路307號1樓(MRT中山國中駅から徒歩3分)
TEL:02-2718-1122
営業時間:11:30-14:00/17:00-23:00

3.台湾人が愛する「白粥」

地元民も、そしてあの井之頭五郎も愛した白粥と小菜でヘルシー朝ごはん

おかみさんが丁寧に作るお粥に、朝からほっこりしました。

店頭に並べられた色とりどりの手作り小菜にうれしくなります。せっかくだからホテルの朝ごはんはパスして、台湾の朝をおかみさんのお粥を食べてみましょう。

このお店は日本の人気TVドラマ『孤独のグルメ』にも取り上げられ、店内には主人公井之頭五郎が訪問した際の写真も。「想像しただけでお腹が減ってきます……」。

「お粥+ 〇〇」で指差しオーダー

こちらのお店では、特にメニューが用意されてるわけではありません。お粥をもらいトレーに置き、店頭に並べられた小菜の中から気になる料理を選びましょう。

「これ、これ、これ……」と指差していけば、小皿に取り分けて渡してくれます。

口の中に広がる香ばしい米のおいしさ

まずお粥を口にいれたときに驚くのが、そのお米の美味しさ!

お米の香ばしい、いい香りが口の中に広がります。

おかずなしでも、お米のおいしさだけで一杯食べられる味わいです。

色味からは濃い味付けを想像していましたが、なんとも優しい味。

水の上に落とされた墨汁のように自然な感じで口の中に美味しさが広がります。お互いがお互いの良さを消し合うことなく、相乗効果でこれまた箸が進みます。

なつかしさ

ごはん茶碗を受け取った時、幼少期の家で食べていた朝ごはんの風景が思い出されました。

お店のおばちゃんから手渡しされたごはん茶碗。懐かしさと、おいしさが同居した素敵な朝ごはんとなりました。

営業時間は6:00〜14:00

早朝からお店が空いているのは嬉しいですね。

​営業時間もさることながら、小菜はなくなり次第終了なので、たくさんの品数から選びたい方は早めに訪れることをお勧めします!

たとえ食べ過ぎたとしても、低価格なのが安心。それほど値段は気にせずに、食べたいものを食べられるお店です。

清粥小菜の詳細

店名:清粥小菜
住所:台北市南京西路233巷20号
営業時間:6:00~14:00(月~土) 日曜日休み

週末に1泊2日で素敵な台湾観光を

どれもおいしそうな店と料理ばかりでした。

このほかにも、台湾の観光スポットやお土産の情報をもっと知りたいという方は「9-spot - 1泊2日台湾旅行」から探してみてください。



DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

関連するキーワード

関連記事

Latest Article