貯金できる人に共通する4つの特徴
貯金できる人になりたい――そう願っているだけで、なぜか思うようにお金が貯まっていかない。悩んでいる方も少なくないのでは。貯金できる人には「何のためにお金を貯めるのか」といった目的意識があります。今回は貯金できる人のお金にまつわる行動を「4つの特徴」としてご紹介します。
■「貯金できる人」はお金をどう考え、どう向き合っているのか?
「お金がなかなか貯まらない。お金を貯めるにはどうすればいいですか?」
相談者の方からこんな質問をいただいたとき、きまってお伝えすることがあります。
それは「お金の価値観は人それぞれ、だから自分が何のために貯めるのかを考えることで、お金を貯める一歩を踏み出せる」ということです。
では、貯金できる人は何をやっているのか? お金とどんなふうに向き合い、お金についてどう考えているのか? 今回は「貯金できる人の特徴」を4つご紹介します。
■1.貯金する目的別に口座を分ける
みなさんがお金を貯めたい理由は何でしょうか。
老後のため? 旅行のため? バリバリ働いているご褒美にバーキンを買いたい、なんとなくお金があった方が安心だから……という方もいらっしゃるかもしれませんね。
「お金を上手に貯めるだけではなく、お金を上手に使うコツ」は、何のための貯金なのか目的を決めて、はじめから貯める口座を分けておくことです。
私たちの心は、知らない間にお金に色をつけて考える習性があります。たとえば「老後資金を目的とした貯金と旅行を目的とした貯金を同じ口座に入れておく」とします。
その口座から、旅行代金を引き出すと「貯金が減ってしまった」と罪悪感を覚えることはありませんか。目的を旅行代と決めて、貯金をしていたにもかかわらず、です。
そんなマイナスな感情が生まれてしまう原因は、老後のためのお金と旅行代金を同じ口座で貯めることによって、旅行代金にも、老後のためのお金と同じ色がついてしまっているから。
はじめから目的別の口座として分けることで、老後のためのお金なのか、旅行代金なのかが明確になります。
目的のお金を使うときには、心理的負担が減り、お金を楽しく使うことができるようになります。
また、楽しみ用の貯金だけでなく、冠婚葬祭や急な出費等の緊急用の貯金も準備しておくと、いざというときに安心ですよ。
■2.時は金なり! できるだけすぐに貯金し始める
何のための貯金なのかを考えたら、すぐにでも貯め始めることをおすすめします。
前回のコラム「お金を増やすシンプルな3つのコツ」の中で、DRESS世代は金利に頼ることができない世代であることをお伝えしました。
そんな私たちの最大の武器は「働く年数が長いこと」。それだけ給料が入ってくる期間が長い、ということです。
今月から月1万円を20年間貯めると、240万円貯まります。3年後から月1万円を17年間貯めると204万円。その差は36万円にもなります。
お金が貯まっていると、金利が上がり始めたときに受けるメリットも大きくなります。だからこそ、できるだけ早めに本腰を入れて、貯金を始めることが重要です。
■3.生活費とお小遣いは別財布で管理する
貯金がスタートできたら、はじめの一歩は大成功。
さらに、貯めるお金をもっと捻出したいという人は、「何にお金を使っているかを知ること」がお金を貯める近道になります。
兼業主婦の方も、専業主婦の方も「家計の財布」と「自分の財布」に必ず分けて、日々の買い物をするようにしましょう。
生活費と自分のお小遣いが混ざってしまって、いくら使ってしまっているかわからない……という方は珍しくありません。
無意識に使ってしまっているお金を把握して、使途不明金を減らしていくことが、貯める金額を増やすコツです。
■4.自分を褒めてモチベーションを上げる
「お金を貯める=何かを我慢する」というように捉えがちになります。
「計画している私すごい!」「やりくりしている私が好き!」と自分を褒めてあげることで、お金を貯めるモチベーションが上がります。
お金に意識が向くと、目の前のコーヒー1杯も今の私に必要なモノと感じることができて、満足度も上がります。
そんな習慣を実践するうちに、自分にとって本当に大切なものに、お金を使うことができるようになりますよ。
■4つの特徴を取り入れて、貯金できる人を目指そう
貯金できる人は目的意識を高く持ち、思い立ったら行動し、お金の管理体制を整え、自分をほめてあげる、といった特徴を持っています。意外と簡単に実践できる、と思った方も多いのでは?
貯金できる人になるのは、そう難しいことではありません。今日から早速実践してみてくださいね。
DRESSマネー部に入部しませんか?
お金を上手に貯める・増やす・使うことを、一緒に考えてみませんか?
入部はこちら↓