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「お金が貯まる体質」になるのは簡単だった!

お金を貯めよう、とがんばっても空回り……そんな経験はありませんか。本当にお金を貯めたいなら、がんばる前にやるべきコツがあります。それは「お金が貯まる体質」づくり。『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんがそのコツについて解説します。

「お金が貯まる体質」になるのは簡単だった!

「お金を貯めること」にまつわる情報が、世の中にあふれています。貯蓄上手な人が、切り詰めてがんばっている姿がメディアでたくさん紹介されていますが、「そんなにがんばりたくない」「自分はがんばれないから、貯蓄は無理」と諦めていませんか? 

でも、そんなふうに「自分にはできない」「お金を貯めるなんて難しい」と思ってしまうのはもったいない! 実は、お金も幸せも手にするには、お金を貯めようとがんばる前に、お金が貯まる「体質」になることが先なのです。

『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんが、DRESS世代の女性が参考にしたいエッセンスを選りすぐってご紹介します。

■お金を貯めるコツ1.「小さな買い物」を無意識のうちにしない

「年収が多くないとお金は貯まらない」「家計簿を続けられない」「何もかも節約するのなんて無理」という誤解から、「お金が貯められない」と思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。

実は、楽しみながらお金も貯めている人は、必ずしも年収が多いわけでも、家計簿をマメにつけられるわけでもありません。それよりも、お金の使い方や日々の生活習慣、考え方などのいわば“体質”の差が大きいのです。

たとえば、毎日の習慣を振り返ってみると、こんなことはありませんか?

朝は、カフェに寄って一息つくのが習慣になっていたり、カフェラテをテイクアウトして職場の席で飲みながらメールをチェックしていたり。

ランチタイムにお菓子を買い、午後はそれをつまみながら仕事をしていたり。会社帰りにコンビニでデザートを買って、帰ってから食べるのが日課だったり……。

一つひとつは何気ない小さな習慣で、ほんの数百円だったとしても、毎日それが積み重なっていくと思っている以上に大きなお金になります。

たとえば、500円のモノを20回買うと、トータルでは1万円ものお金になります。500円なら、大人にとってはそれほど大きなお金だとは感じないかもしれませんが、1万円となるとなかなかの大きなお金。ちょっとドキッとしないでしょうか。

■お金を貯めるコツ2.お金が貯まる「体質」を意識する

そこで大事なのが、買い物をするときに意識をすることです。

「これは欲しいモノ? それとも単なる習慣?」と、自分に問いかけてみてください。気づかないうちに少しずつ買ってしまうモノの大半は、よくよく考えてみればいらないモノかもしれません。

それなら、500円の買い物20回分を4回くらいに減らせれば、8000円浮くわけです。8000円あれば豪華なランチに行ってもまだお金が残りますし、ヘアサロンやネイルをきれいにしたりというほうが、楽しみも増すのではないでしょうか。

何もかもケチケチする節約ではなく、まずは日々の隠れた“浪費”を減らし、自分が幸せになるようにお金を使うこと。これこそが、心身ともに満たされるお金の使い方です。

お金が貯まる「体質」を意識すると、ちょっとした出費を抑えられるようになります。そのぶんお金は貯めることができますし、本当に必要なところにお金を使えるようになるはず。より豊かな生活が送れるようになるのです。

Text/西山美紀


2017年1月23日公開
2019年8月4日更新

西山 美紀

ライター・コラムニスト・ファイナンシャルプランナー。出版社勤務後、2005年にライターとして独立。ファイナンシャルプランナーの資格を取得。女性誌やビジネス誌で女性の生き方などをテーマに取材執筆を行うほか、貯まる人・貯まらない...

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