強い女性は美しい。
体力的には男性のほうが勝っていても、「強さ」は女性のほうが上だ。だから「女性を守りたい」なんて言う男性はイケてない。男性は女性に癒され、支えられ、守られ、初めて強くなれる生き物なのだから。
今夏、女性の都知事が誕生したことは大きなニュースとなった。
公約の目玉として掲げる待機児童解消に動き出した小池都知事。
保育士付きのシェアオフィスも出てきており、働くママを応援する動きは活発になってきている。
これはとてもいい流れだと思う。
うちの会社でも、女性やママが活躍している。
女性が部長を務めているし、ほかにも男性よりもリーダーシップを発揮する女性が多い。
責任感も強く、クライアントから信頼されやすい。
結婚して、子どもができて、時短で働いてもらっても、要領よく、生産量を高めることができる。
未だに古い体質の企業が多いようで入社面接では、「結婚して、子どもできると仕事辞めちゃうでしょ?」と、中高年の男性社員から聞かれるという。
優秀な女性社員をたくさん見てきたぼくは、そんなふうに昭和脳を引きずったあなたよりも、女性のほうが生産力があるんじゃないか? と思ってしまう。
■男性の「女性を守りたい」考え方は古臭い
これまで男性が女性を引っ張る時代が長く続いたから、「守ってあげたくなる女性が好き」という男性もいる。
夫婦の場合、最終的には、女性の方が長く生きることが多いし、妻に先立たれると、男性はすぐに亡くなることが多いという。
生命力まで女性が長けているのだ。
どこからどう見ても女性が強いのは明白なのに、女性を守りたいなんていう男性は古風だし、イケてない。
男性は女性に癒されて、支えられて、守られて、初めて強くなれる。
男性は基本的に未熟だから、それに気づくのも結婚してから、というケースが多いのではないか。
まだ大人になりきれない男性に尽くしても、最後には裏切られることもあるだろう。
■マザコン男性にあてたいのは母のような包容力
女性としては、子どもじみた男たちを大きい心で受け止め、「守られている感」を演出し、裏切られてもかわいいもんだと受け流したときに、男性は「この人しかいない」と、どこまでも上からモノを言ってくる。
男が未だにそんなふうに考えているから、自立した働く女性は婚期が遅い場合が多いが、もうすぐそんな時代にも終わりがくる。
婚活といって、たくさんの男に会っても、たいした男なんてそうそういない。
どれもほとんど一緒だ。
結局男は、マザコン。
お母さんの優しさと温もりをいつまでも懐かしむ生き物だ。
働く女性は、身なりも洗練され、美しい。
目の前のことに責任を持ち、自分の意見を持ち、そして子孫をつなごうとする。
そんな女性を主体的に選ぶ権利は、男性にはないはず。
なかなか大人になれない男性を、どうか温かい目で、お母さんのような包容力で、やさしく包んであげてほしい。