感情をコントロールして今を楽しむ9つの方法
感情に支配されていると、すべてが辛く思えがちですが、ちょっとした工夫で、感情に支配されることなく、感情を簡単にコントロールできるようになります。美LIFEクリエイターで『愛されながら仕事も恋も成功する方法』などの書籍が人気を集める長谷川朋美さんの連載第1回目。女性を生きやすくするヒントをお届けします!
こんにちは、美LIFEクリエイターの長谷川エレナ朋美です。
ブログやセミナー、本を通して「ポジティブな女性」と捉えていただくことが多い私ですが、実はネガティブな感情をたくさん持ってしまうからこそ、そこからポジティブに転換する術を身につけてきました。
感情に支配されていると、すべてが辛く思えてきてしまいがちですが、ちょっとした工夫で、感情に支配されることなく、感情をコントロールすることができるようになります。
ここではそのコツを9つお伝えします。
1.自分が今どういう感情なのか、客観的に捉える
怒っているな、悔しいんだな、羨ましいんだな、など。
内側から自分の感情を感じているときは感情に支配されていますが、一度外側から感情を見てみると、自分自身の感情を第三者的に冷静に捉えることができます。
すると、感情に支配されることなく、感情をコントロールしやすくなるのです。また、その感情レベルがどのくらいのものなのか、数値化することも客観的に捉える手段のひとつ。
2.先入観を外す
物事や他人、または自分を見るとき、人は必ずそこに、良くも悪くもフィルターをつけています。「きっとこの人はわかってくれない」「多分こう言うだろう」「私はこういう人間だから仕方ない」……これこそが先入観です。
先入観を持ち続けると、固定概念にとらわれ視野を狭めて自由に生きることが難しく、とても息苦しくなってきます。そのことにまず気づきましょう。
常に心のフィルターを外して、物事や人、自分と向き合うようにすると、いつも新鮮な気づきを得ることができ、小さなことに感動したり、毎日何かしら発見できたりします。
3.感情の正体を探る
不安とは、何が不安かわからないから生じる感覚です。不安と正面から向き合い冷静にその不安の正体を分析し、知っていくことによって、不安は課題に姿を変えます。
たとえば具合が悪いとき、なにが悪いかわからないけれどどこかが痛いと不安ですが、それが「二日酔い」や「生理だから」と原因がわかると、その原因に向かって「しばらく胃腸に優しいものを食べよう」や「休養をしっかりとれば大丈夫」などアプローチすればいいので不安は課題に変わります。
自分の感情ときちんと向き合い、解決策を自分と一緒に考えましょう。
4.ハートで感じる癖をつける
物事を頭で考えるのではなく、ハートで感じるようにしましょう。今感じている感情をハートで味わい尽くすのです。
うれしいことはたくさんハートで味わい、悲しいことも逃げずにハートで一度感じてみることによって、そのものを、徐々にでも素直に受け入れることができる自分になれます。
頭を使うことは健在意識の活性に繋がりますが、潜在意識の活性にはなりません。
大切なのは潜在意識を活性することによって、自分の本当に大切なもの(価値観・軸)や可能性、才能を知ること。すると、より自分の感情を扱いやすくなる。
ハートで感じることに慣れていない方は、一度深呼吸して力を抜いてから、吐く息と共に目を閉じて、胸に手を抑えて大切なことは自分自身に聞くことです。
5.視点を変える
物事にはいい悪いはありません。ただ起こっているだけです。それをどう捉えるかは自分次第。
ひとつの物事に対して、どれだけたくさんの視点を持てるかで、自分の可能性やチャンスを広げることができます。
物事を柔軟に捉えられると、常に穏やかな気持ちでいられます。
6.受け入れて流す・無になる
不快に感じることがあったとき、一度無になりましょう。深呼吸して冷静にそのものの正体を見極めます。そして、そっと横に置くイメージをするのです。
それだけで一度その感情が自分の元から離れ、楽になります。でもまたその感情はふと自分の元に戻ってくるときがあります。そうしたらまたそれをする。
ひたすらそれを繰り返しているうちに、どんどん自分の元から遠ざかっていき、次第に手放せるようになるのです。
7.ストレスを味方につける
居心地のいい範囲をコンフォートゾーンと呼びます。人は変化を恐れる生き物ですが、成長は変化の中……コンフォートゾーンの外にあるのです。
いつもと違うことをするとき、人は小さな違和感(=ストレス)を感じますが、このストレスこそが自分を成長させてくれるのです。
そして、そのストレスにチャレンジし続けることによって、少しずつ免疫がついてきて、変わることを恐れない自分になれます。この変化とは、いつもと少し違った選択するということです。変化すること……成長はそこにあるのです。
変化する自分を素直に受け入れ、人生を楽しみましょう。
8.心のスイッチをたくさん持っておく
やる気が出るスイッチや、心が穏やかになるスイッチを、自分の中にたくさん持っておきましょう。自分の感情を扱うことは、小さな子どもを扱うことと一緒です。
子どもをやる気にさせるとき、穏やかにさせるとき、あなたはなにをしますか?
あの手この手とバリエーションをいろいろと用意しておけば、感情をうまくコントロールすることができます。
9.意識的に丁寧に呼吸する
私たちの感情が高ぶっているとき、良くも悪くも必ず、自律神経の交感神経が優位になります。呼吸が浅くなり、血液循環が悪く、消化機能が低下した状態です。
そんなときは副交感神経(リラックスの神経)にスイッチを入れることで、物事を冷静に捉えられるようになり、平常心を取り戻すことができます。
交感神経が優位な状態が続くと身体にも負担がかかり病気の原因にもなります。
では副交感神経にスイッチを入れるにはどうしたらいいか?
一番簡単で誰でもすぐにできるのが「呼吸」です。意識的に呼吸をし、ゆっくり吸って、ゆっくり吐く。それを繰り返します。
特にネガティブな感情を溜め込んでいるときは、吐く息を意識して、いらない感情が吐く息とともに身体の外に出ていくイメージをしてください。
それを心が落ち着くまで繰り返してください。すると心がとても軽くなっていることに気づくでしょう。
2016年4月15日公開
2019年5月25日更新