「忙しい」と感じない働き方。
“忙しい”という言葉について考える。 「最近はお忙しいですか?」と聞かれたり、お忙しいのにごめんなさい、と言われたりするたびに、いいえ。とお答えする。 私はあまり忙しいと感じていないから。
忙しいって、スケジュールが詰まっている・詰まっていない、の具合ではないと思う。
このお仕事を始めたときは、大学3年生で、出席が厳しい学校に行っていたので週4で朝から夕方まで学校(とても遠いところにある)に行っていたし、友人と立ち上げたばかりの学生団体が軌道に乗るまで奔走していたし、学生ブロガーが流行っていたから月に9媒体でブログを書いていて、そして集英社『PINKY』でライターのアシスタントをしていた。
でも、忙しいとか辛いとか、思っていなかった気がする。
むしろ、友人とのご飯や、親戚へ会いに行く用事など、プライベートももっとぎゅうぎゅうに詰めていた。
■「忙しい」とエネルギーは関係している
忙しいと感じるかどうかはエネルギーの使い方だと思う。
学校の授業も面白かったし、学生団体は素晴らしい友人たちとの出会いがあったので刺激的でずっと笑っていたし、アシスタントは愛ある大人の方々にびっしり指導していただき大変ありがたかった。
唯一、月9媒体でのブログの連載は、書きながら(忙しいのにな。他のことしたいな)と感じる瞬間だったと思う。そのときは、就職をしないで今の仕事を続ける、と決意したので、とにかく多くのお仕事をしたくて、連載も全部お受けしていた。
今は、自分が書きたいと心から思うかどうかでお受けしているのだけれど、その頃は、少しでも貯金を増やしたかったのだと思う。不安だったから。
そんな状態でお受けするとどうなるかというと、(忙しいのにな。他のことしたいな)という状態で書くことになる。それは、書いた文章に出てくる。だから結果その媒体に対して失礼になるし、読んでいただく人にも愛が伝わらない。
■「わくわくするか」が仕事を受ける基準に
なので、今は毎回こう考える。
自分の良いエネルギーを使えるかしら?って。
簡単なことで、良いエネルギー=わくわくするかどうか。
最近で言うと最大のわくわくは本作り。執筆期間中は、そういえばいつもより3〜4時間寝ていなかったし、満腹になると眠くなるからあえていつもの半分ぐらいしか食べなかったし、お月さまが出ている時間からの打ち合わせも躊躇なく入れる。それは、本作りに相当わくわくしているからであって、たぶん大量のエネルギーを使っているのだけれど、辛くない。
なので忙しいとも感じない。
逆の場合。1日に1つの打ち合わせしかない日でも、それが思わぬずっしりくる時間になったら、そんな日はお風呂に入りながら寝てしまうこともある。そして寝ても疲れがとれない。
そういうときは、注意深く見てみる。
わくわくしない状態で受けなかったか、途中であれ?と引っかかったことを放置しなかったか、違う基準で選ばなかったか。学んで、次はどう行動すれば良いのか。選択する。
■しんどいと感じたとき、自分の選択を見直してみる
忙しいと思っているときの自分の状態が、嫌いっていうのもある。
いらっとしたり、忙しくて何かをできないと思ったり、そういうことを放置したくない。
できることがいっぱい増えて、それを楽しめる人生が良い。
だから、わたしは自分の良いエネルギーをぶわっと出せるものを選択していこうと思う。
メイク落とし、洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリーム、美顔器、エステ、半身浴、ネイル、カラーリング、ランニング、ヨガ、ファスティング。
美容って、いっぱいある。
全部楽しめる人は全部すればいいのです。
でもそうじゃなかったら?
日々の美容が忙しいと思ったら、選択し直してみる。
忙しいという気持ちは、何か無理しているサインでもあるから。
最近はヨガを始めました。
通うのをイメージしたら忙しくなりそうだったから、家でYouTubeを見ながら朝ヨガにして、朝は原稿を書きたいなと思ったら夜ヨガに。
寝る前に、ベッドの上で、できるの。iPhoneを横に置いて、YouTubeを流しながら、呼吸を整えて。たったの10分。
翌朝の目覚めが、最高です。