冬から春仕様の心と身体にチェンジして、イキイキ・ピカピカに！【藤原美智子 連載】
すっかり冬仕様になった身体を脱ぎ捨ててリセットを。
春は自然界だけでなく、人間も冬に溜め込んだ古いものから新しいものに生まれ変わる季節。この時期に大事なのは代謝の良い身体です。
苦味のある成分には代謝を促進する効果があると言われていますが、今の時期、マーケットで見かけるたらの芽やフキノトウ、菜の花、たけのこはまさに苦味成分の代表。そして芽キャベツや春キャベツにも代謝機能と解毒機能を活発にする成分が含まれています。
つまり季節のものを食べると、その季節に必要なものを摂り入れることができるというわけです。
この時期、我が家の冷蔵庫に常備しているのは菜の花や芽キャベツ、春キャベツでしょうか。と言っても、菜の花のスパゲティにしたり、蒸した芽キャベツをサラダに加えたり、バターと酒でサッと炒めた春キャベツに醤油をタラリとまわしかけたりといった、ごく普通の簡単料理なのですが。
もちろん食事だけでなく、運動をすることも代謝の良い身体にするには大事なこと。大人の場合は運動などで基礎代謝を意識的に上げなければ、冬の間に溜め込んだ老廃物もなかなか出て行ってはくれません。一冬過ごすごとに贅肉が厚くなっていくという人は要注意。冬仕様になった身体を春の時期にリセットするように意識しましょう。
私は膝と太ももを痛めてしまい、２年間お休みしていたマラソンを今年から復活しました。改めて思うのは「やっぱり走るのは気持ち良い！」ということ。気持ちが前向きになるしヤル気が起きるし、走り終えたあとは天然の肌ツヤでピカピカ！これこそ新陳代謝が良くなった証拠。
それに筋肉を鍛えると基礎体温も上がるのですが、これも代謝を上げるためには大事なこと。何しろ体温が一度上がると免疫力は５〜６倍、高くなると言われています。よく風邪を引いてしまう人は免疫力が下がっている、つまり低体温になっているのかもしれません。低体温は体内を酸化させて、老化スピードを早める原因にもなるので注意しましょう。
運動が苦手という人は、家中を小まめに掃除するという手も。掃除機をかけたり（箒で掃くほうが運動量は上がるのですが）、床や棚を雑巾で拭いたりするをキビキビとした動作ですると結構、心拍数が適度に上がるものです。それが大事。適度に心拍数を上げると脂肪の燃焼効率が高くなりますから。そして心拍数が必要以上に上がらなくなる頃には、きっと、もっと身体を動かしたくなっている気分になっているはず。
心と身体を身軽にして、イキイキ・ピカピカな春にしましょ！
