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恋人と別れるべきか迷う。後悔しないためには“彼氏とのつまづき”を大切に

恋人(彼氏・彼女)と別れるべきか迷う瞬間はありませんか? 刹那的な感情の揺れ動きや相手の気持ちが分からないことによる混乱状態など、考えられる原因はさまざまですが、その別れが深い後悔につながる事態は避けたいですよね。別れるべきか迷ったときに、考えたい大切な視点について紹介します。

恋人と別れるべきか迷う。後悔しないためには“彼氏とのつまづき”を大切に

「交際中の彼氏と別れたい」。そう思う瞬間がある。愛情があれば関係を終わらせることは考えないはず。なのに別れるべきか迷うときには、必ず彼氏との続けられない、もしくは続けたくない理由があるはずです。恋人との終わりを考えたときどうするべきか、お話しします。

■彼氏と別れるべきかどうか迷う瞬間……その本音は?

彼氏と別れるべきかどうか迷う瞬間……その本音は?

好きでお付き合いしているはずなのに、どうして別れを考えてしまうのでしょうか。「一緒にいることに違和感がある」「近くにいるはずなのにどこか距離を感じる」など、その原因の正体はさまざま。ここでは、その原因とあなたの心に潜む本音についてお話ししていきます。

彼氏といても楽しくない

デートしていても、集中できずにほかのことを考えてしまう。また、部屋で一緒に過ごしているときに「ひとりになりたい」と思ってしまう。一緒にいることに幸せを感じないと、「付き合っている意味があるのかな?」と疑問を覚えます。好きな人であっても、退屈やマンネリを感じる関係性に苦痛を感じているのがあなたの本音だと考えられます。

大切にされていないと感じる

たとえば、自分とのデートよりも友人との約束を優先したり、「忙しい」一辺倒でLINEの返事を疎かにされたり。関係性の中に「慣れ」が生じてしまうことによる、コミュニケーションの変化は、ときに不安を抱かせます。「自分のことを大切に思ってくれているなら、そうはしないはず……」といった不信感が、彼氏との別れを考えさせるのです。ここには「もっと自分のことを大切にしてくれる人がいるのではないか」、「自分を大切にしてくれない人に自分の時間を使っていていいのだろうか」といった本音が隠れています。

ほかの男性に対していいなと思ってしまう

「彼氏=好きな人」のはずなのに、別の人に意識が向いてしまうことがあります。
彼氏への不満がそうさせるのか、彼氏との交際が安定しすぎて刺激を欲しがっているのかは、本人にしかわかりません。ほかの人に対していいなと思ってしまうのは、心に隙間があるからです。彼氏とのお付き合いに満足していない可能性があるのですね。

デートよりほかの時間が充実していると感じる

彼氏とのデートに時間を使うよりも「自分の趣味を大切にしたい」「ひとりで過ごす時間を増やしたい」と思う――。彼氏と過ごす時間が減ることに対して、何とも思わない自分を感じると、「もう好きじゃないのかも」と思いますよね。

彼氏のいない時間のほうが充実していると、つい別れを考えます。重要視するべきなのは、彼氏と一緒のときの自分の気持ちです。まったく幸せを感じない、一緒にいなくてもいいといつも思うようになれば、愛情がなくなっている証拠かもしれません。

今後の関係についてポジティブな想像ができない

「このまま付き合っていても、同棲や結婚のような幸せな未来が見えない」。
ポジティブな想像ができないのは、今のふたりの状態が幸せではないからです。惰性で付き合っている、または自分が我慢してばかり……などなど、彼氏との関係に対して不満がぽつぽつと生み出されているとき、その積み重ねが「別れ」を考えさせるのです。

■なぜ別れるべきか迷ってしまうのか?

■なぜ別れるべきか迷ってしまうのか?

彼氏への不満、自分自身の心の変化……いずれの原因にしても、別れたいなら恋人にそう告げればいい。ですが、迷いや葛藤があるのはなぜでしょうか。ここからは、その理由について考えてみます。

本当に別れるべきか決断ができていない

なんとなく「別れたほうがいいのかも」と思っていても、はっきりした理由が固まっていないと決断ができません。「好きじゃなくなった」「我慢できなくなった」など、自分のなかで終わりを肯定する確かな気持ちがないと、実際に別れ話を切り出すのは難しくなります。関係を終わらせることが自分にとってどうなのか、をしっかり考えたいですね。

別れ話の重たさを想像してしまう

別れたいとは思っても、いざそれを告げる場面を想像すると気が重いですよね。
恋人に反対されたら、責められたらなど、ネガティブな流れを避けられないと思うと切り出す勇気がなかなか持てません。ですが、別れるなら恋人に理由を納得してもらう誠意は欠かせません。
そのためにも、「どうして別れたいのか」を自分できちんと整理しておく必要があります。

こちらも要チェック!
別れ話の切り出し方。大切なのは、タイミングや場所ではなく恋人との向き合うこと

恋人を傷つけることがつらい

自分はもう「別れたい」「別れてもいい」と思っているけれど、彼氏のほうは自分に“べた惚れ“状態で終わりたいと言えば絶対に傷つけてしまう。自分のせいで相手が苦しむことがわかっている場合、別れを告げるのはつらいですよね。
傷つける、また自分も傷を負うとわかっていても、愛情のなくなった相手に無理をして交際することが幸せかどうか、もう一度考えてみましょう。

恨まれたくない

彼氏が束縛やモラルハラスメントをする人の場合、別れ話をすることで恨まれるのを恐れる女性もいるでしょう。また、誠意をもって話をしても、相手がいつまでも理解してくれないこともあります。
ですが、どんな関係であっても、続けるかどうかを決める自由があることを忘れてはいけません。不安があるときは、信頼できる人に同席してもらうなどの工夫を考えたいですね。

別れた後の付き合い方が面倒

社内恋愛やサークルでよく顔を合わるなどの関係性の場合、別れた後も物理的な距離が近くなってしまい、その後の接し方に悩んでしまう……といったケースもあります。
別れたふたりが生み出すぎくしゃくした雰囲気に周りが巻き込まれるなどの心配があるとしても、その空気感はあなたが思っているよりも長くは続かないでしょう。周囲に与える影響を考えることも大事ですが、まずは自分自身の気持ちと向き合ってみてください。

■彼氏と別れるべきか迷ったときに考えてほしいこと

別れるべきか迷ったときに考えたいこと

彼氏と別れたい気持ちはある、でも迷ってしまう。答えが出ないときは、「これから」について想像してみると今どうするのがいいか見えてきます。

交際を続けた場合、どんな日々になるか

別れない選択ももちろんありますが、肝心なのは「自分自身が幸せかどうか」です。今の状態を改善できるか、楽しい交際になるかどうか、冷静に想像してみましょう。
現在と変わらない、もしくはもっと苦しい状態を想像してしまうようなら、別れを選ぶほうが自分のため、ということもあります。

トラブルが起こったとき、一緒に乗り越えていけるか

交際を続けていると、お金や周囲との関係、親戚付き合いなど、ふたりの間にはいろいろなトラブルが起こります。そのときに、彼氏は乗り越えるための努力をしてくれるかを想像します。
どんな問題でも、ふたりの協力がなくては本当の解決にたどり着くことはできません。「この人はトラブルに直面したとき、逃げてしまうだろうな」と思うときは、交際を続けても大変なことがわかります。

彼氏がつらい状況のとき、親身に寄り添う気持ちになれるか

彼氏が仕事でミスをしたり、トラブルを抱えたり。そのとき、自分はしっかり支えることができるかどうかを想像することも、別れに悩んだときは大切です。
「関わりたくない」「親身になれない」と感じるなら、交際を続けるための愛情があるとはいえません。反対に、寄り添う自分を想像できるときは、まだ関係を終わらせるのは早計かもしれませんね。

自分がつらい状況のとき、彼氏は親身に寄り添ってくれるか

あなたが大変な状態のときに、彼氏は手を差し伸べてくれるでしょうか。
「自分でなんとかしろ」と突き放す彼氏が想像できるなら、別れを選択するほうが幸せといえます。特に、支えてくれないことをつらいと思うのであれば、あなたにとって幸せな将来が待っているとは考えにくいです。自立していることと寄り添わないことは違います。
支える意思のない彼氏と付き合っていても、いずれまた別れたくなる可能性を忘れずにいましょう。

結婚したとき、どんな夫婦になるか

交際の次に、結婚という形を目指している人も少なくないでしょう。
もちろん結婚はゴールではありませんが、ふたりの新しいつながりでもあります。子どもを持つ可能性を考えているなら、特に無視することのできない関係性が「結婚」です。
「末永く一緒に生活する」ことが前提の夫婦を想像したとき、彼氏はどんな夫か、自分はどんな妻になりそうか。幸せなふたりが思い浮かぶならいいですが、大変な暮らしが想像できるなら、交際を続けることを考え直すのがいいといえます。

■これは別れるべき……なケースの紹介

■これは別れるべき……なケースの紹介

迷いがあるとしても、別れたほうがいいというケースは実際にあります。どんな状態のときに別れるべきなのか、実際に筆者のもとに寄せられたエピソードをご紹介します。お話しを聞かせてくれたのは30代後半の女性の方。当時付き合っていた彼氏に対して「別れるべきだな」と思った瞬間について語っていただきました。

「私のほうから好きになり、告白してお付き合いがはじまった彼氏。最初は、彼のために時間を作ることも、連絡を待つことも幸せだったのですが、だんだんと彼氏が調子に乗ってきたというか、半年を過ぎたあたりから私への接し方が適当になってきました。
電話する約束をしていても、ギリギリになって『○○と飲んでいるから、電話はまた今度』とそっけないLINEが届いたり、デートで遅刻しても謝らなかったり、私が我慢することが増えて……。
それでも、“好きになってもらう努力をしなければ”と、責めずに彼氏の都合に合わせ続けていました。気が付けば、会う約束も彼氏の指定する日だけになり、セックスもいい加減で、相談した友人からは『正直、愛されているとは思えないし、別れたほうがいい』とはっきり言われて落ち込んで。

私から好きになったので、“愛されないのは私のせいだ”って思いがずっとありましたね。
でも、“もう別れよう“とはっきり決めたのは、私が仕事について彼氏に相談したら『そんなこと俺はわからないよ。誰かほかの人に言ってみれば?』とあっさり終わったとき。

『ああ、私の悩みなんてこの人にとってはどうでもいいのだな』と強く実感して、本当に自分をみじめに感じましたね。どれだけ好きでも、尽くす一方で私の気持ちに寄り添ってくれない人と一緒にいても、幸せにはなれないのだなと、はっきりわかりました。

それで別れ話を切り出したら『俺は別れてもいいけど、そっちは大丈夫なの?』とやっぱり上から目線で、この言葉を聞いて愛情が消えるのを感じましたね。いざ離れてみたら、愛された実感が少なかったせいか想像よりつらくなくて、しばらくは落ち込んだけどすぐに立ち直りました。私としては精一杯やったと思えて、未練もなかったです。今は新しく好きな人ができて、片思いですがコミュニケーションを楽しんでいます」(36歳/営業)

恋愛に限った話ではありませんが、お付き合いをする上で“対等であること”は重要です。
「自分は好かれている側」と思いこむと、恋人の愛情をないがしろにすることに罪悪感を抱きにくくなります。
「いい加減な態度をとっても、誠実に応えなくても、コイツは離れていかない」。
こんな油断をする人と交際していても、こちらが疲弊する一方です。好きだから努力するのは正しい姿勢だとしても、そんなこちらの気持ちをいっさい受け取らない恋人に尽くし続けるのは、不毛といえます。関係を大切にしない彼氏とは、別れるのが正解です。

■もしかしたら別れるべきじゃないかも? なケースの紹介

別れるべきケースとは反対に、考え直すほうがいい場合もあります。もしかしたら別れるべきではない状態について、ご紹介します。お話しを聞かせてくれたのは30代後半の女性の方。彼氏からの愛情を感じる瞬間はありつつも、相手の気持ちがわからないことの方が多いようで……。胸の内に抱える迷いについて語っていただきました。

「何年も仲のよかった男友達を好きになり、向こうも好意を持ってくれたみたいで告白され、付き合いはじめました。お互いに仕事が忙しく、デートも電話も思い通りにはいかないけど、LINEで毎日連絡を取り合っているので寂しさはあまり感じませんでした。

ただ、彼氏は『好きとか強制されて言うものじゃない』『何週間も先のデートの約束はプレッシャーを感じる』など、愛情表現をしてくれないことが多くて。“会えないならせめて言葉で気持ちを聞きたい“という私の気持ちを伝えても、なかなか応えてくれないことが不安でした。

でも、私が風邪をひいたときは仕事帰りに家に寄ってくれたり、デートのときは丸一日時間を作ってくれたり、そういう態度があるので安心はしていたのですが……。あるとき、デートの約束をした日に彼氏が急な残業になり、『仕事を放ってまでデートはできない』と連絡がありました。
久しぶりのデートで私は浮かれていて、でもまったく謝罪しない彼氏にがっかりしてしまい、『それはわかるけど、私に申し訳ないとは思わないの?』と、ついきついメッセージを送ってしまいました。

逆の立場なら、残業が断れないのはわかるけど、まずは恋人に謝るだろうと思うので。
“これでわかってくれなかったら別れるしかない”と思いましたが、結局彼氏からの返信はありませんでした。彼氏の気持ちがわからず、愛情も見えず、本当に別れるしかないのかも、と悩んでいます」(37歳/総務)

愛情表現が少ない彼氏だと、言ってくれないことよりも愛されているという実感が少ないのが問題です。デートをドタキャンしても謝罪しない姿を見れば、「本当は好きではないのかも」と思うのは当然ですよね。

ですが、体調が悪いときに何も言わなくても看病をしに来てくれる、会える日は自分の時間すべてを使う、こんな振る舞いは愛情がある相手でないとできません。
相手のために時間を作ることが自然にできるのに、ドタキャンに対しては謝罪しない。そんな彼氏は「謝りたいけどプライドが邪魔をする」「恥ずかしい」などの、彼自身にしかわからない心理を抱えている可能性があります。

別れを切り出す前に、もう一度彼氏と向き合って気持ちを確認する機会を作りましょう。
すぐに口にできなくても、本当に愛情があればこちらの気持ちを受け止めてくれるはずです。つまずいたときこそ、相手の本当の気持ちを知るチャンスです。

■安易に別れを考えず、自分にとっての幸せを大切に

■安易に別れを考えず、自分にとっての幸せを大切に

彼氏と別れたい、でも決断できない。そんな葛藤は、何より自分のなかに彼氏への愛情があるからといえます。恋人という関係への未練がないなら、別れを決めるのも彼氏に告げるのも、抵抗はないはずです。

迷うときは、彼氏に対する愛情や恋人関係について、自分がどう感じているかを冷静に振り返りましょう。安易に別れを選んで後悔するより、しっかりと考え抜いて決めることが、何より自分のためなのですね。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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