「男から『抱きたい』と言われたら軽く頷く女が艶っぽい」 夕聖さん×はあちゅうさん 艶女対談
今現在はバーを経営、新宿歌舞伎町で元ナンバーワンホストだった夕聖さんと、ブロガーで作家のはあちゅうさんとの対談。「抱きたい」「モテるでしょう」と言われた時の、女性らしい艶っぽい返答とは。抱きたくなる、艶っぽい女性の会話術を身につけるべくふたりの対談みていく。
■男から『抱きたい』と言われたら軽く頷く女が艶っぽい
大人になっても「かわいい」の呪縛がつきまとう日本。現に「大人カワイイ」なんて言葉もあるくらいです。でも、そろそろ「かわいい」から脱皮して、「艶やかさ」「色っぽさ」を意識してみませんか。10代〜20代とは違う、大人だからこそ出せる艶っぽさとは何なのか、真剣に考えてみたい!
著書に『半径5メートルの野望』などがある作家・ブロガーのはあちゅうさんと、著書に『秒速でオトす交際術』などがある、超有名店に所属していた元カリスマホストで、現在は西麻布のプライベートバーでオーナーを務める夕聖さんに、「艶っぽい女」をテーマに対談していただきました。
■視線を絡ませるのは3秒間
はあちゅうさん(以下、は):現役時代、夕聖さんはナンバーワンホストとして、それこそ何千人もの女性とお話をされてきたと思います。会話の中で、どうやって相手の心をつかんでいるんですか?
夕聖さん(以下、ゆ):方法はいろいろありますけど、目線を3秒間ははずさない、というのは大事にしているかも。3秒がちょうど良くて、それを超えると「この人気持ち悪い」と思われかねません(笑)。もちろん瞬きの有無でも変わってきますが。あとは、フィーリングかな。でも、これってすごく難しいんですよ。相手が自分を好いてくれている感覚、はあちゅうさんはわかりますか?
は:うーん。わかるときとわからないときがありますね。男性は女性のどういう態度や言動を見て、自分に好意があると判断しているんですか?
ゆ:たとえば、最初に会ったときは、ソフトドリンクしか飲まなかった女性が、2回目に会ったときは、アルコールを飲んでいるとかね。前に見せなかった自分を出してくれると、好意を持ってくれたのかな、と感じますよ。
は:夕聖さんは相手の新たな一面を見るために、どんなコミュニケーションで誘導していますか?
ゆ:そもそも脈がゼロだと次回はないですよね。だから、初回で相手から好意を感じれば、連絡先を交換して食事に誘います。そこからが本当のスタートです。会話とかコミュニケーション以前に、清潔感や香りには気を配っています。
は:男性から自分好みの香りが漂うと、確かにドキッとします。関係性を深める前の空気作りを大事にしているんですね。その他に意識していることはありますか?
ゆ:安定感とか男らしさを出すこと、でしょうか。「男らしい」って説明するのは難しいんですが、テンパらない、オドオドしない、動じない……といったところですね。
■「モテるでしょう?」にははぐらかす
は:今までに、会話中に夕聖さんをドキッとさせた女性はいますか?
ゆ:相手の女性に興味があったら、いつもドキドキさせられていますよ。
は:男性から訊かれたとき、ベストアンサーは何なんだろうと、悩んでしまう質問があります。たとえば「モテますよね?」と訊かれたとき、「ありがとうございます」とお礼を言うか、「全然モテないですよ〜」と謙遜するか、どちらが良いのかなぁと。
ゆ:僕だったらはぐらかしますね。「昨日まではね」とか「今日からモテないなー」とか(笑)。
は:それ、セクシーですね(笑)! さっそく使いたい(笑)。
ゆ:言葉の使い方が上手い人はモテますよね。何か訊かれたときに、「ベッドの上でね」と少しエロ要素を交えた返しをしたことがあります(笑)。もちろん、相手を見て「こう言うと楽しんでくれるだろう」と、毎回考えていますよ。
は:夕聖さんよりも遥かに年上の女性には、どういう会話をしているのか気になります。
ゆ:ネイルやまつげ、ヘアスタイルなど、その女性が力を入れてがんばっているパーツを、ピンポイントでほめています。そうすれば女性も「よく見てくれている」「よくわかってくれてるわね」とうれしい気持ちになりますよね。
は:確かに、ピンポイントでほめられたらドキドキしそうです……。でも、そうやってハートを奪われた女性から、体の関係を迫られることはありませんか?
ゆ:「体の関係を前提に……」と打診されたことはありますよ。僕自身、水商売を始めてから「女性はエロい生き物」だと知りました。はあちゅうさんも、めちゃくちゃエロいと思いますよ。たとえば、ときどき口元に手を持っていくじゃないですか。その仕草、男にはすごくエッチな感じに映るんですよ。
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