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大人の恋を考えるための「ジブリ映画」4選

秋の夜長にジブリはいかが? 「大人のためのジブリ映画」をセレクト。

大人の恋を考えるための「ジブリ映画」4選

■1.耳をすませば

ジブリの耳を澄ませば


「俺と結婚してくれないか?」
「雫、大好きだ!」

有名なラストシーン。
大人になって、このストレートな言葉が心に響くという人の声は絶えません。純粋に「好き」から始まる恋愛は、年を重ねれば重ねるほど、難しくなりますよね。自分に合う条件かどうかを見極めて、初めて「好き」になるという人も多いのではないでしょうか。でもその「好き」は本当の好き……? 条件をつけているうちに、相手のことが本当に好きなのかわからなくなり、自分の気持ちが迷子になってしまうのも大人の恋愛あるある。

ジブリ

一方、劇中の雫と聖司はどうでしょう?
作家になりたい雫、バイオリン職人を目指す聖司。
雫は文章を書く仕事につけるかわからないし、聖司だって、バイオリン職人として食べていけるかわからない。ふたりの前には、まだ見ぬ可能性が広がっているだけ。

『耳をすませば』を観ると、まだ未来が見えないけれど、可能性が広がっている10代の恋愛を思い出します。未来を現実的に語る大人。まだ見ぬ夢を語っていた学生時代。「好き」だけで突っ走った恋。なんだか切なくも懐かしくなる気持ちを味わってみてはいかがでしょうか。

■2.風立ちぬ

ジブリの風立ちぬ

この映画、ヒロインの菜穂子のあり方に、賛否が分かれるそうです。
好きになった男性(堀越二郎)に寄り添い、病の中かけつけて、二郎の夢を支える菜穂子。ジェンダーの観点から見たときに、その偏りにツッコミが多数入っています。(主に、病床にふせった菜穂子の横で、二郎がタバコを吸うシーン参照)。

一方で「菜穂子がうらやましい!」という声もあります。

風立ちぬ

関東大震災で初めて出会い、大人になって軽井沢で再会した二郎と菜穂子。忙しい日々のなかでも二郎は菜穂子を愛し続けます。菜穂子も、病中にも関わらず、自らの意思で、二郎のそばに寄り添います。
いろいろな意見がありますが、菜穂子は「愛し愛される」を体現しているのかもしれません。「好きな人を命がけで愛する」菜穂子の姿は、みなさんにはどう映るでしょうか。

■3.ハウルの動く城

ジブリのハウル

ジブリ作品一のプレイボーイで“モテ男”の魔法使いハウル。
ヒロインのソフィーが住みこむことになるハウルの動く城に、ハンドルを動かすと、四つの別な場所に移動できる扉があるのを、みなさん覚えていらっしゃいますか?
一説によるとこの扉、「男性の4つの人生を表している」そうなんです。

ハウル

ひとつ目の扉は、ソフィーがハウルに連れられて訪れる花畑。例えて言うならここは「今カノ」の世界。

ふたつ目の扉は、魔女がいる、荒れ地につながっています。荒れ地の魔女は、執念深くハウルを追いかけます。ここは「元カノ」の世界。

3つ目の扉は、ハウルの師匠であり、少年時代のハウルにそっくりな少年が沢山いる大魔法使いサリマンの城。ここは「初カノ」の世界。

そして4つ目の扉は、ハウルが獣の姿になって飛ぶ戦場です。毎夜ハウルは、ボロボロの姿になって帰ってきます。ここは、現代でいうところの「職場」でしょうか。

そんな4つの扉を行き来するハウル。……でもちょっとまって。仕事に行って、元カノや、初カノのところにも!? どれだけプレイボーイ!?(怒)と、突っ込みたくなりますが……。

ハウル

ハウルは毎晩、ソフィーと一緒に暮らす城に帰ってくるんです。物語の後半、火の悪魔カルシファーは、ハウルの心臓だということが明らかになりますが、あれは「僕の心は君に預けている」という意味だとか。

恋愛関係には、いろいろな形あります。綺麗事や一筋縄でいかないことも……。恋人がいても、浮気したくなることもあれば、過去の恋人や初恋の相手を懐かしく思うこともあるでしょう。でも、心はひとつ。そんな視点で『ハウルの動く城』を観ると、また違った見方ができるかもしれません。

■4.もののけ姫

もののけ

『もののけ姫』のヒロインは、もののけに育てられた山犬の娘・サンですが、映画の中でひときわ印象的なのは、エボシ御前と、タタラ場で生きる女性たちです。

山を切り開く近代人でありながら、街で生きられなくなった女性を引き取り、男性よりも強く、たくましく女性が生きることのできる理想郷を築こうとしている超絶美女・エボシ御前。男性たちは、アシタカをのぞいてどこか頼りない一方で、タタラ場に生きる女性たちは皆、元気で気が強く、そして心は乙女です。

ジブリ

大人になると「女性は愛された方が幸せ」だとか「女性は強い or 弱い」だとか、周囲の固定概念にまどわされがちです。でも本来、ひとりの女性の中にも、強い一面、弱い一面、愛する一面、愛される一面など、多面的な要素が内在していると思うのです。タタラ場の女性たちの生き方は、私たちが学びたい「理想の在り方」が詰まっています。

■大人になって観るジブリは面白い!

多くの映画やアニメのヒロインは、男性から見た女性の理想像が描かれがちですが、宮崎駿監督とジブリの描くヒロインは、強さと弱さ、愛し方と愛され方をかねそなえた魅力的な女性ばかり。大人になったからこそ、あなたにとって理想の大人の女性像をイメージしながら、ジブリ作品を楽しんでみてはいかがでしょうか?

※ この記事では、使用許可を得た画像のみを掲載しています。

毒島 サチコ

恋愛ライター。LINE記事を得意とし、自立した女性へ向けた恋愛記事を多数執筆。

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