乾燥肌のスキンケアとは? みるみる肌が潤う「一足しケア」5つ
肌のうるおいや弾力のなさ、気になりませんか? 乾燥肌が当たり前になってスキンケアの見直しをせずにいると、次から次へと年齢サインや肌トラブルが現れてしまう恐れが。そこで今回はあらゆる肌悩みの元凶となる乾燥肌から抜け出すべく、いつものスキンケアに一足ししたいコスメをご紹介します!
目次
洗顔後、急いで化粧水をつける方、化粧水をつけてもすぐに肌が乾く方、日中も乾燥が気になる方……。乾燥肌が当たり前になってしまっていてスキンケアの見直しをせずにいると、次から次へと年齢サインや肌トラブルが現れてしまう恐れが。
そこで今回は、あらゆる肌悩みの元凶となる乾燥肌を解決へ導くスキンケアコスメをご紹介。どれも美容家の筆者が溺愛するスキンケアアイテムです。ぜひチェックして!
放置は危険! 乾燥肌が招く“肌のリスク”
おすすめのスキンケアアイテムをご紹介する前に、まずは乾燥肌を放置するとどんなリスクがあるか押さえておきましょう。
(1)バリア機能が弱くなる
肌(皮膚)の一番大切な役割は、外敵から体を守ること。しかし、肌のうるおいが保てず、皮脂分泌も少ない状態の乾燥肌は、肌のバリア機能が十分はたらかず外的刺激の影響を受けやすくなります。
肌トラブルを感じやすい敏感肌の方、季節の変わり目などに肌の調子が悪くなるゆらぎ肌の方は、肌の乾燥が一因となりバリア機能が弱くなっていることも考えられます。
肌の細胞と細胞のあいだを繋ぐ細胞間脂質、うるおいを保つためのNMF、水分の蒸発を防ぐ皮脂が十分キープできるように、乾燥を放置せずスキンケアの見直しをすることが大切です。
(2)紫外線ダメージを受けやすくなる
バリア機能が弱くなると、比較的弱い紫外線でも炎症ダメージも受けやすくなることがわかっています(※1)。
日焼け止めを塗っても肌が焼けやすい、ダメージを感じやすいという方は、乾燥肌の状態が続いてバリア機能が弱まっているからかもしれません。
紫外線はあらゆる肌トラブル、年齢サインを引き起こす原因。乾燥肌を放置すると、どんどん理想の肌から遠ざかってしまう恐れがあります。乾燥肌は生まれながらの肌質だとあきらめず、スキンケアに力を入れていきましょう!
(3)弾力がなくなり小じわやたるみ毛穴の原因に
乾燥肌でうるおいが足りない状態だと、肌の弾力が失われ小じわやたるみ毛穴が目立ちやすくなってしまいます。さらに、先述のとおり肌トラブルや紫外線ダメージが蓄積されると、年齢サインも次々と現れることに……。
スキンケアでうるおいを保てる肌に整えることで肌にハリや弾力を感じられるようになり、小じわやたるみ毛穴も目立ちにくくなります。乾燥肌のうるおい力をアップさせるエイジングケアアイテムを、毎日のスキンケアに取り入れるのがおすすめです。
(4)肌がどんよりくすんで見える
乾燥肌の状態が続いていると、肌のトーンが落ちてどんよりくすんで見えます。さほど日差しを浴びていないのに、以前より肌色が暗くなった気がする方は、日焼けではなくくすみかもしれません。
スキンケア後すぐは肌が明るいのに、時間がたつと肌がくすんで見えるのも、肌のうるおいが長時間保てないことも一因と考えられます。お出かけ中にもうるおいをチャージできるスキンケアアイテムを持っておくと便利です。
(5)メイクのりが悪くなる
乾燥肌はメイクにも影響が出ます。メイクのりが悪くなり、きれいに下地やファンデーションがのらないことも。うるおいに満ちた柔らかい肌なら、メイクアイテムも滑らかにのせることができ、よくフィットしてヨレや崩れも目立ちにくくなります。
下地やファンデーションのクオリティを疑う前に、スキンケアを見直して乾燥肌から抜け出すと、手持ちのアイテムを無駄にせずにすむかもしれません。
乾燥肌がしっとりハリ肌に! 美容家溺愛“一足しスキンケア”アイテム5つ
悩み多き乾燥肌から抜け出し、しっとり弾むような肌に導くためのアイテムをご紹介します。スキンケアをすべて変えるのではなく、今のお手入れに一足しできるアイテムを選んでみました。まずはひとつ試してみて!
(1)手持ちの化粧水が美容液に早変わり! 「リッツ うるおい玉 EGF」
「リッツ うるおい玉 EGF」は、美容成分をフリーズドライさせた玉。化粧水を加えると美容成分が溶け出し、濃密なエイジングケア美容液に早変わりする、新感覚スキンケアアイテムです。なんと、48時間うるおいが持続するそうなので、うるおいをキープしにくくなった乾燥肌の救世主になるはず!
うるおいの秘密は、近年エイジングケア成分として注目度が高まっている植物幹細胞由来成分と、成長因子として知られるEGFを高濃度で採用していること! どちらも、素肌美人がこぞって取り入れているスキンケア成分です。
このWエイジングケア成分を使った美容液を、作り立ての状態でフリーズドライ製法(冷凍させた素材を真空状態にして水分を一気に乾燥させる)で閉じ込めて製品化することで、スキンケアのたびにフレッシュな美容液を肌に与えることができます。
使い方は、洗顔後、「リッツ うるおい玉 EGF」を化粧水で溶かして肌になじませるだけ。「リッツ うるおい玉 EGF」に化粧水をプラスしたら、指で混ぜながら丁寧に溶かすのがポイントです。
いつものスキンケアに「リッツ うるおい玉 EGF」を足すだけで、乾燥肌がみるみるハリのあるしっとり肌に変化するはず!
(2)乾燥肌の弱点! 目もとは朝晩「Antipodes」でエイジングケア
乾燥肌の方は、とくに皮膚が薄く皮脂腺が少ない目もとにエイジングサインが現れがち。目の周りの乾燥が気になり、ピンとした悩みのないアイゾーンにしたいなら、朝晩しっかりアイクリームを使うのがおすすめです。
筆者のお気に入りは、エイジングケア効果に妥協のない、ニュージーランド発のナチュラルコスメブランド・「Antipodes(アンティポディース)」のアイテム。美しい大自然に恵まれたニュージーランドならではの植物由来成分で、年齢肌、乾燥肌の悩みポイントにアプローチできるスキンケアアイテムが揃っています。
目もとのスキンケアとして、朝は「キウイシード ゴールド アイクリーム」、夜は「キウイシードオイル アイクリーム」でお手入れするのがおすすめ。
朝のスキンケアにプラスしたい「キウイシード ゴールド アイクリーム」は、ドイツの23Kゴールドを贅沢に使用したアイクリーム。ニュージーランドならではのエイジングケア成分・ヴィナンザグレープ種子エキスとキウイ種子オイルで、自信をなくした目もとにうるおいをチャージし、なめらかでハリのあるコンディションに整えてくれます。
日中に気になる外的要因も考慮して作られているので、朝から夜のスキンケアまでのあいだ、目もとを保湿して保護する役割を果たしてくれる頼もしいアイテムです。
軽いテクスチャーなので、メイク前に使っても仕上がりに響く不安はなし。むしろ、23Kによってナチュラルなトーンアップ、ハイライト効果も見込めます。メイクの上からも使えるので、とくに日中のカサつきも気になる乾燥肌の方は、お昼過ぎにもオンするとよいでしょう。
夜は「キウイシードオイル アイクリーム」で、1日がんばった目もとをいたわるようにスキンケアを。デリケートな上、1日に約2万回ものまばたきをする目もとは、毎日お疲れです。エイジングサインがどんどん目立ってくるのを防ぐためにも、毎晩のスキンケア時に「キウイシードオイル アイクリーム」をプラスしてみて。
目の周りをやさしくマッサージするように「キウイシードオイル アイクリーム」をなじませる習慣にすると、帰宅後の重い感じをリセットでき、目の下のどんより感もすっきりするはず!
朝晩のスキンケアにアイクリームを使い続けると、だんだん年齢悩みが気にならなくなります。とくに乾燥肌の方は、手をかければ違いを感じられると思うので、ぜひトライしてみてください。
(3)ハリツヤ不足を感じたら……Natures for「ボタニックセバムオイル」
スキンケアをがんばっているつもりなのに、なかなか乾燥肌から抜け出せないと感じているなら、皮脂が足りていないのかもしれません。皮脂は“毛穴詰まりのもと”、“テカリや崩れの原因”と悪者にされがちですが、肌のうるおいを保ちバリア機能をサポートする大切な役割が。
とにかく乾燥肌が悩みの方、保湿成分を惜しみなく肌に与えているのにハリやツヤが感じられない方は、皮脂の成分構成を考えて作られた美容オイルをプラスするのがおすすめです。
筆者が何度もリピートしている愛用オイルは、Natures for(ネイチャーズフォー)「ボタニックセバムオイル」。乾燥肌の方の顔はもちろん、皮脂分泌が少ないボディパーツのスキンケアにも役立ちます。よくなじんでべたつきにくいので、オイルが苦手な方にもおすすめです。
家事や手洗い習慣ですっかり乾燥してしまった筆者の手肌も、「ボタニックセバムオイル」でスキンケアしたら瞬時にしっとりなめらかなコンディションに! すぐに体感できるスキンケアアイテムなので、いち早く乾燥肌を何とかしたいなら、もってこいのアイテムです。
「ボタニックセバムオイル」に使われているのは、皮脂と肌の常在菌のことを考えて厳選された植物オイル。乾燥肌にぴったりのツバキ種子オイル、マカデミア種子オイル、アルガンオイル、ヨーロッパキイチゴ種子オイル、ゲットウ葉オイル、ローズマリー葉オイル、ヘチマ葉エキスなどが採用されています。
ライトな使用感な上、香りはローズやゲットウを中心とした爽やかな香り。通年使いやすいオイルなので、皮脂分泌が少ない乾燥肌の方は、ぜひ取り入れてみて。
(4)徹底的にリフトケアするなら……ニールズヤードレメディーズ「フランキンセンス インテンス リフトクリーム」
エイジングサインが気になり、重力さえも憎く感じる乾燥肌の方は、2020年10月1日に発売される、ニールズヤードレメディーズの「フランキンセンス インテンス リフトクリーム」をスキンケアに取り入れて。
ニールズヤードレメディーズといえば、過酷な砂漠を何千年も生き抜いているフランキンセンスのエイジングケア力にいち早く着目し、スキンケア成分として初めて化粧品に取り入れたブランド。そのパワーを体感した多くの方が、ニールズヤードレメディーズのファンになっています。
この秋に登場するのは、第二のエイジングサインにアプローチする「フランキンセンス インテンス リフトクリーム」。あらゆるスキンケアを試したけれど、なかなか解決の糸口が見えない年齢肌を満たしてくれるクリームです。
これまでのエイジングライン「インテンスシリーズ」のアイテムより、さらに深い悩みにアプローチし、乾燥肌を弾力のあるイキイキした肌に導いてくれます。
弾む肌に整う秘密は、これまでのインテンスシリーズの知見に、新たに2種のコンプレックス成分をプラスしていること! コラーゲンに着目して開発された“フランキンセンスアクティブ フィト コンプレックス”、ハリを生み出す“リフトコンプレックス”の2成分が加わったことで、より重なった年齢悩みに対応しています。
「ナチュラルコスメは効果が低い」という思い込みを払拭し、いくつになってもキレイを楽しめる肌づくりを叶える「フランキンセンス インテンス リフトクリーム」。フランキンセンスのスキンケア効果を十分に実感するためには、肌にのせる前に手のひらで温めるのがポイント。さらに顔の中心から外側に向けて、引き上げるようにマッサージしながらなじませるとGOODです!
肌になじませる前に、手のひらで温めたクリームの香りを嗅ぎながら深呼吸して、フランキンセンスのスキンケアパワーを存分に取り込むのも忘れないで。
筆者も試してみましたが、エイジングケア成分が詰まった濃厚なクリームで、マッサージしながらなじませると、たちまちに肌に輝きとハリが感じられました。何度も頬を指で押したくなるほど弾力感が生まれ、鏡で肌をじっくり眺めたくなります。乾燥肌ですっかり弾力肌から遠ざかっている方、悩みがどんどん積み重なっている方におすすめです。
(5)日中の肌の乾燥にプラス! 24h cosme「24 ナチュラルシーリングミスト」
朝スキンケアをしても昼にはつっぱりを感じたり、肌のしっとり感がなくなったりする乾燥肌の方は、メイク直しにも使えるうるおいミストを活用して。
筆者がバッグに入れて持ち歩いているのは、2020年9月24日発売の、24h cosme(24エイチコスメ)「24 ナチュラルシーリングミスト」です。
アルガンオイル、ツバキ油、ザクロ果実エキス、クマザサ、ローズヒップなどを用いたスキンケアミストで、日中に乾燥が気になったときにメイクの上からも保湿が可能。ミストを浴びるたびにしっとり肌に整うので、常にうるおいに満ちた肌でいられるのがうれしい!
メイク直しのときにフィックスミストとして使うのはもちろん、メイクの仕上げにシューッとスプレーすることで、メイクを肌にフィットさせて崩れを防ぐ効果も期待できます。ファンデーションの仕上がりやメイクもちに満足できていない方も、「24 ナチュラルシーリングミスト」を活用すると、1日中美肌でいられますよ。
乾燥肌は、スキンケアを見直して必要なアイテムをプラスすると、比較的短時間で変化を感じられるはず。ご紹介したアイテムを参考に、いつものスキンケアに組み込んで“脱乾燥肌”を目指してみてくださいね!
大手化粧品会社で営業を経験後、美容家・ライターとして独立。美容・健康に関する執筆やイベント、コンサルなどを手がける。