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年齢を重ねるほど、あなたの幸福度は増していますか?

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先日、ダライ・ラマ法王と利根川進博士という二人のノーベル賞受賞者の対談を聞きました。その際、ゲストスピーカーで登壇されていたハーバード大学などで国際教育・保健政策を教えている、我喜屋まり子博士のお話に衝撃を受けました。

年齢を重ねるほど、あなたの幸福度は増していますか?

先日、ダライ・ラマ法王と利根川進博士という二人のノーベル賞受賞者の対談を聞きました。その際、ゲストスピーカーで登壇されていたハーバード大学などで国際教育・保健政策を教えている、我喜屋まり子博士のお話に衝撃を受けました。

年齢と幸福度について、欧米諸国の調査では歳を重ねるほど幸福度がアップする人の割合は多くなるが、なぜか日本だけはその逆で歳をとればとるほど、幸福と感じる人の割合が少なくなる、という調査結果がある、と。

実際、内閣府の3年おきに実施される「国民生活選好調査」の日本人の幸福度に関する分析データを調べてみると、年齢と幸福度の関係を示すグラフで、アメリカの場合、U字型で33歳ぐらいを境に年齢が上がるほど幸福度が高まっています。一方、日本の場合はL字型で年齢が上がるほど幸福度が下がっているのです。

幸福度の指標も、仕事、健康、人間関係など、国や研究機関によって多様なので、一概には言えません。が、ある幸福度研究では、仕事自体は幸福の要因ではあるが、働くことがもたらす“人とのつながり”のほうが幸福度に影響を与えるという結果も。特にボランティア等の社会貢献活動に参加する人は幸福度が高いとも言われています。

昨年の東日本大震災により、人生や幸福についての考え方が変化し、家族や地域における人とのつながりや生き甲斐を見直す人は多いと思います。

みなさんはどうですか?

私の場合、自分の人生の幸福度はゆるやかなU字型であると実感します。(今のところ……。笑)。U字の折り返しのきっかけは、7年前、37歳の時に普通のOL(ファッションブランドのプレス)から、NPOの代表になった時です。もちろん、プレスもそれなりに楽しい仕事でしたが、長年心の底で温めていた、より良いお金、モノ、サービスの循環を促す“エシカルなライフスタイル”の提案を行うNPOを立ち上げる決心をして以来、自分の人生が一段とクリエイティブになり、今まで以上にやり甲斐と生き甲斐を感じるようになりました。

ファッション業界からいきなり180度世界が異なる社会貢献業界に移り、自分で今までにない仕事を創ってしまったので、NPO設立当初は奇異な目でみられていたと思います。「きっかけは何だったのですか?」とよく聞かれましたが、私の中では機が熟しただけで自然のなりゆきだったのです。一日一善を365日続けたら、人生どうなるのだろう? 幸せになるのだろうか?と小さい頃から漠然と思っていました。純粋にそれを実験してみたかったのです(前世が僧侶だったからもしれませんが!?笑)。

それが“DoGooder”(=大なり小なり社会貢献につながる善行を積む人)になるきっかけでした。それは、より自然とつながり、人や社会とつながる機会を与えてくれ、同時により幸せになる機会をも与えてくれています。

私の個人的な経験からくる仮説ですが、社会問題の解決に取り組む人、またそれを積極的に応援する人たち=“DoGooders”の数が日本で増えれば、日本特異の加齢による幸福度の減少問題の解決につながるのでは、という確信があります。

日本を、“年齢を重ねれば重ねるほど幸福度が増す社会”にするために、DoGooderを増やす方法、この連載を通じて、みなさんと一緒に考えていけたらと思っています。

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林 民子

NPOソーシャル コンシェルジュ主宰。ジャンルを超え、社会貢献度の高いヒト、モノ、サービスをより魅力的により多くの人へ広めるための様々なプロジェクトをプロデュース。少数民族の貧困解決を目指し、上質のヤクという素材にフォーカス...

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