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わかっているのにハマっちゃう! パニック映画あるある

パニック映画によくあるパターン。「ああ、そうきたか」「そうくると思った」と、だいたいわかっているはずなのに、実際みてみると楽しめる! 愛すべきB級映画で多用されるパニック展開あるあるです。

わかっているのにハマっちゃう! パニック映画あるある

■死のリスト

最初の5分くらいまできたところで、このあと誰が死んで、誰が死なないかが、なんとなくわかる。

お調子者とか、とても強そうなムキムキの男性とか、その彼女とかは割と早い段階でいなくなる。

……が、あまり同情できないことが多い。

■喘息持ちのキャラ

喘息なのに、「喘息の薬がない!」という状況が、緊迫感を高める材料になりがち。

それが子どもってケースも多い。

■犬は助かる

動物愛護の風潮もあってか、ペットとして飼われているワンちゃんなどの動物たちはだいたい死なない。

「見当たらないな〜」と思っていると最後にどこからともなく現れて、「よかった! どこ行ってたの?」ってなる。

■シャワータイムは……

「シャワーでリラックス……」は、パニック映画にとって、緩急をつけるための重要なタイミング。

女性がシャワーを浴びると、「何かあるな」ってなる。

■車のエンジンは、だいたいかかりにくい

殺人鬼とかケモノに追われ、やっとのことで車内に入ったはいいが、エンジンがかからず、「カモン、カモン……!」って半泣きに……。

ハンドルをガシガシ叩きながら「もうだめ!」って叫んだところで、ぎりぎりエンジンがかかって九死に一生を得る、みたいなのが多い。

あと、サンバイザーに鍵が隠してあるのもお約束。

■初動の遅れ

最初、主人公が必死で忠告しているのに、誰もまともに耳を貸さない。

でも、もしも自分がその場にいたとしても、やっぱりスルーしちゃうな、って思う。

■水着の女性はサメにやられる

ビキニ姿のセクシーな女性がお酒を飲んでのんびりくつろぐシーンで始まり、このあとちょっとした拍子で海に落ちちゃって、ちょうどサメが来ちゃう……とか。

冒頭シーンがゆったりしていてお気楽なシーンなだけに、それが一気に覆されてパニック状態になると、緩急が生まれて楽しめる。

鈴木一禾

ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。

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