『ミルモでポン!』のモチーフメイク。ミルモメイクで春の装いを
趣味がメイクなちこえさん。そんな彼女の連載『メイクの自由帳』では、もっと自由に自分の好きな綺麗を楽しむためのメイクを伝えていきます。漫画・アニメ×美容をテーマとしたメイクで、かわいいを楽しんでみませんか? 今回は『ミルモでポン!』のミルモをモチーフにしたメイクをご紹介。
■『ミルモでポン!』とは?
篠塚ひろむ先生により『ちゃお』等で連載されていた児童向け漫画。憧れの男の子・結木くんと両想いになりたい女の子・楓は、恋を叶えるマグカップを手に入れ、恋の妖精・ミルモを呼び出した。人間と妖精たちによるラブコメディ。
もちもちほっぺで可愛らしい顔をしているのに、一人称が「俺」の短気でひねくれ者なミルモは、情に厚く面倒見が良い一面もある妖精界の王子。今回は、ミルモをモチーフにしたメイクをご紹介します。
(C)篠塚ひろむ/小学館 イラスト右側が恋の妖精ミルモ
■ミルモメイクの完成形
アイメイクは、ミルモの衣装と髪の配色を再現しました。
リップメイクとネイルは、ミルモの好物であるチョコレートをイメージしてメイクを組んでいます。
目元と頬は春らしい抜け感、唇と指先は冬の名残を感じさせる濃厚な色使いに注目してください。
アイメイク
リップメイク
■アイメイクのやり方
使用コスメ
ベースメイクとアイブロウを終えた状態から始めます。
まず、カラーコンタクトレンズを装着します(レンズの有無はご自身の生活環境に合わせてお決めください。無しでも成立するようにメイクを組んでいます)。
そして、アイメイクに必要な道具を準備してください。
STEP1:まぶたの下半分に色をのせる
POINT:色づきよりもラメ感を重視する
馬毛のブラシ(F)にマット(A)、ラメ(B)の順番でアイシャドウを含ませ、目を開けたときに見える幅に広げます。Aだけでも、Bだけでも理想の色にならなかったため色を混ぜましたが、単色の黄色シャドウを使っても構いません。
春を意識したメイクにしたいので、発色がクリアでラメ入りのものが理想です。
STEP2:まぶたの上半分に色をのせる
POINT:色の境目をくっきりさせないようバランスを見る
馬毛のブラシ(F)にラメ(C)、カラー(D)の順番でアイシャドウを含ませ、目のくぼみまで広げます。
Cだけ、もしくはDだけだと理想の色にならなかったため二色を混ぜましたが、単色の水色シャドウを使っても大丈夫です。
境目をくっきり見せるよりもグラデーション風にする方がこなれて見えるため、同じ馬毛のブラシ(F)を使い、発色に差が出ないようブラシをくるくる動かしながらバランスを見て塗ると良いでしょう。
今回は黄色から塗りましたが、水色から塗ってもOKです。両者の色が完全に混ざらないように気をつけてください。
STEP3:下まぶたに光を集める
POINT:目頭側を黄色にする
平ブラシ(H)にジェリーカラー(E)を取り、目尻側半分に塗ります。ぷるぷるとしたゼリー状のアイカラーは春夏にぴったりのアイテムですよ! 重ね塗りするとダマになりやすいので一回で塗り切りましょう。
尖りブラシ(G)にイエローラメ(B)を取り、目頭側半分に塗ります。「目尻側に塗ったE」との間に隙間ができないようジェリーカラー(E)に少し重ねても良いです。
目頭側を黄色にした理由は、目元のくすみを飛ばし、健康的に見せるため。目頭に水色を塗ると人によってはクマに見え、顔色が悪くなります。
STEP4:アイラインを引く
POINT:水色の部分からはみ出さない
イエローのペンシル(I)を目尻のキワに短く入れます。キュートさが増すかなと思い、少し跳ね上げました。
STEP5:マスカラを塗る
POINT:自まつげを際立たせる
アイシャドウとアイラインを優しい色合いでまとめたので、マスカラ(J)は上下ブラックを使い目力をアップさせます。
■ハイライト&シェーディングとチークのやり方
使用コスメ
Flower knows LoveBearは、ミルモの好物“チョコレート”の香りがするハイライト&シェーディングです。パール艶が出るマットな質感でドーリーフェイスになれます。
シェーディングが二色あるため、ご自身の肌色にあわせて混ぜて使えますよ。
ミルモのピンクの頬を再現するか迷いましたが、大人向けにピンク抑えめのチークを選びました。
インナーグロウ10番メデューサピンクはTwitter界隈では有名で、私も大好きなチークです。色は薄づきで青みパールが肌をツヤっと明るく見せてくれます。鼻の付け根のハイライトだけ10番メデューサピンクを代わりに塗るのがおすすめ!
■リップメイクのやり方
使用コスメ
STEP1:唇を保湿する
POINT:リップベースもブラウンを選ぶ
無色のリップクリームではなく、ベースの段階からブラウン(K)をチョイスすると統一感が増します。
STEP2:口紅を塗る
POINT:なじみの良い赤茶を選ぶ
Z901は、レアなハンバーグみたいな色です。
ベースでブラウン寄りに整えたため、それを崩さないように赤茶色のマットリップ(L)で唇全体の色むらをなくしましょう。
STEP3:グロスを塗る
POINT:たっぷり塗ってツヤツヤにする
Z601は、煮出した紅茶のようなブラウンが特徴のアンティークローズ。とろけたチョコレートを表現するため、垂れない程度にたっぷり塗るとかわいいですよ。
■ネイルを仕上げていきます
使用ポリッシュ
ADDICTION ザ ネイルポリッシュ 010C Chocolate High
ネイルカラーを塗る
POINT:二度塗りする
左の写真が一度塗り。地爪が透けてチョコレート感に欠けるため、しっかり二度塗りしましょう。指先にチョコレートが乗っているようでかわいいですよ!
もう少し大人っぽくアレンジしたい場合は、薬指だけ赤色を塗り、茶色の爪先にゴールドを塗ると良いですよ。
こちらは今年のバレンタインに私が実際にしていたネイルです。
赤色は、イヴサンローラン ラ ラッククチュール 49 ROUGE PABLO(一度塗りでこの高発色)。金色は、ネイルホリック アート GD 083(極細のハケで描きやすい)を使用しています。
■おわりに
『ミルモでポン!』は妖精と人間という種族を超えた絆、ミルモを取り巻く世界観が好きな作品。魔法を使ってもなかなか人間の思い通りにならないのです。人の心を動かすのは人……ということなのでしょうね。
このメイクは春の装いにぴったりのメイクとなっています。まだ肌寒いですが、春色の服を着て出掛ける日に試してみてほしいです。
メイクレシピプランナー
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