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映画『パリ、嘘つきな恋』感想。心ときめくフレンチ・ラブストーリー!

【シネマの時間】第65回は、本国フランスNO.1大ヒット! 笑いと感動のラブストーリー映画『パリ、嘘つきな恋』をご紹介します! ゲーム感覚で恋を楽しむモテ男が、トンデモナイ嘘をきっかけにひとりの車椅子の女性と出会い、真実を隠したまま本気の恋に落ちていくのですが……。5月24日(金)より全国ロードショー。

映画『パリ、嘘つきな恋』感想。心ときめくフレンチ・ラブストーリー!

こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。

恋の国フランスといいますが、フランス映画の見どころはウィットに富んだお洒落な会話やパリの美しい情景、余韻ある感動でもありますね。

【シネマの時間】第65回は、本国フランスで 動員200万⼈超の⼤ヒットを記録した "心ときめくラブストーリー" 映画『パリ、嘘つきな恋』をお送りします!

仕事ができてお金持ち、ゲーム感覚で恋を楽しんできたモテ男が、美女の気をひくために咄嗟についた嘘をきっかけに、本気の恋に落ちていく恋愛模様が、ユーモアを交えロマンティックに描かれています。

監督・脚本・主演とひとり3役を務めたのは、フランスで大人気のコメディアン、フランク・デュボスク。

彼のコメディアンとしての才能が遺憾なく発揮された本作は、洒脱でユーモアあふれた大人のラブストーリーとして、初監督作ながら本国フランスで第1位を獲得、更に5週連続トップ10入りの大ヒットを果たしました。

恋のお相手フロランスを演じたのは、『プレイヤー』『グレート デイズ! ー夢に挑んだ父と子ー』のアレクサンドラ・ラミー。

車椅子生活を送りながらもテニスやヴァイオリニストとして世界中を飛び回る快活で包容力のある聡明な女性を魅力的に演じ、 フランスの優れた芸術作品に贈られるクリスタル・グローブ賞主演女優賞(コメディ部門)を受賞。

フランク・デュボスク監督は、ジョスランを通して「愛をもって相手を見れば、差異に対する偏見は消える」ことを伝えたかったと述べていますが、「恋は遊び」だった彼が、真の恋に出合うことで「弱さ」や「痛み」を知り、思いやりの心に目覚めていく様子が丁寧に描かれ心に残ります。

パリやチェコ・プラハの景色も美しく、フランス映画ならではのお洒落なインテリアやファッションも必見。

鑑賞後は、誰もがきっと軽やかで幸せな気持ちになれるフレンチ・ラブストーリーです。

ぜひ、映画館でお楽しみください。

5月24日(金)より新宿ピカデリー、東劇、渋谷シネクイントほか全国ロードショー。

■映画『パリ、嘘つきな恋』あらすじートンデモナイ嘘から最高の恋が始まる!?

主人公のジョスラン(フランク・デュボスク)は、パリの大手シューズ代理店で働くビジネスマン。

イケメンでお金持ちの彼は女性にモテますが、恋愛に求めるのは一時的な楽しさだけ、というプレイボーイ。

ある日、他界した母の家に残されていた母の車椅子に座っていた彼は、偶然その場を訪ねてきた美女ジュリーの気を引くため、自分は車椅子生活を送っているととっさに嘘をついてしまいます。

すっかり信じたジュリーは、姉のフロランス(アレクサンドラ・ラミー)を彼に紹介します。

フロランスは以前事故に遭い、車椅子生活を送りながらも、ヴァイオリニストとして世界中を飛び回る、快活でユーモア溢れる魅力的な女性でした。

親友マックス(ジェラール・ダルモン)には興味ないと言いつつも、ジョスランはフロランスが出場する車椅子テニスの試合を観戦したり、彼女が演奏するコンサートを観に、わざわざプラハを訪れます。

そして会うたびに新しい一面を見せてくれるフロランスに、本気で恋に落ちてしまいます。

ふたりはデートを重ね、距離を縮めていきますが、ジョスランは真実を打ち明けることができませんでした。

そんなとき、ついに妹ジュリーに車椅子の嘘がばれてしまいます。

「48時間以内にフロランスに本当のことを言わないと、ただじゃ済まさない」と言われたジョスランは、マックスや秘書のマリー(エルザ・ジルベルスタイン)を巻き込んで、嘘を切り抜けるために奇想天外な計画を立てます。

一方、実はフロランスにも彼に隠し事があるようで……?

果たして、勘違いとトンデモナイ嘘から始まった恋の行方は!?

■映画『パリ、嘘つきな恋』作品紹介

映画『パリ、嘘つきな恋』
2019年5月24日(金)、新宿ピカデリー、東劇、渋谷シネクイントほか全国ロードショー!
公式サイト:http://paris-uso.jp

原題:Tout le monde debout
監督・脚本:フランク・デュボスク 
撮影監督:リュドヴィック・コルボージュスタン
美術:ジェレミー・ヴォン・カルラン
衣装:イザベル・マチュー
製作年:2018年
製作国:フランス
上映時間:107分
日本語字幕:星加久実
配給:松竹
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
© 2018 Gaumont / La Boétie Films / TF1 Films Production / Pour Toi Public 

■映画『パリ、嘘つきな恋』キャスト

フランク・デュボスク=ジョスラン
アレクサンドラ・ラミー=フロランス
ジェラール・ダルモン=マックス
エルザ・ジルベルスタイン=マリー
ローラン・バトー=ルシエン
フランソワ=グザビエ・ドゥメゾン
クロード・ブラッスール=ジョスランの父

【シネマの時間】
アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美
©︎YUMIMOROTO


諸戸 佑美

本や広告のアートディレクション/デザイン/編集/取材執筆/イラストレーションなど多方面に活躍。

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