春のオールブラック、かろやかに見せるコツは、素材と質感を変えること
おしゃれな人5名に「明日のコーデ」を紹介してもらう企画【明日これ着よう!】。3月4日〜3月8日までのテーマは「春の黒」。5人5通りのコーデをお届けします。“月曜日担当”の輪湖もなみさんには火曜日のコーデを見せてもらいます。
3月に入り暖かい日が続くと、重厚感のあるウールや毛足の長いニットが重く感じるようになりますね。
同じ黒でもそろそろ素材を変えていく時期です。今回は、冬っぽく見えない黒の取り入れ方をご紹介します。
黒の重さを感じさせることなく春らしさを表現するなら、チュールレースやオーガンジー、レースなどの透け感のある素材や、しなやかで表面光沢のあるタフタなどの素材がおすすめです。
手前味噌で恐縮ですが、私がデザイン・プロデュースした「ウェストねじりデザインパンツ」は、シルクタフタのような光沢感があるのに、ポリエステルでお手入れが楽。
フロントのねじりラインが、お腹周りをさりげなくカバーしてくれて、シンプルに着ても、素材のおかげでどことなくかろやかに見えるのが魅力です。
全身黒のスタイリングをするとしたら、トップスとボトムスの素材を別のものにして、変化をつけるのがおすすめ。
同一素材だときっちりしすぎてスーツライクに見えてしまうか、変化に乏しくのっぺりとした印象になってしまうからです。
同じねじりパンツを、シャリ感のあるリブのコットンニットを合わせ、カジュアルに着てみました。
白シャツを出し、アクセサリーやバッグも白を入れて、軽さを加えて。同じ黒でも、異素材同士の組み合わせで、スタイリングの幅はぐっと広がります。
ニット:Acne Studio
シャツ:コム・デ・ギャルソン
パンツ:Otto pittock style (ミランダかあちゃんプロデュース1軍パンツ)