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48歳から2年間セルフィーし続けたら50歳で彼氏ができた

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今年6月で50歳になりました。平常心を装いたいところですが、29歳からの30歳、39歳からの40歳とは違う、新たなショックがありますね。50歳になった途端、さらにショッキングなことが起きました。長らくいなかった彼氏が、突如できたのです。驚くのはそれだけではありません。お相手は26歳のイタリア人だったのです。

48歳から2年間セルフィーし続けたら50歳で彼氏ができた

■ 48歳でセルフィーしようと思ったワケ

48歳でセルフィーしようと思ったワケ

こんな奇跡を起こすきっかけになったのは、2年前から始めたセルフィーだと確信しています。出会いの直接のきっかけではなくて、メンタルの下地作りという意味で。

セルフィーによって自己肯定感が生まれ、それがプラスに作用したのだろうと考えているのです。

それまでセルフィーなんて自分がするものだとは思っていませんでした。仕事で試すことはありましたが、気恥ずかしい。世間一般の感覚と同じ、“若い人たちがするもの”という認識でした。

しかし、セルフィーする友だちを見ているうちに、その楽しそうな様子が気になり始めました。「自分がやったらどうなるのだろう? 何か面白いことがわかるかもしれない」という好奇心がわいたのです。

この感覚は「Ingress」(※)という位置情報ゲームを通じて得たものです。説明されても何が面白いのかさっぱりわからない。だったらいっそのことやってみよう。そう思って始めたところ、いろんな発見やさまざまな人たちとの出会いに恵まれました。

※スマートフォン向けのゲームアプリ。プレイヤーはふたつの陣営に分かれて競い合う。世界で1300万を超えるダウンロード数を記録している。

だったらセルフィーも食わず嫌いしてないで、やってみたらいいのでは? と。

そしてセルフィーのスペシャリストでもあるITジャーナリスト富永彩乃さん(以下、あやのさん。カバー写真左の女性です)にくっついてセルフィーを始めました。

■ スマホの素晴らしいフロントカメラでセルフィーを楽しんだ

スマートフォンの素晴らしいフロントカメラでセルフィーを楽しんだ

セルフィーデビューの日。初めて友だちみんなでセルフィーを楽しみました。アラサーにひとり混ざるアラフィフ(黒い眼鏡が私です)

中国やアジア方面では、独自の文化としてセルフィーが非常に発達しています。そのため販売されているスマートフォンの多くは女性を意識した作りになっていて、アプリなどを使わなくても、標準のフロントカメラだけで驚くほど綺麗なセルフィーが撮れます。

あやのさんと、ケータイ博士として知られる携帯研究家の山根康宏さん(通称、博士)のふたりは、海外取材を通じて「Meitu」や「OPPO」といったトップクラスの美肌モードを備えたスマートフォンメーカー製のものを入手しています。これらのフロントカメラの性能がとにかく素晴らしい。

山根博士と一緒にセルフィーの練習中

カメラの撮影機材を扱うプロ機材ドットコムのスタジオで、照明用の巨大リングライトを使って山根博士と一緒にセルフィーの練習中

私も個人的にHUAWEI Mate10 ProやGalaxy Note8といったスマートフォンと、CASIO TR miniというセルフィーに特化したカメラを購入。セルフィースティックも導入して、折に触れてセルフィーしまくりました。

最初はおばさんが自撮りとか、冷ややかな目で見られるだろうと思ってました。若い女の子と並んでセルフィーなんて公開処刑だ! と感じることも。

しかし、最近のスマートフォンの、年齢差をものとも感じさせない素晴らしい美肌技術のおかげで、恥ずかしさよりも楽しさの方が勝りました。

友だちと一緒に撮ると、自分の殻が破れる気がしました

友だちと一緒に撮ると、自分の殻が破れる気がしました

■ セルフィーしていると徐々に自己肯定感が高まる!

CASIO TR miniで撮影。アラフィフでも数をこなしているうちに、ひとりでも表情が作れるようになります

CASIO TR miniで撮影。このとき49歳。アラフィフでも数をこなしているうちに、ひとりでも表情が作れるようになります

気にせずやっていたら、フィルターのかかっていない自分自身を受け入れられるようになっていたから不思議です。信じられないかもしれませんが、綺麗に整えられた自分を見て楽しんでいるうちに、自己許容ができるようになっていくんです。

自分の笑顔なんて不細工で嫌いだったのに、なぜかすごく笑えるようになりました。整形手術ではないので、もちろんリアルは変わりません。しかし、最終的にはメンタルがとてもポジティブになったと感じています。

仕事に活きるというメリットが生まれたこともセルフィーを後押ししてくれました。それまでは自分の顔が嫌いで、ヘッドフォンやイヤホンといった、身に着ける製品の写真が撮れなかったんです。

しかし、素晴らしいカメラ機能のおかげで、自分をモデルに見立てて仕事ができるようになった。嬉しくて積極的にセルフィーしましたが、嬉しさがそのまま仕事に出ていたと思います。これは本当にありがたいこと。

■綺麗だから撮るのではない。撮るから綺麗になるのだ

セルフィーし始めの頃の私の顔(黒い眼鏡)に注目。この日を境にいろんなことが変わりました

セルフィーし始めの頃の私の顔(黒い眼鏡)に注目。この日を境にいろんなことが変わりました

公開しているセルフィー写真は、かなり巧妙に盛られているせいか、「素材がいいから」「そもそも美人だから」といった声をいただくこともありました。しかし、セルフィーしてなかった頃、素の私を見てそういってくれる人はいなかったと記憶しています。

スマートフォンの美肌処理を扱う会社やセルフィーで人気のカメラメーカーに勤める知り合い2名が、以前まったく同じことを言っていました。

仕事で自分の顔を撮影していると、最初はぎこちないものの徐々に慣れてきて、そのうち自分のかわいい撮り方を習得していくのだそうです。「そして、いつの間にか本人が綺麗になっているんですよ!」と。

セルフィーをはじめて1年以上経過したころの私

セルフィーをはじめて1年以上経過したころの私(上から2列目中央付近)。初期のころと比べてかなり雰囲気が変わっていると、今見て改めて思いました

撮るから綺麗になる。

もしかすると、自分にも同じことが起きたのかもしれません。

そうして、いつの間にかセルフィーすることに抵抗がなくなった結果、表情が変わり、前に前にと進めるようになって、前向きな出会いにつながったのではないかと分析しています。

■同時に心がけていたことが3つあった

セルフィーによってポジティブになり始めて、心がけるようになったことがありました。それは以下の3点です。

1. 50歳近くになるまで「ありのままの自分」を受け入れられずにいたのだから、それが答え。自分から変わらなくてはならない。

2. そもそも私のような女を女性として見ないマーケットでどれだけあがいても時間のムダ。私を魅力的だと思う人が集まる場所へGO。

3. 素振りなくしてホームランなし。機会があったら何があってもバッターボックスに入れ。空振り、凡打、なんでもいい。バットを振り続けろ。

自分の好き嫌いが固定化しているアラフィフになって、自分から変わるのは容易なことではありません。そこで、これまでの自分の常識を疑うことから始めました。これまで右がいいと思って選んでいたなら、それがいけないのかもしれない。だからこれからは左を選ぶ、そんな感じです。

化粧や洋服を手始めにそれまで却下していた色、デザイン、スタイルをむしろ選ぶようにしたところ、それまでと180°違う自分ができあがっていきました。自分に似合わないと思っていたのに、着てみたら意外と良かったというものがかなりあって、イメージを変えるのに役立ったのです。

それまで着なかったワンピースも着るようになりました

それまで着なかったワンピースも着るようになりました

ヘアスタイルを変えるために、1000円カットにもチャレンジしました。長い間抵抗していた自分のくせ毛を受け入れて、そのまま活用することに。

1000円カットでは、どうしたいかあまり細かくは問いません。最終イメージとカット方法だけ簡単に伝えたところ、成り行きで前髪ができました。

シャンプーもしなければ、最後にスタイリングもしないことが功を奏したのか、できあがったスタイルを見てびっくり。自分で似合うと思えるヘアスタイルが完成してしまったのです。荒療治でしたが、長年の悩みが解消してしまいました。

その状態でセルフィーすると、前より少し綺麗になれた気がして嬉しい。セルフィーで自己確認からの自己肯定。そこから生まれる小さな自信。その積み上げができるようになりました。

■ 自分のことを魅力的だと感じる人がいる場所へ

もうひとつは、そもそも自分の年齢、体型では国内にニーズがないことを自覚するというもの。

日本では40代以上の女性の婚活において、悲しいエピソードを見ることも多い。しかし、個人的な日々のリサーチの結果、欧米、とくにヨーロッパの男性は女性の年齢を気にしないことがわかりました。ですから、私のことを魅力的だと感じる方の多い市場へと活動の場を移しました。

要するに日本人を恋愛対象から外した途端、ものすごく気が楽になったんです。勇気のいることでしたが、そもそも必要とされていない場所でもがいても時間の無駄です。

私が活動した場所はアグレッシブな方が多い反面、真面目な関係になると砂浜で1粒の砂金を探すような苦労を伴う場所ではありました。しかし、言葉の壁はあっても、「あなたがいい」と意思表示してくれる人たちがいるところがいい。

なぜなら女性にとって、求められることはエネルギーになり、大きな自信につながるからです。

もともと恋愛は得意じゃない上に、言語や文化の壁もありました。いくつもハードルがあり、いろいろな経験をしました。もちろんデッドボールも数知れず。ずいぶん辛い思いもしたものです。

それでもバッティングセンターにいるがごとく、ぶんぶんバットを振っていきました。するとだんだん勘が働くようになっていき、出会う人の質が上がっていったように感じます。

■ 現代女性の必須科目は……

セルフィーがきっかけで、自分の中にさまざまな化学反応が起こりました。その結果、それまで縁遠くなっていた恋愛を、自分の日常に取り込めるようになりました。

30代後半で出会いが激減し、40代になったら閑古鳥というのが、私が経験した日本の出会いの場です。一方、ワールドワイドでは、50歳を超えてもなおアプローチは止まりません。

そんな自分の経験から、同年代の自立した独身女性がパートナーとして外国人を選ぶという選択は大いにありだと思っています。

全員が同じというわけではありませんが、年齢、体型、収入の上下など気にしないですし、むしろ働く女性をリスペクトしてくれます。家事はこなすし、子どもが欲しいなら養子でもいいという人もいます。

こういう世界があることを早く知りたかった。真剣に英会話やっておくんだったと後悔してるくらいです。現代女性の必須科目のひとつは英語といっても過言ではありません。

翻訳サービスが充実している昨今ですが、やはり英語ができたほうが会話がスムーズで、コミュニケーションをとりやすいですし、相手が日本語を話せる場合でも、感情的な部分での意思のすりあわせができるため、誤解を避けやすくなります。

恋愛の難しさに国境はありません。私も大きなケンカをしてしまい、目下大ピンチ。久しぶりに上がった恋愛の土俵上で悩むばかり。それでも50歳にして、また恋愛できるようになったことに感謝しています。

私の体験を知った周囲の女性たちが、「自分もセルフィーしてみようかな」と言うようになりました。新しい自分の発見につながる可能性もあるので、ぜひチャレンジしてみていただきたいと思います。

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すずまり

IT、家電、モバイル、ヘルステックジャンルで執筆するフリーライター。震災で経験した自身の不眠経験から睡眠の重要性に気づき、睡眠改善インストラクターの資格を取得し執筆に活かす。現在はスリープテックやヘルステック、デジタルデバイ...

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