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「自分軸」を見つけるワーク

「綺麗になりたい」ーー多くの女性が願うこと。巷にはたくさんのビューティー情報が溢れ、美容業界は年々進化しています。そして、それは細胞レベルまでたどり着き、とどまるところを知りません。“女性が美しくなる”ということの本当の意味を、今一度見直してみませんか?

「自分軸」を見つけるワーク

■あなたが美しくなりたいのは、なぜか

女性の多くが思う、「綺麗になりたい」という願望。それは美しいと、いいことがたくさんあるからではないでしょうか? 綺麗であれば得をする世の中、そしてお花のように美しいほど、周りの人を幸せにするのも確かです。

でも、綺麗になる方法ばかりを追いかけて、どんな綺麗な自分でありたいのか、しっかりとイメージを持っていますか?

誰だって、美肌になりたければ、小顔、美しい身体のラインは欲しいもの。そして綺麗な人を見ては「ああなりたい」と願い、そのギャップに落ち込んでみたりするのです。

自分を否定するために、綺麗になりたいわけではありません。

ですが、自分がどんな風に生きていたいのか、ありたいのかが見えていないと、いつも他人軸の美しさに踊らされ、不安が続いてしまいます。

■美しく見える人には、自分軸がある

ニューヨーク

私自身の話になります。

小学生のとき、初めて「ダイエットをしたい」と思いました。

肥満体系だったわけではありませんが、身長が高かったこともあり、人よりサイズがひとつ大きいものを着るのが嫌でした。体重計に乗り、数字を追いかけました。りんごダイエットなどもやりました。実際に自分のカラダがどんな状態だったかを気にしたのではなく、ただ周りの人と比べた数字やサイズにとらわれてしまっていたのでした。

そして10代後半では、やはり周りがいう「可愛い」という姿と自分とのギャップを感じて、流行りの髪型やファッション、メイクをして、みんなと同じような恰好をしながら安心していた私がいました。

価値観が大きく変わったのは、20歳でアメリカへ留学したときのこと。

NYでは、周りと同じことはむしろ、とてもつまらない人間であるという雰囲気がありました。今度は自分が普通すぎて嫌にもなりました。綺麗でありたい、という思いは変わりませんでしたが、「それが本質的にどういうことなのか」を考える機会になったのです。

幸いなことに、私の周りには、自分の人生を本気で生きている人ばかり。年齢に関係なく、自分よりもはるかに年上でも、とても素敵な人もたくさんいて、その人たちはどんなことを大切にしているのか、を注意深く観察しました。

自分が美しい女性だな、と感じる方々は「自分軸がしっかりある」ということがわかりました。

彼女たちは「私はこれが好き」がはっきりしていて、それを楽しんでいました。そして情報とも程よく付き合いながら、自分で選んで、取り入れていました。

誰かが決めてくれるものでもなく、誰かがいいねというからでもなく。そして何よりも、自分になにが似合うのかをよく知っていました。それはきっと、似合わないものもトライしてきたことの結果でもあるでしょうし、自分が好きなものを自分のものにしていく、ということをしてきたからなのだと思うのです。

つまり、自分をとても大事にしていて、自分を喜ばせる天才たちなのでした。
だからこそ、溢れる笑顔と素敵なエネルギーが、彼女たちをさらに美しく魅せているのだと。

そんな風になりたいと思い、外見、内面の両軸で自分を知ることを始めました。自分が思う自分も、他人から見える自分も、どちらも知っておくことは、とても大切なことなのです。

そしてその上で、自分の感覚に違和感のない選択をし続ける、ということを練習していくと、自ずと自分の軸、みたいなものが少しずつできていきます。私自身の場合は、気づいたら昔とらわれていたものは、いつのまにかなくなっていました。また、なによりも自分のことがとても好きになっていました。

■自分が本当に必要なものを知る

綺麗な自分、を見つけるワーク

1.まずは、今自分にしているビューティーケアをすべて洗い出してみましょう。
たとえば、エクステ、ネイル、ヘアカラー、化粧品の種類や効果、洋服、自炊やこだわっていること、エステやマッサージ、整体や鍼灸、占いからすべて書き出します。

それにいくらかけているかも書き出します。

2.次に、周りの信頼できる人に自分の良いところ、似合っているところを、聞き出します。
たとえば、髪の艶々な私、美白でシミのない私、お腹周りがくびれている私、メイクをばっちりしている私、手先が美しい私、心が穏やかな私などです。できたらこれは、男女両方の意見があるとよいと思います。聞きにくい場合は、自分で思う良いところを自分で書き出してもよいでしょう。

3.そして、今の私は、どんな風にいることが最高なのか、をイメージしてみます。
たとえば、外国の素敵なホテルで、美味しい食事を愛する人と笑いながら、食べている、とか、プールで自慢のボディラインを魅せながら、優雅に過ごしている、とか。
何でもよいのです。想像できるかぎりの、楽しそうな幸せな自分をイメージして、書き出してみてください。自分が喜ぶことはどういうものなのかを、認識してみるのです。


すべて書き出したら、本当に自分が必要なものが、どんなことなのかが見えてきます。そして気づくはずです。ビューティー情報は手段であって、目的ではない、ということに。

それに気づけたら、自分が本当に必要なものが、クリアにわかるようになっていきます。そしてそれは、無理をするものではなく、自分を愛しみながらケアすることなのだ、ということも、また見えてくるのではないでしょうか。

一度自分軸の綺麗とはなにか、見つめてみてください。

Chika

女性の美しく生きる力を解き放つ Executive Beauty Director エグゼクティブ・ビューティディレクター CHIKA 愛知県生まれ。ニューヨーク州Manhattan Community ...

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