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女子会は楽しいけど、「面白いこと言ったもの勝ち」じゃなくていいんです

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脚本家・北川 悦吏子さんに、女子会について考えていただきました。本音も言いやすいし、面白い話も聞ける女子会は居心地が良いのかもしれない。そういう時間も必要……だけれど、面白いことを言ったもの勝ちな時間ばかりを追い求めていかなくてもいいんです。

女子会は楽しいけど、「面白いこと言ったもの勝ち」じゃなくていいんです

先日、ドレス、女の内閣の総会(?)がありました。

みんなでドレス創刊号のグラビアを撮って、その後、ゴハン会。

シャンパンで乾杯。
そして、ワイン。
まあ、もうみなさん、しゃべるしゃべる。
誰かが何か、テーマを投げかけたとして、
我先にと、みなさん、自分の思うことを、
惜しみなく。喋ります。

「ねえ、みんな一呼吸置いていいんだよ。その方がきっとずっと、男の人にはもてるよ。なんで、7人兄弟がオカズにせっつくようにそんな急いでしゃべるの? もうみんな、エライんだから、そんなにハイハイって手を挙げなくていいんだよ」

と私は、思わず助言していました。
みんな、はあ~と感心した顔してました。

でも、やがて、すぐに、やはり、
おしゃべりし始めていました。

面白い人は、しゃべるよね。
反射神経いいから、次々に何か思いついて
発表せずにはいられない。

で、私、ハタと思い当たりました。

もしやっ。
もしやっ、この世って女の人の方が面白いのでは。
男の人より。

■女子会で人と集まった方が楽しい……?

そうそう。

この前、ウチの娘、高校を受験したのですが、
その高校。
男子と女子と定員は同じ。
同じ人数だけ取るんです。
そうすると、どうしたって、女子の方が平均点が高くなる、
女子の方が、合格のボーダーラインが高くなるそうです。

それ、どこの高校でもそうらしい。

ってことは、女の方が頭がいいってこと?
そういうことってありそうな。
すると。
もしかすると、
前のエッセイで発表した週一イケメンデート!(まだ、続けてます)。
あんなことやってるより
女子会で楽しい人と集まった方が、
ずっと面白いんいでは。
私、女の人と集まるようにしようかな、もっと。

と何か、新しい扉が開いた気になったんですが、
ん?

と立ち止まります。

心が。

何か、逡巡。

この立ち止まる感じ。

思い出します。

■「女子会トーク」に磨きをかけていると


さかのぼって、18歳の頃。
これと似たことを私は感じていた。
はっきりと明文化はされてないにしろ。

女同士で集まっていたら、多分、デートとかできない。
そして、いたずらに時は過ぎてしまうだろう。

そう。その通り。
その通りなのです。

まあ、18、9のあの頃、まだ彼氏とか、できたばかりで
女ともだちといるより
どうしても好きな人といたかった、という強い思いによるものだとも思うけど、

いい年齢になると
ふと冷静に考えると
あれ、女ともだち大勢と集まってワイワイやっていた方が
男の人とデートしているよりも
楽しいし、本音も言えて、面白いんでは、ってことって多々あると思います。

でも。
しかし。
そこが。

落とし穴。

なんかこう
ああいう場にいると
どんどん、女友達集会仕様の自分になっていきそうです。
人はどうしたって、環境によって左右される生き物で、
どういう自分になって行くかは、日々、どういう時間を過ごしているか、によります。

あの、歯に衣着せぬな、
面白いこと言ったものが勝ち、
みたいな、女子会トークを続けていると
あんなことに磨きをかけていると
誤解を恐れずに言えば「女じゃなくなっていく」んじゃないでしょうか?

私、ワイドショーを見ないようにしているんですが、
もともとそんなに好きじゃないってこともあるんですが、
あれを、見続けると、自分の中のオバサンが育ってしまうんじゃないか、と思って。

そんなことを日々、考えながら
きのうは、週一イケメンデート。
カメラマンでイケメンの彼に
もし、あなたが、美女しばりで、
週一でデートをする(ゴハンを食べる)とすると、何回、つづく?
平気で一年、つづくでしょ?

52回でしょ?
楽勝。いつまででもつづく。

さすが、イケメン!(彼のともだちは、女優さんやモデルさん、多数。半端ない美女ばかり)

「でもさ、それ、銀行員といっしょだもん」
と彼。
「えっ?」
「いくら札束のお金数えたって、それ俺のモンじゃない。数えるだけ」
あははは。
イケメンも、面白いこと言うじゃん!

あ……。でも、私も銀行員といっしょだ。
いくらイケメンとデートしても、札数えているだけ。
私のものじゃない……。

これ、意味、あるの?

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北川 悦吏子

脚本家。『ロングバケーション』『ビューティフルライフ』などの数々の恋愛ドラマのヒット作を生む。活動は多岐に渡り、作詞やエッセイでも人気を集める。映画『新しい靴を買わなくちゃ』では、脚本とともに監督も担当。

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