女性を選別するために「無害な男」を演じる、自意識過剰ダメ男
【ダメ男引き寄せキャバ嬢が出会った“男の裏生態”】では、ダメ男引き寄せマシーンとなってしまった元キャバクラ嬢としてのキャリアを持つ辰巳まみさんが、男の裏実態を紹介していきます。第三回となるここでは、無害を演じて女性を選別する、自意識が過剰な男性についてご紹介。
10年ぶりに夜の世界へ舞い戻って、はやくも数カ月が経とうとしています。
「あの頃とはまた変わっているんだろうな……」と思いつつ舞い戻ったわけですが、結果から言いますと、何も変わっていません。
私自身が30歳を超えたこともあり、顧客の年齢層も上がりましたが、ダメ男は相変わらず存在します。
先日出会ったお客さまは、10年前に出会ったダメ男とほぼ同じパターン。今回は10年経っても、いまだに生息していた“あるダメ男”について書いていきたいと思います。
【ダメ男の生態 vol.３】※ダメ男データは10年前のものです。
職業：庭師見習い
推定年収：300万円
結婚：独身
外見：かなり細身で、高身長 周囲からはマッチ棒みたいと言われていた
性格：とにかく無口すぎる
席についた瞬間「そいつ無口だけど頑張って」と、お連れさんから声をかけられたのを鮮明に覚えています。
３人ほどのグループで来店されたのですが、一緒に来た方たちがかなり喋るだったために「お連れさんが盛り上げているから、邪魔しないように口数少なめにしてはるのかな？」と思った私。実際、男性同士で会話をしていましたし、こちらから話しかけたら答えるくらいはしてくれるだろうと考えていました。
ですが、いざふたりで話そうと声をかけたら、うなづくだけで全く声を発せず。たまに話しても、か細くて聞こえない……。
「さっきまでお連れさんとは普通に話してたやん……」という心の声を発しないようにしながら、結局私が一方的に喋る形で黒服さんから声がかかってタイムアップ。
かなりの疲労感を覚えながら席を立とうとすると「連絡先……」と言いつつ、ガラケーを差し出す彼。「全く盛り上がっていなかったのに交換してもなぁ」とは思いましたが、特に害もないだろうと、アドレスを交換をしてその場を離れました。お連れさんに「ごめんね〜」と言われながら。
■無口だけど、鬼メールだった！
連絡先を交換したものの、今後お客さまとして引っ張る気もなかったので「今日はありがとうございました」の一言だけお礼メールを入れただけ。連絡をとるつもりは一切ありませんでした。あれだけ無口な方にどう接していいのかわからなかったからです。
ですが、お礼メールを入れてから、なぜか毎日電話かメールがくるように……。
最初は無害だからいいかと思って返信していましたが、「おはよう」から始まり、お昼休み、仕事終わり、寝る前と、ものすごい連絡の嵐。
しかも、電話だとめっちゃ喋る。その上、だんだんと自己アピールも激しくなり、自慢げに仕事やこれまでの恋愛遍歴を語ってくる始末……。
無口くんはお店で殻をかぶっていただけの“自信過剰な激しめアピール男”だったんです！
一番困ったのが、就職活動のために、東京へ行っていたとき。
面接や説明会などに参加するため、朝から晩まで動き回らねばならない私にとって、携帯の地図機能は命綱。にもかかわらず、無口くんからひっきりなしにメールや電話！ 減っていく、携帯の充電……。
なんとか最後の予定を乗り切ることができ、その後にかかってきた無口くんからの電話で携帯はご臨終になりました。
翌日、一応無口くんに連絡を入れて「就職活動で」と伝えると、自分の就活話や社会人としての心得などを自慢げに１時間。正直ノイローゼになりそうだったので、スピーカー機能にして別のことをしながら、生返事で対応しました。
■自信過剰なダメ男は、「無害な男」を演じている場合もあるのでご注意を！
「無口＝無害」と油断していると、私のように痛い目に遭うことがあります。
無口な人は、コミュニケーションをうまく取ることができないので、扱いにくい部類に入るもの。なので、あえて無口を演じて、それでも頑張ってどうにかしようとする女性がいると「コイツはイケるかも？」と判断し、後日ガンガン押してくるんですね。
こういう人は意外と飲み会などで遭遇することが多い割に、見分けにくいという特徴を持っています。
ただ出会った時など、なにかしらのタイミングで「ん？」と違和感を感じることがあるはず。それが少しでもあれば、連絡先を簡単に交換しないようにしましょう。
また、連絡が来ても返事をしすぎないこと。
私自身「連絡をとっていたらお店に来てくれるかな？」と考えていましたが、会いたいと言うわりに来店気配なしのため、返信のペースを徐々に落としていき、静かにフェードアウトさせていただきました。
自意識過剰で自己アピールするダメ男をうまくかわしていくコツは、あなたのペースを守り抜くこと。「コイツ合わない」と思ったら徐々に距離をとっていって、無駄にメンタルをすり減らさないようにしてくださいね。
生息ジャンルは-25kgダイエット、本命彼女な恋愛、海外セレブ、起業など。ブログはダイエット・映画ネタ多めです。