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将来の生活に不安を感じるなら、まずはお金に向き合う時間をつくってみる【お金に愛される女のルール#2】

お金に愛される女性になるためには、お金の仕組みや制度をよく知っておくことが大切です。本連載「お金に愛される女のルール」では、独身の女性が知っておきたいお金の話をあますことなく紹介していきます。第二回目の今回は、ムダ遣いについて考えてみました。

将来の生活に不安を感じるなら、まずはお金に向き合う時間をつくってみる【お金に愛される女のルール#2】

お金に愛される女性ルールふたつ目は「お金の使い方に自信をもつ」です。

■お金と向きあったことはありますか?

お金に愛されるためには、お金の使い方に自信をもつことが必要です。
そのために、「使ったお金に対して罪悪感を持たないこと」を目指しましょう。

これは「終わった恋に未練を残さない」に近いと思います。
「これでよかったのかな?」と後悔する余地をはさまないということです。

お金を貯めるとか、節約をするとか、お金をムダにせずに生きることができれば、悩むことなく楽ですよね。

ですが、私たちは

「今日はがんばったから、ケーキ買って帰ろう」
「今週は体がボロボロだからマッサージ行こう」
「テンション上げるためにネイル行こう」

と、自分を甘やかしてしまうことが……。
優等生的なお金の使い方だけをして生きていくことはできません。

ですが、これらは本当に悪いことなのでしょうか。

“今”の幸せを後回しにして、“将来”に備えるだけでお金に愛されるのでしょうか。

その答えはNO。

お金に愛されるためには、お金と向き合ってお金の使い方に自信を持つことが大切なのです。

■貯金をする理由とは?

貯金をしないより、貯金をしていた方がいいのは事実。

では、なぜ貯金が正義とされているのでしょうか。その理由を考えてみます。

近い未来だと

・海外旅行のためにお金が必要
・マイホームの頭金
・いずれ、結婚・出産するかもしれないからその時のために貯めておきたい


といった理由があるかもしれません。貯金があれば、選択肢が増えます。

遠い未来を考えると

・人生100年、長生きする確率が高い
・少子高齢化社会の日本では、私たちが高齢者になるときに今ほどの年金額がもらえない可能性がある
・転職などのキャリアチェンジや働き方の選択肢が増え、退職金が期待できない


などの理由でしょう。リスクに備えることができます。

ただ筆者は、多くの人が自分に「将来の不安」という名の呪いをかけてしまっているような気がします。つまり、この遠い未来の不確実な話に、漠然とした不安を感じて「お金、貯めとかなきゃいけないんだ」と思い込んでしまっているのです。

遠い未来に大きなお金が必要になるのは、確かなことかもしれません。ですが、その将来に対して漠然と不安を抱える必要はないと思います。お金が必要だからこそ、自分の働き方や考え方を土台にして、将来に向き合って不安を解消したり、お金と向きあってお金の使い方に自信を持つことが必要なのです。


お金を貯める前に必要なことは、お金と向きあうことです。

■お金に向き合うための方法とは

それでは、どうやってお金に向き合っていけば“お金に愛される女性”に近づけるのでしょうか。5つのステップで見ていきましょう。

1.お金と向き合うと決める

まずは、「お金と向き合う」と決めてください。

単純なようで、とっても大切なことです。

お金に愛されていない人は、今までお金と向き合うことの優先順位が低かっただけです。そのため、お金に対する漠然とした不安やお金を使うときに罪悪感があった可能性が高いのです。

たとえば「今週の日曜日11時からは、お金と向き合う時間」と自分で自分にアポ取りしましょう。

2.1週間分のレシートを準備する

お金と向き合う時間を確保したら、1週間分(準備できる人は1カ月分)のレシートを用意してお金と向き合う準備をしてください。

3.レシートを見つめる

まずは、レシートを見つめましょう。

レシートを見て「必要なお金の使い方」だったか、「ムダなお金の使い方」だったかをジャッジしていきます。

用意したレシートを、1枚ずつ見つめて「必要なお金」と判断したならレシートの空白に「〇」を書いてみましょう。

「ムダなお金だった」と判断したら、レシートに「×」を書く。
カフェ代も、なんとなく朝立ち寄って買っているなら「×」になるかもしれませんし、珈琲を飲むことで仕事がはかどるなら「〇」です。

4.仕分けしたレシートを合計する

さきほど、仕分けしたレシートを「〇」チームで合計、「×」チームで合計してください。それぞれの金額を見てどう思いましたか?

5.自分のお金の使い方を認める

「ムダ遣いしている私はダメな私……」と責めるのが目的ではありません。

最後に大切なのは、“自分のお金の使い方を認めること”です。

「私、一週間に6000円も、ムダ遣いしてる」と、ムダなお金を使っている自分を認めてあげましょう。

そうすることで「どうしてこのお金使っているのかな」と、冷静にお金と向き合えるはずです。どんなお金の使い方をしているのか、整理して把握していれば、お金の使い方にも自信がでてきます。

■お金の使い方を認めて、自分も認める

自分のお金の使い方に自信が持てずに貯金をし続けても、お金は貯まるかもしれませんが、いつまでも幸せの残高は貯まっていきません。

お金は正しく使って、正しく貯める。

だから、お金と向き合って使い方を認めて、お金の使い方に自信がある女性はお金に愛される女性になれるのです。

荒木 千秋

ファイナンシャルプランナー。神戸大学経済学研究科修士課程修了。 メガバンクに勤務時は、富裕層や会社オーナーを対象とした投資相談業務に従事。同年代の友達と話していると自分の知識や経験は、普通の働く女性に貢献すべきだと実感、独立...

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