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モータースポーツのスピード感をリアルに体験する3つの方法

あまり馴染みがなかったり、難しそうなイメージがあったりするモータースポーツですが、ここ最近のモータースポーツは、女性にとってもとっつきやすい分野になりつつあります。【モータースポーツの世界#3】では気軽にモータースポーツにふれる方法をご紹介します。

モータースポーツのスピード感をリアルに体験する3つの方法

モータースポーツは現地観戦に限る!

前回「モータースポーツってスポーツなの? 知られざるレースの裏側を知ったら面白い」の最後の方にも書きましたが、やはりモータースポーツは現地観戦が一番です! とは言っても、観にいく方法も、料金もいまいちわかりにくいのが実情。

国内最高峰のレースのひとつ「スーパーGT」は観客動員数が多く盛り上がっていて、場内のイベント等も充実しているので最初のレース観戦にはオススメです。ただし、観戦料金はパドック入場料を除いても6000円〜とお高めなのが難点です。

「スーパー耐久(通称:S耐)」であれば観戦料金は4000円〜、そしてパドック入場券を含めても1日当たり合計1万円前後と、他と比べるとリーズナブルです。さらに今年のS耐は6月頭に国内では10年ぶりとなる「24時間耐久レース」が開催されるため、例年以上の盛り上がりが期待されています。

そして、サーキットまではどこも電車・バス等の公共交通機関でのアクセスが悪いので、現地で駐車料金はかかってしまいますが車での移動がオススメ。公共交通機関を使って行けないこともないのですが、大抵のサーキットは山の中にあり、予想外に時間がかかったり、電車・バスを降りてからかなり歩かなければならない場合もあります。

現地でのモータースポーツ観戦は、雰囲気も音も迫力も絶対に想像以上です! きっとあなたもモータースポーツの虜になるでしょう。

モータースポーツの登竜門「レーシングカート」に乗ってみよう!

「レーシングカート」なら、ドライバーとしてモータースポーツに触れることができますよ。

遊園地にある「ゴーカート」とはまったくの別物で、レースを戦うための最低限の装備しか付いていない、非常にスポーティーな乗り物です。

日本各地にあるカート場やサーキットには、スピード控え目で初心者向けの「レンタルカート」が用意されていることが多く、数千円/10分ほどで乗ることができます。

初心者向けマシンとはいえ、直線での最高速度は時速60キロ以上、しかも着座位置が低いので体感速度は時速200キロ以上とも言われ、モータースポーツの世界を体験するには十分すぎるほどの性能を発揮します。

「関東(お住いの地域) カート場」などと検索すると、お近くのカート場がきっと見つかるはず。一度は乗ってみていただきたいです!

レンタルカートで物足りなくなってしまったら、本物のレーシングカートにチャレンジしてみるのもアリです。僕が幼少期からお世話になっていて、現在はアドバイザー・メカニックとしてお手伝いさせていただいているカートショップ「ガレージC」では、レーシングカートのレンタルも行っていますよ。

マシンレンタル | レーシングカートショップ ガレージC

http://garage-c.com/service/rental/

本格的なレーシングカートのマシンをレンタル利用してみませんか!? ガレージCではレーシングカートのマシンレンタルサービスを行っております。

モータースポーツを自分の車で体験する方法

ご自身で乗られている車によっては、愛車でサーキットを走ってみる、という方法もあります。

日本各地の国際サーキットを中心に、レース等イベント開催時などを除いて「先導車付き体験走行」が実施されていて、ご自身の愛車でゆっくりとサーキットを走ることができるんです。

こちらには一般道を走行可能な4輪自動車であれば基本的にはどんな車種でも参加が可能です(一部例外あり。詳しくは各サーキットにお問い合わせください)。

また、もしサーキットでスポーツ走行しても良い車をお持ちで、「愛車でモータースポーツを始めたいのだけれど、どうやって走れば良いのかわからないし、なんだか不安……」という方がいらっしゃれば、僕がインストラクターとして参加している「Let's Circuit!」をオススメします。

走行会 | Let’s Circuit! Vol.12

http://www.dorasapo.com/schedule_detail.php?page_id=2115&page_type=9

,走行会,Let’s Circuit! Vol.12 ドラサポ.com,プロドライバーのドライビングテクニックが分かる!走行会やサーキットイベントの開催情報が満載!仲間と繋がる、情報交換ができる!レーシングウェアやDVDなどオトクなショッピングもOK!あなたの車遊びをもっと楽しく、深くするための情報を網羅した、今までにありそうで無かったサーキットライフ・ポータルサイトです。ただいま無料会員登録を受付中。,

※情報は前回開催時のものになります

スポーツ走行を行う上では必須となる心構えやルール、マナーの講習に始まり、実際のスポーツ走行も体験できる、半日でモータースポーツを満足ゆくまで楽しめる人気プログラムです。

駐車場に設置した特設コースでスポーツ走行の基礎を体験し、先導車付きで実際のサーキットを走行することができます。さらにプランによってはサーキット内の設備を見学したり、ご自身の車の助手席でインストラクター運転によるスポーツ走行を体験できたりします。

まさにサーキット走行初心者にぴったりなイベントです!

モータースポーツをもっと手軽に体験できる! シミュレーター

最近ではゴルフなどスポーツや、少し変わったところだと外科手術の分野などにも用いられているシミュレーター。モータースポーツでもかなり前から取り入れられているんです。

近年、F1などのプロチームも車のセッティングやドライバーのトレーニングに使っている「レーシングシミュレーター」は、手軽に体験できるようになっています。

僕がアドバイザーを務めさせていただいている「Racing Studio PRIMO 新宿店」では、1500円/10分〜と超低価格でこのシミュレーターに乗ることができます。

レーシングシミュレーターショップ RSプリモ新宿店

http://rs-primo.com/

新宿のレーシングシミュレーター。新宿駅の目の前で本格的なカーシミュレーターが楽しめます。TC2000(筑波サーキット)やFSW(富士スピードウェイ)の攻略トレーニングに。プロレーサーや、レース関係者からもご好評頂いております。

家庭用ゲーム機で遊べるレースゲームとは違い、実車と同じデータを用いて専用のソフトでシミュレートするので、実際に公道やサーキットで運転するのと同じように操作しなければまともに走れません。

さらに、機械自体やシートが車の動きと連動するため、視覚から得る情報も体で得る情報も本物さながらです。

膨大な車両データが入っているため、普段乗れないようなレーシングカーなどもシミュレーターで乗ることができますよ。ぶつかるリスクなどが一切なく、モータースポーツの世界を安全に体験するにはもってこいのツールといえます。

あなたもモータースポーツ、体験してみませんか?

全3回の「モータースポーツの世界」は今回でおしまいです。

「女性にとって、特別敷居の高い世界ではないんですよ」とお伝えしてきたつもりですが、いかがだったでしょうか? モータースポーツに少しでも興味を持ってくださった方がいらしたら幸いです。

そしてサーキットに行ってみたい、実際に走ってみたい、という方が増えていけば、もっと嬉しいです!

僕のモータースポーツ活動やレース情報はSNSやブログ等で随時発信していますので、チェックしていただけたらと思います。そしてぜひ現地に応援に来てくださいね。

山田 遼

レーシングドライバー/アドバイザー。22歳。「世界で通用するプロレーシングドライバー」を目指し奮闘中。近年はスーパー耐久やフォーミュラなど様々なカテゴリーのレースを戦う傍ら、アマチュアレーシングドライバーやジュニアカートドラ...

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