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『さよなら、僕のマンハッタン』はNYとほろ苦い青春を堪能できる大人向けの佳作 古川ケイの「映画は、微笑む。」#44

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『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ監督最新作、といえば見逃せないDRESS読者のみなさまも多いのではないでしょうか? ウェブ監督が「サマー」以前に脚本に惚れ込み、映画化を熱望してきた本作。NYの各所を舞台に、サイモン&ガーファンクルの名曲に乗せて主人公・トーマスのほろ苦い恋と成長が描かれます。

『さよなら、僕のマンハッタン』はNYとほろ苦い青春を堪能できる大人向けの佳作 古川ケイの「映画は、微笑む。」#44

◼︎『(500)日のサマー』のウェブ監督が映像化を熱望!

DRESS読者のみなさん、こんにちは!

今回ご紹介する作品は、『(500)日のサマー』『gifted/ギフテッド』のマーク・ウェブ監督最新作『さよなら、僕のマンハッタン』です。

約10年以上も前に読んだ脚本が忘れられず、映像化を熱望したというウェブ監督。

サイモン&ガーファンクル、ボブ・ディランらの名曲に乗せて、全編にわたりNYの風景が溢れる本作は、まさにウェブ監督からNYへ贈るラブレターのような作品に仕上がっています。

◼︎『さよなら、僕のマンハッタン』のストーリー

大学卒業を機に、両親の暮らすアッパー・ウエストサイドから、ロウワー・イーストサイドのアパートへと移ったトーマス(カラム・ターナー)。

思いを寄せる古本屋の書店員・ミミ(カーシー・クレモンズ)と一夜を過ごすが、彼女にはバンドマンの恋人がいて、友だちどまりのまま関係を発展できずにいた。

個人教師のアルバイトをしながら就職せずにいたトーマスは、バリバリのビジネスマンである父・イーサン(ピアース・ブロスナン)と躁うつ病の母・ジュディス(シンシア・ニクソン)からも、心配をされてばかり。

そんなある日、アパートに新しく越してきた隣人の男・W.F.ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)と出会ったトーマスは、彼から恋や人生のアドバイスを受け始める。

鬱々とした日々を送っていたトーマスだったが、彼の退屈な人生は、父の不貞を知った瞬間から変わり始める。

父がセクシーな女性・ジョハンナ(ケイト・ベッキンセール)とデートしている場面に出くわしたトーマスは、ふたりを別れさせようとジョハンナの後を尾けるが、すぐに見つかってしまうのだった。

「あなたのことは全部知ってる」と話すジョハンナの底知れない魅力に溺れていったトーマスは、彼女に惹かれていることを自覚し、ふたりは深い関係に落ちていくが……。

◼︎イケメン英国若手俳優カラム・ターナーに大注目!

本作でとにかく見逃せないのは、主人公トーマスを演じた、英国の若手俳優カラム・ターナーです。

1990年、英ロンドン出身のカラムは、現在28歳。
180cmを超える長身で2010年よりモデルの仕事を始めた彼は、その後俳優に転進。2011年にスクリーンデビューしました。

最新作には今年の11月23日(金・祝)公開の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が控えており、カラムは、エディ・レッドメイン演じる主人公ニュートの兄・テセウスを演じています。

大人と少年の間のようなそのアンバランスな魅力で、ネクストブレイク必死のカラムの魅力を、本作では思う存分堪能することができます!

◼︎ケイト・ベッキンセールの変わらぬ美しさも必見!

さらに、DRESS読者のみなさんにぜひ注目して欲しいのは、トーマスの父・イーサンの愛人・ジョハンナを演じたケイト・ベッキンセールの変わらぬ美しさです。

1973年英ロンドン生まれ、現在44歳のケイトは、ご存知『パール・ハーバー』(01)でトップ女優の仲間入りを果たすと、主演作『アンダーワールド』シリーズでヴァンパイアのヒロインを長きにわたって演じてきました。

本作では、NYに暮らし、バリバリのビジネスマンである父イーサンと、純真な息子トーマスの両者から好意を寄せられる女性・ジョハンナという難しい役どころを説得力を持って演じているケイト。

ソーホー(NY市にある地域)に住み、キャリアウーマンとして働く彼女のファッションも大いに参考になることでしょう。

本作のラストには、ある驚くべき仕掛けが用意されています。

何度も見返したくなるようなこの物語の魅力に、ウェブ監督が映像化を熱望したのも頷けます。

決して派手ではない小粒の作品ですが、オトナの女性が週末に楽しむには最適な作品ではないでしょうか? 『セックス・アンド・ザ・シティ』でミランダ役を演じたシンシア・ニクソンが出演しているのも嬉しいポイントです。

NY好きも、音楽好きも、ファッション好きも楽しめる『さよなら、僕のマンハッタン』は4月14日(土)より全国順次公開です。

◼︎『さよなら、僕のマンハッタン』公開情報

『さよなら、僕のマンハッタン』
4月14日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国順次公開
監督:マーク・ウェブ
出演:カラム・ターナー、ジェフ・ブリッジス、ケイト・ベッキンセール、ピアース・ブロスナン、シンシア・ニクソン、カーシー・クレモンズ
配給:ロングライド
上映時間:88分
公式サイト:http://www.longride.jp/olb-movie/
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古川 ケイ

映画ライター。新作映画情報サイト「木曜日のシネマ」運営。 大学卒業後、インディペンデント系映画配給会社に入社し、映画業界誌の編集・ライター業務に従事したのち、宣伝部にて洋・邦映画作品の宣伝を手がける。その後テーマパーク運営...

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