「なんでわかってくれないの」原因は相手じゃなくて、自分にあることが大半
仕事やプライベートで、「なんでわかってくれないの?」「私言ったのに!」ということはよくあることだと思います。最近、周りにわかってくれない人が増えてきた、という方。果たして、悪いのはわかってくれない相手なのでしょうか? それとも……?
先日髪を切りにいきました。そのときに、今回は「無難なショートヘア」で、とお願いしたところ、形は普通のショートではあるものの、そこらの男性よりも短い、本気のショートヘアになってしまい、ちょっとびっくりしました。
女子サッカー部にいそうな感じの短さです。私としては、「無難とは言ったものの、それじゃちょっとつまらないな」と心のどこかで思っていたため、これはこれでOKなのですが、想像以上にフェイスラインが丸出しになってしまったため、早急にシュッとしたいなと思い、かなり焦っています(笑)。
■「なんでわかってくれないの」 伝わらない原因は?
というダイエット話をしたいわけではなく、これから書こうと思っているのは、「伝えたはずが、伝わっていない」ということについて。皆さんもしばしば、仕事やプライベートで「なんでわかってくれないの?」という体験をしているのではないでしょうか?
結論から言ってしまうと、普段からそう感じることが多い人は、たぶんその人の伝え方が悪いのだと思います。と思ったのも、知り合いの「なんでわかってくれないの?」「私、言ったのに!」をよく言う人たちを観察したところ、
1.「かわいい感じ」、「キレイな雰囲気」など、抽象的な表現が多い
2.「こんなの説明しなくてもわかることでしょ?」と思っている
3.自分は説明上手だと思っている
4.質問をしても、質問の回答ではなく、その人が言いたいことが返ってくる
これらの特徴を持っていて、その数が多い人ほど、自分の意図が伝わらないと怒っていることが多いから。
1.「かわいい感じ」「キレイな雰囲気」など、抽象的な表現が多い
これは言うまでもなく、伝わらないのは当然。私の「無難なショートヘア」発言も、まさにこれですね。無難なショート、とは言ったものの、形なのか、色なのか、長さなのか、「私の無難とはどういうものか」を説明しなかった結果の女子サッカー部員(笑)です。「かわいい」や「キレイ」という言葉の定義は、人の数だけあるので、具体的にどういうものをかわいいと思っているのか――。
それを言葉で伝えるなり、写真や絵を見せるなりして、相手に理解してもらう努力をしないといけないのですが、このニュアンスの説明が抜けていることを棚に上げて、相手の理解力がないと嘆く人は案外多いもの。
2回目のデートで、「どうして私のことをわかってないのよ!」と怒っている人を見て、「そんな無茶な……」と思うのと同じように、長い付き合いの人ならまだしも、そうでもない相手にそれを望むのは酷なこと。これは、誰もがよくやりがちなことなので、私自身も気をつけなくては、と思っています。