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蕎麦屋で飲める女性ってカッコいいと思う。粋をめざす“蕎麦前”3つのススメ。

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蕎麦屋は、単に「蕎麦」を食べるだけの場所だと思っていませんか? 蕎麦屋ではお酒とつまみを楽しむという“蕎麦前”という大人の楽しみ方もあります。お酒をついで、お猪口を傾けて、そこでは普段できない大人の会話もできることでしょう。さらに嬉しいことには美容や健康にも効果的なのです。春を前に、そんな蕎麦屋の楽しみ方をお伝します。

蕎麦屋で飲める女性ってカッコいいと思う。粋をめざす“蕎麦前”3つのススメ。

■美容、健康……蕎麦は元祖スーパーフード!?

日頃、なんとなく存在感の薄い蕎麦。

しかし、実際は、超優秀食材なのです。タンパク質だけでなく、食物繊維、ビタミンまで豊富です。お米や小麦粉と比べても、ダントツに栄養価が高いほど。かつて厳しい旅をする僧侶が、ソバの実を持ち歩いていたともされています。

さらに嬉しいことにカロリーも控えめです。まさに蕎麦は「健康・美容食」として女性の味方。今回は、そんな蕎麦をカッコよく楽しむ秘訣を紹介します。

■蕎麦屋で粋をめざす“蕎麦前”3つのススメ

蕎麦の前にお酒を楽しむ蕎麦前とは

最後に、あなたが蕎麦屋に行ったのはいつでしょう?

「会社の昼休みに行った」
「先月、帰りにみかけたお店で丼セットを頼んだ」
「そういえば最近行ってないかも……」

そんなものかもしれません。

イタリアンやフレンチに比べると「蕎麦屋に行こう!」と思うことって、そんなにありませんよね。案外、さっと食べて帰りたいときに利用するくらいです。

しかし、それでは蕎麦屋の楽しみの75%(主観です)を知らないままでいることになります。

なぜなら、蕎麦の極意は“蕎麦前”にこそあるからです。

それは「蕎麦を注文するまでに、お酒とつまみを楽しむこと」です。蕎麦屋は飲むための場所であって、あくまで蕎麦は〆に頼むもの、というスタンスです。

夜の蕎麦屋は、昼飯時のにぎやかさと空気が違います。大人の渋い空間がそこにあります。そこで、お猪口を傾けて、ぼんやり物思いにふけって――粋だと思いませんか?

といっても、誰かの許しや、特別な資格が必要になるわけでありません。

夜の時間に蕎麦屋に行けばいいだけです。気楽に。実に簡単。

席についたらメニューを開いてみましょう。いつものお蕎麦の一覧もいいですが、その前後のページに、お酒と豊富なつまみが並んでいます。

まずはお酒とつまみを1〜2品いかがでしょう。それが蕎麦前の始まりです。どこでも味わったことのない時の流れを感じることを保証します。

大人っぽく、焼肉やパスタや焼き鳥もいいですが、たまには蕎麦前もいかがでしょう?

気心の知れた友人や、ちょっと気になる異性を誘ったりなんかして。「たまには蕎麦屋で飲もうよ」なんて言うと「くやしいけど、このひと大人だなぁ……」と思われますよ。

わさびは蕎麦にすりつける

お酒のあとは当然、蕎麦を頼みます。いわばクライマックスです。

温かい蕎麦を頼むのもいいですが、やはり冷たい蕎麦を楽しみたいところ。

もちろん食べ方は自由です。「つゆは少しずつ入れてくれ」「はじめはつゆにつけずに味わってくれ」なんて、あれこれ作法にケチつける江戸っ子のようなことは申しません。この国の憲法では、思想の自由が保障されていますから、好きに食べたらいいのです。

しかし、ひとつだけ。ひとつだけ言わせてください。

わさびは汁にとかすのでなく、直接、蕎麦になすりつけるように使ってほしいのです。

使う分だけを箸の先につけて、ちょびちょびと蕎麦につけるのです。その蕎麦を持ちあげて、つゆにつけるというわけです。刺身みたいな感じです。

これには「つゆがわさびで辛くならない」というメリットがあります。

蕎麦にすりつけたわさびは、そのまま落ちないので、つゆ自体に辛みが残りません。いつでもわさびの味のない、つゆ本来の味にもどれます。

反対に、一般に見かけるのは「つゆにわさびをとかす」というスタイルですね。

しかし、これには、つゆが辛くなってしまう一方だという欠点があります。一度とかしてしまったら、はじめの辛くない通常の味には戻れません。わさびを入れすぎてしまったときは大惨事です。

さらに食べ進めるうちに、わさびが、つゆで薄まることもありません。いつでも本来の辛みをダイレクトに味わうことができます。ツンとくる刺激を味わうにはベストなのです。

もちろん、結局は、好みの問題です。とやかく他人が口出しする権利はありません。しかし、これは蕎麦食いや老舗蕎麦屋も提唱する由緒正しい作法でもあるのです。

ぜひ、一度でいいので試してみてください。黄緑のわさびを目にした際は、これを思い出してやってください。蕎麦屋の大将も「おっ」という顔をするはずです。

最後に、蕎麦湯で一服

これも重要です。

よく“終わりよければ全て良し”といいますが、せっかくの蕎麦屋のひとときも、最後を美しく〆てこそ成功といえます。

それが蕎麦湯を頼むことです。

蕎麦の食べ終わりごろに、店員の方から出してくれることもあります。しかし、こちらが注文しない限り、そんなサービスありませんからと、そしらぬ顔をしている店もあります。

そんなときは「蕎麦屋のルールは知ってますから」という顔で注文しましょう。蕎麦湯のない蕎麦屋はありませんから、安心してください。

蕎麦湯とは、蕎麦を湯がいたときの釜の汁のことです。蕎麦粉がとけています。

実は、蕎麦は栄養豊富な食材ですが、ゆがく途中で、そこからタンパク質や、一部のビタミンが溶け落ちてしまいます。蕎麦湯を飲むことで、それを味わうことができるのです。

つまり、蕎麦湯を飲んで初めて“蕎麦”のすべてを味わったことになるといえます。蕎麦を食べ始めたからには、蕎麦湯で終わらねばならない――いわば神聖な儀式です。

運ばれてきた蕎麦湯は、蕎麦粉がとけて、ほんのり白濁していることでしょう。その日にゆでた量や、店側であえて粉をとかしているかによっても色味や濃度は変わります。

これを、つゆに入れて飲むのです。

一般的には25%希釈(つゆ1・蕎麦湯3)が基準といわれています。しかし、これも好みでしょう。少しずつ、蕎麦湯を足して好みの配合を見つけてください。あまったネギやわさびをとかすのも乙なものです。

いかがでしょう。蕎麦前、蕎麦、そして蕎麦湯――これで粋な「蕎麦屋で飲める女子」の完成です。

そして勘定のあと、蕎麦屋の暖簾をくぐって外に出ましょう。そのときの風や空気を味わうまでが蕎麦屋女子のススメです。

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浅田 悠介

マジシャン。日本催眠心理協会認定 心理療法士。いつも「ウインナー珈琲を飲みたいな」とか考えながらコミュニケーションについて書いてます。おかげさまで「最近なにしてるの?」「愛について考えてるよ」が鉄板の返しです。あとツイッター...

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