未練がましい男性ほど、別れたあとの行動を元カノに取らせたがる
別れたあとの男性はどんなことを考えているのでしょうか。元カレから突然謝罪の連絡が来るけど、それっきり。「どうすれば良いの?」と悩む女性もいるでしょう。未練がましい男性ほど、本音を隠して次の行動を元カノに取らせようとします。素直に復縁したいと言えない男心と、どんな対応をすれば良いかについてお話しします。
■別れたあとに男性から「謝罪されたあと」はどうすればいいの?
恋愛の優先度が低いというか、私と過ごすことより自分の趣味の時間を大事にしていたり、『会いたい』と言っても断られたり、寂しいことばかりで耐えられなくなったのが原因です。
彼のほうから『好きだ』と言われたこともなく、別れ話をしたときにそれも伝えたけど、『行動でわかって欲しかった』とだけ返されて、結局最後まで愛情を感じる言葉はありませんでした。
これ以上は本当にもうダメだと思ってそのまま別れ、復縁を考えることもなく過ごしていたのですが、先日彼から突然メールが届きました。
『あの頃は自分勝手で本当にごめん。反省しています。二度とあなたの人生には関わりません』
と短い文章でしたが、それっきりでまた連絡がくることはありません。
『謝罪の連絡をするのはよりを戻したいから』とよく聞きますが、本当なのでしょうか?
私からは返信をしていないのですが、メールしたほうが良いですか?
私は次にどんな行動を取れば良いのでしょうか?」(30歳/サービス)
別れた元カノにわざわざ謝罪の連絡をするのは、男性の中に本当に後悔がある場合と、元カノの気持ちを確認したい場合とありますが、どちらも復縁を考えていることに変わりはありません。
そもそも、別れて縁が切れた相手に対して、付き合っていた頃の自分を謝ることにどんな意味があるのでしょうか。今後関わりがない相手なら、昔の自分の非を認める姿なんて、見せる必要はありませんよね。
男性はプライドが高い生き物です。別れを後悔している、まだ未練があるとしても、それを伝えるのは女々しい男のすることと考える人は多く、ストレートに「やり直してくれ」と言えずに苦しみます。
ですが、元カノと復縁したい気持ちは抑え切れず、「やり直したい」の代わりに、当時の自分を詫びる言葉で思いを伝えようとします。
元カノの近況がわからない場合、男性が気になるのは今の自分がどう思われているか。どんな別れ際であっても、「もし嫌われていたらどうしよう」という不安があります。
まずは元カノの気持ちを和らげたい。また自分に向けたい。そのためには、たとえ付き合っている頃は強気な姿勢でいられたとしても、別れたあとの今は相手に嫌な感情を持たせないような配慮を考えます。
それが謝罪の言葉。元カノから許しを得ることが復縁への第一歩、と思うのですね。ですが、もらった側は、次にどうすれば良いのでしょうか。元カレの気持ちは理解したけど、「わかりました」と返せば良いのか、そのまま無視でも良いのか。
実は、未練がましい男性ほど、元カノに次のアクションを取らせようとします。謝罪だけでその後連絡がないのは、「次はあなたから動いてほしい」気持ちの現れです。
■「こっちから謝ったんだから、次はそっちが動くべき」が男性の本音
実際にこういう連絡をしてしまったという男性に話を聞くと、
「付き合っている頃にひどいことをしてきたから、本当に悪かったと思って連絡した。謝ったら返事をくれるかもって思って」
「もし許してくれるなら、返事があるだろうと思った。スルーなら諦めるけど」
と、元カノからの返信を期待していることがわかります。純粋に反省する気持ちもあるけど、謝ったことで元カノからのアクションを引き出したいのが本音なのですね。
先にも書いたように、何とも思っていない人間に対して、わざわざ謝罪の連絡をする人間はいません。「嫌われているかも」「憎まれていたらどうしよう」という不安があっても、本当にそう思うならコンタクトを取る気にはなれないのが普通です。
「やり直したい」と言えない代わりに「謝罪」を選ぶのは、男性が元カノに甘えている証拠。どこかで「こんな自分を受け入れてほしい」気持ちがあります。
「本当に復縁したいなら、謝ったあとでそう伝えるべきなんじゃないの?」
とも思いますが、それができないのが男性のプライドであり、弱さでもあるのが現実です。よりを戻したい気持ちを元カノからも確認できないと、その「決定打」はなかなか打てないのですね。
謝ることは、自分の間違いを認めること。それは女性が思う以上に男性にとって苦しいことであり、自分の価値が揺らぐものでもあります。そんな自分を見せてでも、元カノにまた自分のことを思い出してもらいたい。男性のギリギリの譲歩ともいえます。
謝罪しただけで次の連絡がないのは、「こっちから謝ったんだから、次はそっちが行動するべき」という男性からのメッセージです。
自分は折れて見せたんだから、次はあなたの気持ちを教えてほしい。そんな思いがあるのですね。未練がましい男性ほど、切羽詰まった調子で謝罪はしてくるけれど次の連絡がない、ということがよくあります。