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アートと過ごす贅沢ホテル「ルメリディアン・ソウル」

いまソウルには新しいホテルが続々とオープンしています。今回のソウル旅では、2017年9月にオープンした「ルメリディアン・ソウル」をチョイス。目新しいということに加え、地下鉄9号線新論峴(シンノニョン)駅から徒歩2分、江南駅まで徒歩圏内という立地の良さにも魅かれました。リピート必至の素敵なホテルをご紹介します。

アートと過ごす贅沢ホテル「ルメリディアン・ソウル」

「ルメリディアン」は、ヨーロピアンスタイルを取り入れた、パリ発のホテルブランド。1972年に、エールフランス航空が、旅行者のための「もうひとつの我が家」として、パリに「ルメリディアン・エトワール」を設立したのをきっかけに、現在では全世界に100を超えるホテルを運営しています(かつては日本にも進出していたのですが、現在は撤退しています)。

このリブランド、元「ザ・リッツ・カールトン ソウル」をリノベーションしてのオープンで、9600万ドルをかけての大きなプロジェクトだったそうですが、本当にまったく別のホテルになっていました!

■ヨーロピアンスタイルと韓国文化が華麗にコラボ!

ロビーに入った瞬間、ヨーロピアンスタイルにミッドセンチュリーモダンなデザインを組み合わせる、「ルメリディアン」ブランドの特徴を存分に活かした空間が広がっていて、「ここはパリですか?」と、口をあんぐり。

でもよく見ると、韓国の伝統的な紙、韓紙(ハンシ)でできたオブジェがあったり、韓国の文化がフュージョンしたデザインも取り入れられています。聞けば、ロンドンに拠点を置くデザインスタジオ「デヴィッド・コリンズ・スタジオ(David Collins Studio)」がデザインを手がけたのだとか。

客室は336室。内装はブランドカラーであるラベンダー、ブルー、グリーンを基調とした色調で、しっとり、あたたかみのある雰囲気。韓国伝統のパッチワーク「ポジャギ」をモチーフにしたインテリアも取り入れられていました。

ベッドのマットレスは、シーリー社製。明るさが調節できるライトやユニバーサルコンセント、USB端子、ウォシュレット完備のトイレなど、居住性ばっちり。

買い物にも観光にも最適な場所に位置しているのに、お部屋も快適でうれしい悲鳴。些細なことかもしれませんが、アメニティーのケースや陳列の仕方もかわいらしいんです。思わず写真を撮ってしまいました!

■韓国の食文化を反映した、ご当地エクレアに舌鼓

「ルメリディアン」ブランドでは、それぞれの土地ごとにオリジナルのエクレアを提供しています。ソウルでは、韓国のライスケーキにインスパイアされた、ヨモギやきな粉を使ったもの、黒ゴマを使ったものなどがあります。

いたるところにアートが配されているのも同ホテルの特徴。絵画や彫刻のある場所を紹介している館内マップを片手に、アート探索も楽しいですよ。

たとえば、エントランス前には、「Gather + Build」と名付けられた液晶のトンネルが鎮座。日没後、ライトアップされ、さまざまな色に変化します。こちらは格好のインスタスポットのようで、滞在中、常に誰かが写真を撮影していました。

ロビーには、アメリカのポップアーティスト、ロイ・リキテンスタインの作品も。エレベーターや館内では、フランスのボサノバ・ポップバンド、ヌーヴェルバーグの音楽が流れています。

ミーティングや宴会場も、「Cezanne」「Chagall」「Monet」と画家の名前が付けられていて、アートへの徹底的なこだわりを感じます。

また、現代アートの美術館「エム・コンテンポラリー(M CONTEMPORARY)」も併設。こちら、通常は入場料がかかるのですが、宿泊者は部屋のカードキーを提示すれば、無料で入場できるんです。

立地も居心地も抜群のホテルに滞在するアートとともに過ごすソウルステイで、新たなソウルの魅力を体感してみてはいかがでしょう?

長谷川 あや

フリーランスライター。出版社勤務後、フリーに。食、旅、エンタメなど、ライフスタイル系を中心に、雑誌、ウェブ媒体などに執筆。共著に、『魅惑のミュージカル鑑賞入門』(世界文化社)、『日経エンタテインメント! 大人のディズニーSp...

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