トレンドを活かしたコート選びで冬のおしゃれは10倍楽しくなる
コートは毎年買い替えるアイテムではないかもしれません。でもトレンドを少し意識してコートを選ぶと、冬のおしゃれが間違いなく楽しくなります。2017年冬のコートの旬シルエットや素材、各コートの着こなしをご紹介します。
コートが手放せない季節になりましたね。お気に入りのコートは見つかりましたか?
コートは長く着るのを前提で購入に踏み切るため、毎年必ず買い換えなくても良いアイテムです。とはいえコートも毎年少しずつ傾向が変化するので、ファッションの仕事をしていると、わずかな変化にも敏感になり、チェンジしたくなります。
今回は、今年のコートの旬シルエットをお伝えします。今年のコートはまだ購入していない、という方にとって、少しでも参考になると嬉しいです。
今年の旬コートの特徴は
・ボア素材
・フェイクムートン
・ゆったりシルエット
・リバーシブル
です。
まず、ボア素材とは、羊の毛のようにモコモコした綿の集まりです。保湿性があり、寒い冬には身につけたい素材ですね。
フェイクムートンは羊の毛皮風素材のこと。どの素材も保温性があり、身につけたくなる着心地の良さが特徴。また、羽織るだけで上品にかわいらしくなるのでおすすめです。
上記の情報を踏まえ、今冬わたしが愛用しているコートをご紹介します。
◼︎今年のコートは「ゆったり着る」のがトレンド
スタニングルアーのフェイクムートンコートで上品に
フェイクムートン素材で表がボアになっているスタニングルアーのコート。こちらはコクーンシルエットで、ゆったり着るデザインになっています。
色がベージュなので、上品な雰囲気に仕上げたい日には特にぴったり。ボアだとカジュアルな感じになりますが、ロング丈のコクーンシルエットは、上品カジュアルを作れる万能な1枚です。
コクーンシルエットとは、ウエストが絞られるデザインとは逆で、ウエスト位置にかけ丸みを出すシルエットのこと。ゆったり着ることで、リラックス感を楽しみながら羽織れます。
ゆったりシルエットの特徴で、肩のラインも下がります。今年の秋ごろからよく、「バックシャン」というキーワードを耳にしませんか?
「抜き襟」をして、後ろ姿も意識して女性らしさを楽しむスタイルを指します。コートでの着こなしも襟元をゆったりしたシルエットの「バックシャン」にして楽しむのが、今年のコートスタイルのトレンド。
ミラ・オーウェンのダッフルコートで上品に
続いて愛用しているのがミラ・オーウェンのダッフルコートです。真っ白過ぎないオフホワイトは大人の肌にも馴染んで自然。
通常のダッフルコートよりビッグシルエットな点も今年風です。さらに、サイドにスリットが入っているのも、今季らしいデザイン。
このサイドスリットは、ワイドパンツを履いた日などに効いてきます。スリットからワイドパンツがチラ見えし、足元がすっきりした印象になります。
コートを羽織ると着膨れしてしまいがちですが、スリットが入るだけで立体感が生まれます。これも「女性らしい」と「シンプルテイスト」を楽しめるミラ・オーウェンならではです。
今年は丈の長さが「膝の少し下あたり」の長めなタイプが人気のよう。
この丈感であれば、ミモレ丈やアンクル丈のボトムスでも、バランス良くすっきり着ることができます。
◼︎旬コートは「素材感」を楽しんで選ぶ
もう1点愛用しているのは、フェイクムートンのリバーシブルのコート。ボアとムートンの素材感どちらも楽しめるスタニングルアーのショートコートです。
カジュアルな雰囲気を楽しみたいときはボア。ラグジュアリー感を楽しみたい日はムートン。という感じで、両面の素材感を楽しんでいます。
ベーシックなチェスターコートやガウンコートと合わせて、素材を楽しめるコートがもう1枚あると、より一層使い分けができます。
さらにリバーシブルコートは1枚でふたつの雰囲気が楽しめるため、クローゼットもすっきりしますし、お財布にも嬉しいですよね。
コートはファッションの仕上げ。毎年必ず買い足さなくても良いアイテムですが、旬コートを身につけると確実にワクワク感が上がります。
「素材感」に着目しながら、お気に入りの1枚を見つけてみてはいかがですか?