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不倫を後悔する男性・しない男性のその後のリアル

さまざまな事情で終わりを迎えた不倫。既婚男性はその後自分の家庭に戻ることになりますが、妻とは上手くやっていけるのでしょうか。一度満たされることを知った欲望は、相手を失ってもなかなか消えることがない一方、懲りて家庭を大切にするようになった男性もいます。どんなリアルが待っていたのか、彼らのその後の人生についてご紹介します。

不倫を後悔する男性・しない男性のその後のリアル

■【不倫後の結婚生活 1】「妻を以前より大事にするようになった」

「1年間、会社の後輩と不倫していました。妻より若くてかわいいし、体の相性も良くて休日も妻に仕事と嘘をついてひたすら会いに行く生活。

妻のことも頭にはあったけど、それより彼女のことばかり考えていましたね。

妻は、『忙しくなったんだね』と特に文句も言わず、今まで通りに過ごしているように見えました。

疲れているからと夜のセックスも断って、彼女と付き合っている間はレス状態。妻からも誘われなくなって、ホッとしていました。

でも、独身の彼女が『離婚して』と迫ってきてから状況が一変。俺が熱を入れすぎたせいで、彼女が本気になってしまい……。

彼女のことは好きだけど、それはあくまで遊びだから。専業主婦の妻に離婚を言い渡すことなんてできないし、家庭を捨ててまで彼女と一緒になる気はありません。

でも、それを正直に彼女に伝えると傷つけることになるし、何とか終わりにできないかと別れる方法ばかり考えるようになりました。

俺の様子がおかしいことに気がついた彼女が『奥さんにバラしてやる!』と妻のスマホに電話をかけようとしたり、いろいろあったけど、彼女が異動になって別の支社に行ってからは何とか落ち着きました。

彼女と離れて改めて妻のいる家で過ごす時間が増えたけど、ある日妻から『もう別れたの?』と訊かれてびっくり。

カマをかけられたと思って誤魔化したけど、

『浮気してるのは気づいてた。仕事って言いながら嬉しそうに出かけていくし、帰ってくれば香水の匂いがするし。あと、明細を見てもお給料増えてないよね? 誰だって気がつくよ』

と泣かれ、血の気が引く思いでした。

彼女との時間に浮かれていて細かいことに何も気を配っていなかった俺は、妻がずっと我慢していたことを今さらのように知りました。

彼女も傷つけて、妻も傷つけて、俺は一体何やってるんだろう。

そのときに浮気したことをものすごく後悔して。

黙って耐えていてくれた妻の気持ちを思うといたたまれなくて、正直に話してひたすら謝罪し、二度と浮気はしないと誓いました。

妻は許してくれたけど、次はないと思っています」(33歳/教員)

不倫がパートナーにバレてから後悔する男性は数多くいます。

不倫している最中は相手にのぼせ上がっていても、いざ元の生活に戻ると待っているのは配偶者を傷つけたという現実。たとえ証拠を掴まれていなくても、疑いを持ち続けながら一緒にいたんだという事実に今さらのようにひるむのですね。

「逆の立場ならどう? 奥さんを許せる?」と尋ねると、しばらく黙った後で

「……許せないかもしれない。我慢できない」

とポツリとこぼしました。

相手にされたら許容できないことを、自分は平気な顔でしていた。

それは、男としての不甲斐なさ、情けなさを浮き彫りにします。妻に甘え、家庭を捨てる覚悟もないまま不倫を続けることは、結局我が身に大きなダメージを与えることになるのです。

一度の不倫で懲りた彼は、今も家庭を大切にして仕事に精を出しています。

■【不倫後の結婚生活 2】「新しい相手を探したくてたまらない」

「結婚して5年になる妻には、セックスの回数が減ってきたし、生活にも新鮮味がなくなってきて、なんとなく物足りなさを感じていました。

趣味を増やしたくて入った登山のサークルで、独身の彼女と仲良くなったときは、正直チャンスだと思いましたね。

最初は、本気で浮気するなんて考えていなかったけど、ちょっと刺激のある時間がほしかった。

妻に黙ってふたりで食事に行くようになり、休日には近くの山に登ったりドライブしたり、気がつけば俺の方から積極的に誘っていたりして。

急に家を空けるようになった俺に妻は不満タラタラで、帰れば不機嫌そうな顔を見るのが嫌で、余計に彼女と過ごす時間が増えていきました。

彼女の方も楽しそうにしていたし、『これはいけるかな』と思っていたらある夜そんな雰囲気になってしまい、思い切ってホテルに誘うと彼女もOK。結局、それからは登山じゃなくセックスのために会うようになりました。

妻以外の女性を抱くのはすごく興奮しました。

平凡な容姿で特に女性にモテることはない俺でも、相手してくれる女性がいるのは嬉しかった。

結婚するまで経験も少なかったし、こんなこと本当にあるんだと思ったら、世界が変わったような感じで……。

それからは、今さらながら妻の女性らしさを忘れた姿や機嫌の悪さを隠そうともしない態度に腹が立ってしまい、家庭では口もきかないような状態に。

浮気がバレて離婚になってもいいかな、なんてことも考えるようになりました。

でも、そんな付き合いが半年くらい過ぎたある日、彼女の方から別れを切り出されました。

独身の男性を好きになったようで、その彼と付き合いたいから別れてくれと。

いきなりの話で慌てた俺はすがってしまい、『妻とは離婚するから捨てないでくれ』と言ったけど彼女の気持ちは変わらず。

結局そのまま彼女はサークルを辞めてしまい、音信不通になりました。

取り残された俺は、家庭に戻っても居場所がなく、妻とは相変わらず冷え切った関係。今さら仲直りする気にもなれません。

もう一度浮気したい。新しい相手がほしい。彼女と過ごした興奮が忘れられません」(29歳/公務員)

家庭に不満がある男性の場合、女性の都合で関係が終わると、精神的に大きなダメージを受ける人もいます。

結局、不倫は現実逃避、相手に去られてしまうとまた味気ない家庭に身を置かなければならないからです。

彼らには、不倫を後悔したという感覚はありません。

この男性は、「自分でも相手してくれる女性がいる現実」を知ったことで、いわば味をしめた状態。次を探せばいるんじゃないか、という希望を抱いています。

現在も結婚生活を続けたままサークルにも顔を出し、「次の相手」を物色していますが、なかなか見つからないようです。

そんな下心は、確実に周りに伝わります。

物欲しそうな様子は態度に出るし、それに簡単に応えてくれる女性はそういません。

慎重さに欠ければ、妻も夫の不審な動きにはすぐ気がつくでしょう。水面下で離婚の準備を進めても、夫にはわかりません。

男性はそんな自分を省みることがないまま、満足させてくれる相手をいつまでも探すことになります。

一度上手くいったからといって、次も確実にあるとは言えないのが不倫です。

一番大切にしなければならない家庭を蔑ろにしながらほかの女性を探しても、結局どちらからも見放される未来に気がつく必要があります。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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