衝撃の見た目! 極厚10cmのアメリカンなグルメピザに挑戦【オトナの美旅スタイル #25】
ビッグ・アップルならぬビッグ・ピザ! シカゴが発祥の驚きのピザをレポートします。
旅するジャーナリスト小野アムスデン道子です。
みなさん「アメリカン・グルメ」と聞いて何を想像しますか?
ハンバーガーにホットドッグ? フライドチキン? それもありですが、見た目に驚く衝撃のアメリカン・グルメは、シカゴのピザ。建築やアートで有名なこの街のピザはちょっと違うんです。
シカゴは、1871年の大火で街の大部分が焼け落ちて、そこからの復興に、建築家たちが手を差し伸べ、当時としては最新の近代建築が数多く集まった街。
鉄とガラスが美しいビル、ルネサンスアールデコの装飾が施されたビルなど、美しい高層ビルが立ち並びます。
こんな名建築の数々をミシガン湖に注ぐシカゴ川をクルーズしながら一挙に見る「ショアライン・サイトシーイング」なんてツアーもあります。
円形のとうもろこしのような「マリーナシティ」(下部は駐車場で車が見えてる!)や2009年完成のトランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーもさすがの目立ちよう。
■チーズがあふれる! ケーキのようなピザはクセになる味
さて、この大都会シカゴの名物グルメがピザ。
ピザと言っても、クリスピーピザをいつも食べている人には想像を絶する世界だと思うので、まずは台にのって運ばれて来た写真をお見せしましょう。
どうです? この厚み。ナイフを入れるともはやケーキを切り分けているような感じ。
こちら、シカゴ・ピザの名店「ジョルダーノズ」のスタッフド・ディープ・ディッシュ(Staffed Deep Dish) 。
鉄の丸い型に生地を敷き、チーズとスパイシーなトマトソース、それにペパロニやソーセージなどのミート、ピーマン、オニオン、マッシュルームといった野菜などメニューで選んだ具がたっぷり。とにかく糸を引くチーズの迫力がすごい。酸味とハーブも効いたトマトソースとこのたっぷりのチーズがクセになります。
こちらのお店は上の写真のように、食事時でなくても、常に人がレストランの外まで並ぶほどの人気を誇っています。
焼くのに40分ほどかかるので、時間は余裕を持たせて行くのがポイント。ひと切れだけでもかなりお腹が膨れるので、食べきれなければ遠慮せずに持ち帰りをお願いしましょう。
このジョルダーノズは、シカゴ市内だけで17店舗、郊外や他州含め65店舗に展開しています。
■豪快なピザを食べたい方は、日本の「デビルクラフト」へ!
ビルも大きければアウトドアのアート作品もでかいシカゴ。ぜひ、ショルダーノズで本場の厚みナンバーワンのどでかいピザを味わっていただきたいものです。
日本でどうしてもこのシカゴのピザを食べてみたいと言う人には、神田・浜松町・五反田にあるクラフトビール&シカゴ・ピザの「デビルクラフト」で、豪快な味に触れることができます。